on my birthday - 誕生日によせて

時差ぼけで、顔が土色になりながらも、めずらしくボーイフレンドが12時近いのに起きとんなーと思っていたら、彼は彼なりに、アメリカでこっそり誕生日カードを買って、気づかれないようにカードにメッセージを書き、ベッドの中にひそめていたらしい。気持ちは可愛いけど、なんだったんだ、あの顔色は?

誕生日の朝、6時にぱっちりと目を覚まして(珍しい)、中国語の学校へ。いつも通り軽く(笑)お勉強して、約1ヶ月ぶりで、お気に入りの女の子にフェイシャルをしてもらった。このエステシャンの女の子がまたかわゆいのだ。めんこくて、めんこくて家に連れ帰りたくなる(笑)。機転のきく子と見えて、いろんなことがスポットオン!かゆいところに手が届くとはこのことじゃ。
蒸しタオルの熱さとかマッサージの感じとかいろんなことがほんとよくツボを心得ておる。くるしゅうない、くるしゅうない。

なかなかはっきりとモノをいうところもかわいくてしょうがない理由のひとつ。

「今日は居眠りしてなかったみたいですけど、疲れてないんですか?」とか(先日うっかり軽いいびきをかいていたことを勿論彼女はいっているのだ)、「すごい肌が感想してますよ」とかいってくる。
そして今日は、「最初に来た頃は一言も中国語がわからなかったのに、最近ようやく少しは解るようになってきたみたいですね」だって(笑)。

エネルギーを一切セーブしようとしないで労を厭わず、仕事に従事している人に出会うのが好きだ。店員さんでも、イントラでも、ウェイターでも、タクシーの運ちゃんでも、ジゴロでも。
そういう人に会うと、元気がでる。怠け心も正される。

私にはビッチーな要素がいっぱいつまってる。「あんたは底意地が悪い」って言われて育ったし(笑)、現在のボーイフレンドも歴代のボーイフレンズも、「そこまで言うか/やるか」って度肝を抜かれることも多かったと思う。ビッチーなライバルとの対決なんかも結構内心楽しんでいたりする。
若かりしころ、私がどこにいっても最年少であったころ、30歳なんて永遠に近いほど遠い話しで、30歳にもなる女性がその歳になってまで「もてたい」とか「きれいになりたい」とかいう気持ちを持ってるなんて信じられなかった。

- もうとっくに終わってんのに、、、、。

って思ってた。
自分の性格を知っての上で、自分は目の前にちらつく麗しきギャルたちを目の敵にするおばさんになるのだろうとてっきり思ってきたけれど、(今のところ)ちょっと違う。

若い女の子達がむしろ可愛くて仕方がない。まさにadorable!というのがふさわしい。
ここ中国では、おしゃれを頑張ってしまったばかりに、チンドン屋状態になってしまった女の子なども元気に闊歩してる。まだ洗練されたりあか抜けたり、無難なところに落ち着いてしまう前の試行錯誤状態の女の子は、微笑ましく、かわいらしい。別に中国に限った事ではない。アメリカでもイギリスでに勿論日本でも、ぷるぷるお肌の、ぷりぷりおっぱいの、白髪フリーの若い子たちに接するのは、劣等感を刺激するのでもなく、単に楽しいのだ。

結構あたしっていいおばさんかもな。。。

と40歳の誕生日にもの思ふ。