よし、たまには『なにかの足し』になりそうなことを書くぞー。
2度手間、3度手間をくってしまう前に、ちょっとでも参考にしてみてください。
あるいは、『んなこと今まで考えたことなかったぜ』というあなた。こんな盲点もありますんで気をつけてくださいまし。
日本に住んでいない日本人が日本でパスポートを再更新する、住民票を日本の市町村からぬいてしまった日本人が戸籍の付票に表示された第一引越国から更に他国へ引越た後に日本でパスポートを再更新する、日本の市町村に住民票はなく外国には観光ビザで滞在している人が日本でパスポートを再更新する、なんてときにどうなるかといったこと、イギリスのビザステータス、国際結婚、中国のビザの申請方法、海外在住者が日本の住民票をとるなどがネタにされてます。また2008年1月下旬のパスポート申請体験について書いています。
祖国ニッポンに一時帰国して36時間経過。なんだか疲れてます(笑)。紅茶片手にコンピュータの中に避難してきた。はーはーぜーぜー。
現実は果てしなくめんどく、融通かきかない。インターネット上の情報収集のようなわけにはいくわけもなく、電車をのりかえ、道を横切り、あっちゃこっちゃ右往左往して全ての情報がそろうまで労力もかかるし、情報収集ができるのは、『窓口があいてる時間』だけ。うらら~。
今回の一時帰国中のto do listの一番上にあったのが、パスポートの再更新。有効期間ももう4ヶ月をきってるし、私のパスポートは損傷してるから、パスポートコントロールでうるさいオフィサーに出会ってしまうとめんどくさい。ということで、日本の住民票なしでパスポート更新する方法についてです。日本に住民票のない海外居住の日本人が日本国でパスポートの申請をする場合、日本での滞在先の住所のあるところのパスポートセンターでの申請ができる。
例えばあなたが名古屋人でも東京のホテルに泊まっているのであれば、東京の滞在先の住所(滞在しているホテルの住所)を記入して、東京都のパスポートセンターでの申請が可能だってことです。ふむふむ。
そして万人が記入する同じ申請用紙に他の人と同じように記入をします、10年ものと5年ものを選ぶということは別としてね。ここもいい。ネコも杓子もわかるがな。
そして一時帰国者居所申請申出書というのを窓口でもらってこれを記入して一緒に提出する。
この申出書なんだけど、3つ住所を書く事になる。滞在先住所(日本国内)、緊急連絡先(日本国内)と、在留国の住所(海外)。この現住所っていうのが、そもそもトリッキーなわけ。
この申出書は、このようにいってもらってください。
一時帰国者居所申請申出書ください。
一般旅客発給申請書をみて、
現住所って何ですか?
なんてバカな質問をしちゃうことになる。だってだって、現住所=連絡が一番簡単にとれる場所ということ?だとしたら国内なら実家を、さもなくば、中国の、いま生活の『ベース』があるところを書きたいのが人情ってもんよ。
現住所とは現在お住まいの住所ということです。
なんてバカな答えも返ってくる。
(からんでいるのではなくて、つぶらな瞳で聞いてる)
なんのために現住所を知らなくちゃいけないんですか?
なんて怪しい質問もせずにはいられない。
担当のおばちゃんの機嫌はどんどん悪く、態度はどんどん横柄になっていく、、、。
ちなみに私は、有楽町中央口前の東京都旅券課 有楽町分室(東京交通会館2階)に行きました。
. ●, 東京都で申請できるのは、東京都内に住民登録(現住所)をしている方です。 申請受付時間. 午前9時から午後7時まで. 午前9時から午後5時まで. 受取時間. 午前9時から午後7時まで
となっていますが、一時帰国者居所申請申出書を提出して申請する場合は例外だそう。
私は1999年12月に自分の住民票を住んでいたとある東京23区からぬいた。以来、日本に私の住民票は存在してない。
渡英ののち、英国で私は「市民権」を得た。住所有りーの、仕事有りーの、納税義務有りーの、国保有りーの、英国パスポート以外はとりあえずすべてゲット。
英国パスポートを取得しなかったのは(できなかったのではない)、日本政府が2つ異常のパスポートを持つ事を禁じているからだ。英国パスポートをもったら日本パスポートを持つ事はできない。
イギリスにいる時点で(正式な市民権を得た国に現住所がある間に)このパスポートの申請をしていれば、私はこんな盲点に気づく事もなく、患わされる事もなく、10歳年を取った新しい自分の写真がのってる新しいピカピカパスポートを1週間後に受け取って、the endだったはずなのに英国から中国に引越した(日本以外の国から日本以外の国への引越)ばっかりに、こんなレッスンを体験することになった。
皆さん、日本から住民票を抜いてしまった後で、きちんとした海外での住所が証明できないと、日本国内でのパスポートの申請を受理してくれませんよー。
気をつけてください。
↑事実です。問い合わせに問い合わせを重ね、有楽町のパスポートセンターの副責任者の方二人と電話ではなして確認した結果です。相談という窓口があり、このような例外的な場合はその相談窓口にいって相談することになるわけですが、担当のロン毛のおばちゃんは、愛想が悪いだけであんまりわかってなかったので、副責任者の方とトリッキーなところはお話をした方が、手間が省けます。だって短期間の一時帰国でこんなことに2日も3日も費やしたくないからね。
<愚痴>あたしなんて、最後に住民票のあった区役所へ行って、イギリス→中国の引越が記述されてい付票をもらってこいっていわれたのよ~。なんで日本の付票に外国間の引越が反映されるっちゅうの?それに付票って自分の戸籍のある市町村でもらうものでしょー。それにしても、たまにしか帰ってこない祖国ニッポンでいきなりあのおばちゃんのゾンザイな物言いで申請を拒否されたんで、へこんじゃったわよ。
私のパスポートを見ると、ご存知のとおり、私が日本人であること、私の生年月日、パスポートをどこで取得したのか等が『証明』されている。裏表紙に手書きで住所を書き込むところがあるが、ここに書かれていることは『証明』されたことではないから、効力はない。パスポートにはいろいろな国で過去10年間べたべたと押されたスタンプが乱列してる。そのスタンプにまじってときどき、ステッカー(ビザ)がはりつけてあるページがある。
上述の通り、私はイギリスでの滞在が許可されている。そしてそれを証明するステッカーもでーんと張ってある。そのステッカーは、無期限で英国で暮らしていいですよと言っている。これは東欧から、アフリカから、ありとあらゆるところからの移民の列に混ざってクロイドンのホームオフィスのビルの前で暗いうちから並んで、詰問(笑)をされた挙げ句、イギリスにエントリーしてから13ヶ月後に授けられたオフィシャルな代物だ。そのステッカーにはこう書かれている。
“given leave to remain in the united kingdom for an indefinite period”.
そして中国のLビザも4回とった。ロンドンで(本人が出向いていった当日に発行してもらえる)、東京で2回(東京にある在日中国大使館では、個人申請を認めていないので代理店を通しての申請となる。普通でいくと5日くらいかかるけど、費用を余計に払って急いでもらうこともできる。確か普通申請で5000円くらい)、そしてバンコクで1回(サムイ島に行った際はホテルの人にパスポートを預けて任せてしまった。日本で取得するよりも費用がかかった。確か1万円くらい払ったと思うが手間知らず)。この私がとったチュウゴクへの入国ビザは3ヶ月有効の観光ビザ(Lビザ)である。
中国では、中国語の学校に通っているが、学生ビザが申請できるほど身を入れて通っていない(笑)。観光ビザなので労働も許可されていない。つまり、私には中国では観光客以上のステータスはないってこと。
私の場合は、この一時帰国者居所申請申出書に現住所として書き込んで認めてもらえるような、海外滞在の証拠となるようなれっきとしたビザはイギリスのホームオフィスの発行したビザで、労働オーケー、居住オーケー、納税お願いねーってなビザである。ところが観光ビザで入国、滞在しているような状況では『居住している』ことにはならぬという。私の生活、私のパーソナルビロンギングス全てが中国にあったとて、そこが私の現住所とは認めてもらえない。イギリスの住所も勿論違う。- だってもう住んでないもん。フラット引き払ってるし。日本の実家を使っちまえという訳にもいかぬ。- だって住民票ないから。
ってことは何よ?
どこが私の現住所よ?
私はアウトロー?
かげろう?
でっでも、法もおかしてないし、パスポートも本物だし、私は日本人だしさー、ねーねーどうにかならないの?
日本人が日本人でパスポートの更新ができないってまじ?
<愚痴>海外滞在者=駐在員、留学生(つまり数年後には日本に帰ってくることを見込んで外国暮らししている)だけじゃないって風にはなかなかならないのね~。移民とかする人あんまりいないだろうし。籍を入れずに同棲っていうのも日本じゃ市民権を得てないのかしら?会社とか学校とかそういう組織に属さない人が入るカテゴリーって確保されてんのかな~?
日本人が日本人でパスポートの更新ができない場合があるっていうのはまじでした。そして自分がその大将だった。
戸籍の付票というのをとってみると、私が○○年××月に英国に転出とされている。英国を後にする時、私は在英日本大使館にいって、その旨、報告してきた。中国いきますって。
が、こんな日本国外の引越情報が日本の市町村のシステムとシンクしてるわけがない。なので、戸籍の付票をとったところで、表記されているのは『英国へ転出』とあるだけで、私の中国滞在については一切触れていない(そしてこれから先も、入籍、出産、死別したとかいう以外はいちいち、その本人が国から国へと移り住んだとしても付票には反映されない)。
それでは中国の住所で必ず住んでいるという証明になるものはどんなものが、、、ということについては、そんじょそこらのものではやはり認めてもらえないらしい。学生ビザとか労働ビザとか、賃貸契約とかそういうものは考慮してくれるみたいだけど、地元の警察に届け出た居住証明書のようなものなどではダメらしい。そんなこと旅券センターのホームページに書いてなかったよね?
そもそも私の戸籍をみてみると、『英国にいる』ってところから私の一人戸籍は始まっているんで、その前のことは一切記述されていない(外国人と結婚した場合、日本人が世帯主となるらしい)。
じゃあ、どうしたらいいのよ?
ということになるのだが、海外の日本大使館でであれば、別に定住所がなかろうと、失業中でも、割と簡単に日本人なら誰でも申請を受け付けてもらえるらしい(ただし、その国によって日本大使館/領事館ではどうにもできないその国の規定や条件が違うはず)。なので、出先でとっとととってしまうの方がいいのかも。
結果的に今回私に残されたオプションは2つ。
日本じゃとれないから、中国にこのまま戻って現地申請をする。
もしくは、
日本の住民票をとる。
結局どうしたかというと、とりあえず、日本の住民票をとってみた。9年ぶりの住民票、嬉しいなー。←結構うかれてる。
ただし、住民票をとってしまうと、住民税、国民健康保険、国民年金などの支払い義務が発生するから気をつけて。住民税はその年の1月1日に住民票があったか否かで支払い義務の有無が決まるそうだ(こういうのってその市町村によって違うことが多いわよね?だからご自分の市町村に問い合わせてみてください)。住民税は日本で所得がなければ払わなくていいそうだ。国民年金は日本国内で年金に入っていなければ国民年金加入は免れないらしいが、短期滞在で住民票をまた抜いてしまう予定がある場合は考慮されることもあるとか。でもねーこの後に及んで、『年金手帳ありますか?』なんていわれても最後に年金手帳みたのがいつなのか全く覚えてないの。
国保も使えるようになったから、今回の一時帰国はメディカルツアーにしちゃおう。だいぶがたがきてるしね。
ということで、
滞在1日目=有楽町の旅券センターに無駄足運んで、相談係の人に教えてもらった事も間違っていて、浪費。
滞在2日目=電話問い合わせ。市町村で市民課、国民健康保険課、国民年金課をはしごして終わり。
滞在3日目/4日目=土日なので、申請には行けず。
滞在5日目=パスポート申請
ということになりそうです。光陰矢の如し。
<後日談>
パスポートの申請は、戸籍のある都道府県に出向いて改めてすることになりました。晴れてシンピカパスポートを手にすることができましたが、そうこうしているうちに、旧正月(春節)がやってきてしまい、中国大使館が1週間閉館となり、私の日本滞在は1週間延びたのでした。
2度手間、3度手間をくってしまう前に、ちょっとでも参考にしてみてください。
あるいは、『んなこと今まで考えたことなかったぜ』というあなた。こんな盲点もありますんで気をつけてくださいまし。
日本に住んでいない日本人が日本でパスポートを再更新する、住民票を日本の市町村からぬいてしまった日本人が戸籍の付票に表示された第一引越国から更に他国へ引越た後に日本でパスポートを再更新する、日本の市町村に住民票はなく外国には観光ビザで滞在している人が日本でパスポートを再更新する、なんてときにどうなるかといったこと、イギリスのビザステータス、国際結婚、中国のビザの申請方法、海外在住者が日本の住民票をとるなどがネタにされてます。また2008年1月下旬のパスポート申請体験について書いています。
祖国ニッポンに一時帰国して36時間経過。なんだか疲れてます(笑)。紅茶片手にコンピュータの中に避難してきた。はーはーぜーぜー。
現実は果てしなくめんどく、融通かきかない。インターネット上の情報収集のようなわけにはいくわけもなく、電車をのりかえ、道を横切り、あっちゃこっちゃ右往左往して全ての情報がそろうまで労力もかかるし、情報収集ができるのは、『窓口があいてる時間』だけ。うらら~。
今回の一時帰国中のto do listの一番上にあったのが、パスポートの再更新。有効期間ももう4ヶ月をきってるし、私のパスポートは損傷してるから、パスポートコントロールでうるさいオフィサーに出会ってしまうとめんどくさい。ということで、日本の住民票なしでパスポート更新する方法についてです。日本に住民票のない海外居住の日本人が日本国でパスポートの申請をする場合、日本での滞在先の住所のあるところのパスポートセンターでの申請ができる。
例えばあなたが名古屋人でも東京のホテルに泊まっているのであれば、東京の滞在先の住所(滞在しているホテルの住所)を記入して、東京都のパスポートセンターでの申請が可能だってことです。ふむふむ。
そして万人が記入する同じ申請用紙に他の人と同じように記入をします、10年ものと5年ものを選ぶということは別としてね。ここもいい。ネコも杓子もわかるがな。
そして一時帰国者居所申請申出書というのを窓口でもらってこれを記入して一緒に提出する。
この申出書なんだけど、3つ住所を書く事になる。滞在先住所(日本国内)、緊急連絡先(日本国内)と、在留国の住所(海外)。この現住所っていうのが、そもそもトリッキーなわけ。
この申出書は、このようにいってもらってください。
一時帰国者居所申請申出書ください。
一般旅客発給申請書をみて、
現住所って何ですか?
なんてバカな質問をしちゃうことになる。だってだって、現住所=連絡が一番簡単にとれる場所ということ?だとしたら国内なら実家を、さもなくば、中国の、いま生活の『ベース』があるところを書きたいのが人情ってもんよ。
現住所とは現在お住まいの住所ということです。
なんてバカな答えも返ってくる。
(からんでいるのではなくて、つぶらな瞳で聞いてる)
なんのために現住所を知らなくちゃいけないんですか?
なんて怪しい質問もせずにはいられない。
担当のおばちゃんの機嫌はどんどん悪く、態度はどんどん横柄になっていく、、、。
ちなみに私は、有楽町中央口前の東京都旅券課 有楽町分室(東京交通会館2階)に行きました。
. ●, 東京都で申請できるのは、東京都内に住民登録(現住所)をしている方です。 申請受付時間. 午前9時から午後7時まで. 午前9時から午後5時まで. 受取時間. 午前9時から午後7時まで
となっていますが、一時帰国者居所申請申出書を提出して申請する場合は例外だそう。
私は1999年12月に自分の住民票を住んでいたとある東京23区からぬいた。以来、日本に私の住民票は存在してない。
渡英ののち、英国で私は「市民権」を得た。住所有りーの、仕事有りーの、納税義務有りーの、国保有りーの、英国パスポート以外はとりあえずすべてゲット。
英国パスポートを取得しなかったのは(できなかったのではない)、日本政府が2つ異常のパスポートを持つ事を禁じているからだ。英国パスポートをもったら日本パスポートを持つ事はできない。
イギリスにいる時点で(正式な市民権を得た国に現住所がある間に)このパスポートの申請をしていれば、私はこんな盲点に気づく事もなく、患わされる事もなく、10歳年を取った新しい自分の写真がのってる新しいピカピカパスポートを1週間後に受け取って、the endだったはずなのに英国から中国に引越した(日本以外の国から日本以外の国への引越)ばっかりに、こんなレッスンを体験することになった。
皆さん、日本から住民票を抜いてしまった後で、きちんとした海外での住所が証明できないと、日本国内でのパスポートの申請を受理してくれませんよー。
気をつけてください。
↑事実です。問い合わせに問い合わせを重ね、有楽町のパスポートセンターの副責任者の方二人と電話ではなして確認した結果です。相談という窓口があり、このような例外的な場合はその相談窓口にいって相談することになるわけですが、担当のロン毛のおばちゃんは、愛想が悪いだけであんまりわかってなかったので、副責任者の方とトリッキーなところはお話をした方が、手間が省けます。だって短期間の一時帰国でこんなことに2日も3日も費やしたくないからね。
<愚痴>あたしなんて、最後に住民票のあった区役所へ行って、イギリス→中国の引越が記述されてい付票をもらってこいっていわれたのよ~。なんで日本の付票に外国間の引越が反映されるっちゅうの?それに付票って自分の戸籍のある市町村でもらうものでしょー。それにしても、たまにしか帰ってこない祖国ニッポンでいきなりあのおばちゃんのゾンザイな物言いで申請を拒否されたんで、へこんじゃったわよ。
私のパスポートを見ると、ご存知のとおり、私が日本人であること、私の生年月日、パスポートをどこで取得したのか等が『証明』されている。裏表紙に手書きで住所を書き込むところがあるが、ここに書かれていることは『証明』されたことではないから、効力はない。パスポートにはいろいろな国で過去10年間べたべたと押されたスタンプが乱列してる。そのスタンプにまじってときどき、ステッカー(ビザ)がはりつけてあるページがある。
上述の通り、私はイギリスでの滞在が許可されている。そしてそれを証明するステッカーもでーんと張ってある。そのステッカーは、無期限で英国で暮らしていいですよと言っている。これは東欧から、アフリカから、ありとあらゆるところからの移民の列に混ざってクロイドンのホームオフィスのビルの前で暗いうちから並んで、詰問(笑)をされた挙げ句、イギリスにエントリーしてから13ヶ月後に授けられたオフィシャルな代物だ。そのステッカーにはこう書かれている。
“given leave to remain in the united kingdom for an indefinite period”.
そして中国のLビザも4回とった。ロンドンで(本人が出向いていった当日に発行してもらえる)、東京で2回(東京にある在日中国大使館では、個人申請を認めていないので代理店を通しての申請となる。普通でいくと5日くらいかかるけど、費用を余計に払って急いでもらうこともできる。確か普通申請で5000円くらい)、そしてバンコクで1回(サムイ島に行った際はホテルの人にパスポートを預けて任せてしまった。日本で取得するよりも費用がかかった。確か1万円くらい払ったと思うが手間知らず)。この私がとったチュウゴクへの入国ビザは3ヶ月有効の観光ビザ(Lビザ)である。
中国では、中国語の学校に通っているが、学生ビザが申請できるほど身を入れて通っていない(笑)。観光ビザなので労働も許可されていない。つまり、私には中国では観光客以上のステータスはないってこと。
私の場合は、この一時帰国者居所申請申出書に現住所として書き込んで認めてもらえるような、海外滞在の証拠となるようなれっきとしたビザはイギリスのホームオフィスの発行したビザで、労働オーケー、居住オーケー、納税お願いねーってなビザである。ところが観光ビザで入国、滞在しているような状況では『居住している』ことにはならぬという。私の生活、私のパーソナルビロンギングス全てが中国にあったとて、そこが私の現住所とは認めてもらえない。イギリスの住所も勿論違う。- だってもう住んでないもん。フラット引き払ってるし。日本の実家を使っちまえという訳にもいかぬ。- だって住民票ないから。
ってことは何よ?
どこが私の現住所よ?
私はアウトロー?
かげろう?
でっでも、法もおかしてないし、パスポートも本物だし、私は日本人だしさー、ねーねーどうにかならないの?
日本人が日本人でパスポートの更新ができないってまじ?
<愚痴>海外滞在者=駐在員、留学生(つまり数年後には日本に帰ってくることを見込んで外国暮らししている)だけじゃないって風にはなかなかならないのね~。移民とかする人あんまりいないだろうし。籍を入れずに同棲っていうのも日本じゃ市民権を得てないのかしら?会社とか学校とかそういう組織に属さない人が入るカテゴリーって確保されてんのかな~?
日本人が日本人でパスポートの更新ができない場合があるっていうのはまじでした。そして自分がその大将だった。
戸籍の付票というのをとってみると、私が○○年××月に英国に転出とされている。英国を後にする時、私は在英日本大使館にいって、その旨、報告してきた。中国いきますって。
が、こんな日本国外の引越情報が日本の市町村のシステムとシンクしてるわけがない。なので、戸籍の付票をとったところで、表記されているのは『英国へ転出』とあるだけで、私の中国滞在については一切触れていない(そしてこれから先も、入籍、出産、死別したとかいう以外はいちいち、その本人が国から国へと移り住んだとしても付票には反映されない)。
それでは中国の住所で必ず住んでいるという証明になるものはどんなものが、、、ということについては、そんじょそこらのものではやはり認めてもらえないらしい。学生ビザとか労働ビザとか、賃貸契約とかそういうものは考慮してくれるみたいだけど、地元の警察に届け出た居住証明書のようなものなどではダメらしい。そんなこと旅券センターのホームページに書いてなかったよね?
そもそも私の戸籍をみてみると、『英国にいる』ってところから私の一人戸籍は始まっているんで、その前のことは一切記述されていない(外国人と結婚した場合、日本人が世帯主となるらしい)。
じゃあ、どうしたらいいのよ?
ということになるのだが、海外の日本大使館でであれば、別に定住所がなかろうと、失業中でも、割と簡単に日本人なら誰でも申請を受け付けてもらえるらしい(ただし、その国によって日本大使館/領事館ではどうにもできないその国の規定や条件が違うはず)。なので、出先でとっとととってしまうの方がいいのかも。
結果的に今回私に残されたオプションは2つ。
日本じゃとれないから、中国にこのまま戻って現地申請をする。
もしくは、
日本の住民票をとる。
結局どうしたかというと、とりあえず、日本の住民票をとってみた。9年ぶりの住民票、嬉しいなー。←結構うかれてる。
ただし、住民票をとってしまうと、住民税、国民健康保険、国民年金などの支払い義務が発生するから気をつけて。住民税はその年の1月1日に住民票があったか否かで支払い義務の有無が決まるそうだ(こういうのってその市町村によって違うことが多いわよね?だからご自分の市町村に問い合わせてみてください)。住民税は日本で所得がなければ払わなくていいそうだ。国民年金は日本国内で年金に入っていなければ国民年金加入は免れないらしいが、短期滞在で住民票をまた抜いてしまう予定がある場合は考慮されることもあるとか。でもねーこの後に及んで、『年金手帳ありますか?』なんていわれても最後に年金手帳みたのがいつなのか全く覚えてないの。
国保も使えるようになったから、今回の一時帰国はメディカルツアーにしちゃおう。だいぶがたがきてるしね。
ということで、
滞在1日目=有楽町の旅券センターに無駄足運んで、相談係の人に教えてもらった事も間違っていて、浪費。
滞在2日目=電話問い合わせ。市町村で市民課、国民健康保険課、国民年金課をはしごして終わり。
滞在3日目/4日目=土日なので、申請には行けず。
滞在5日目=パスポート申請
ということになりそうです。光陰矢の如し。
<後日談>
パスポートの申請は、戸籍のある都道府県に出向いて改めてすることになりました。晴れてシンピカパスポートを手にすることができましたが、そうこうしているうちに、旧正月(春節)がやってきてしまい、中国大使館が1週間閉館となり、私の日本滞在は1週間延びたのでした。