foot massage
遅まきながら、フットマッサージを(中国で)初体験して参りました。英国リフレクソロジー(本場であるはずのイギリスではあまり、このマッサージがイギリスものだという自覚、認識はないように思えますが)、日本の指圧、タイマッサージ、いろいろあれど、現地ものを試してみようじゃありませんか。
現在住んでいるアパートと同じ敷地内に年末オープンしたばかりのマッサージスパ。フランス語のネーミングがついてたりして、どんなところでどんなことをやってくれるのかしらと開店当初のぞきにいったときは、気まずい「閑古鳥」状態。施設をあれこれ案内してくれたのはよいのですが、ぞろぞろと何人ものひとと連れ立ち、あちらが片言英語なら、こちらは中国語学力ゼロと、会話不可能状態、なんとなく気まずく不可解なまま帰って来てしまいました。いくら偵察にいってもどんなマッサージなのかといったうんちくは得られそうになさそうなので、これは試した方が良さそうだと、鉛色の空の下、いざ出陣。
さぶーっ。
でも徒歩で2分くらいなので耐えられるというもの。
90分のフットマッサージコースを体験。もしも90分も、ぐりぐりされまくってしまう「いててててっ」系のマッサージだったら耐えられるのだろうか? かといって、イギリスで試したリフレクソロジーのように、「なでなで」系のマッサージだったら、何も感じぬままの退屈な不完全燃焼状態で90分もじっとしてることができるのだろうか?なんの前置きも説明もなく、されるがままになるしかなくて、どんなことが繰り広げられるのかいまいちわからないで90分かぁ、、、はっきりいって不安でした。
案内係の女性は"come this way"と私を誘導します。するといきなり、"boy or girl"と言われ、はじめはなんのことだかわかりませんでした。
「はて、わたくし、妊娠してたかしら?」なんて。。。
どうも聞いてみると、マッサージ師の性別が選べるらしい。はい、男の子を選んでみました(笑)。
あどけない少年が私が注文したウーロン茶をもってきてくれました。茶葉は緑が買っていて大きく、日本でみたことのあるウーロンとはちがいます。はっぱの大きい金魚鉢の中の水草のやうな。。。でも、なるほど美味しい。今度買って自宅でいれてみることにしましょうか、、、。ミルクをいれていただくイギリスの紅茶とはまた違ったよさというもの。
この少年がマッサージをしてくれるのかと思いきや、この少年、どうやら「ティーボーイ」だったらしく、消えていきました。
またしてもあどけない少年が気の樽にビニール袋をかぶせ、中に茶色いお湯がはってあるといったものを抱えて個室に入ってきました。足を樽の中につけろといっているようです。この茶色いお湯ですが、多分、泡足片をいれたものだと思われました。
泡足片
一度1つだけ残っていたのをスーパーでみつけて購入し、なんとなく良いような気がしたのですが、その後何処を探しても見つからず、探して探して諦めかけたときに、ウォルマートに行ったら腐るほど売っていました。
茶色いタブレットなのですが、これをお湯に溶かして足をつけると、どうも良いらしいのです。どう良いかって、水虫、あかぎれ、角質の除去などなど、つまり基本的なフットケアとして誰が使っても良いということだと思います。その茶色はいかにも「漢方」といった色をしています。お湯もかなり熱めです(摂氏45度)。臭いはあまりありません。
かなり「あちちっ」のお湯にかなり長い間足をつけておりました。その間に、またマッサージボーイがやってきて型から腕にかけてマッサージをはじめました。フットマッサージをお願いしたはずだけど、誤解が生じてボディーマッサージになってしまうのかしら??何?
肩のマッサージはかなり「痛め」でした。
きちんと私の要望を分かってくれていたようで、本日のメインディッシュ? フットマッサージが始まりました。
この時点で30分経過。残すところ60分。
個室には絢爛とした(いかにも中国っぽい)赤の一人がけソファーが2脚。壁にはテレビが備え付けてあり、中国の歌謡番組が放映されていましたからそのままにしておきました。「マッサージ、ホリスティックなボディーケア→アースカラーが基調になったインテリア」とならないの中国。またしてもやられたり。きっと婚便とガーデンのサンクチュアリにはこんな赤いソファはないはず(笑)。
右足を15分、そして左に移り30分、また右足に戻って15分といったところでしょうか?このいたいけなマッサージボーイ、、、、さすがでした。お見事。的を得ている。彼のおさえてくるつぼに、しっかりと彼のマッサージ師としての心得を感じます。1ミリでも狂っちゃったら痛いだけ、といったようなところも狂いなく探し当てていきます。もうお任せ状態です。
というわけで、どうだったかというと、かなり気持ちよかったのです。最後に足から脚の方にも手を伸ばし、軽いストレッチやなにかまでしてくれちゃいました。
人なつっこめの人柄らしく、いろいろ聞いてくれるのは嬉しいのですが、中国語を聞いても、音でしかなくて、、、。英語で聞き返すと、どうも英語は彼にとって音でしかなさそうだし。まさに両成敗。中国語べんきょうしなくちゃ。
90分が長過ぎるなんてことはぜんぜんありませんでした。最後まで「まだやめないで」って思いましたから。最後に彼がどうも、私には肩の故障があって、胃が悪く、不眠があるといったようなことを言いました。あーん、知りたい。何て彼がいってるのか知りたいし、どうしてそう思うのか、詳しく知りたい!と思っても無理。肩も両肩なのか片方なのか、指を指しているのは胃なのか腸なのか、あるいは子宮などと行った婦人科系なのか分からない。寝るのが悪いみたいなことをいってるのも、つまり不眠症だといってるのか、寝方が悪いといってるのか、、、、。
どうしても知りたかった私は、中国語でもいいからといって、紙に記述してもらいました。それを語学学校の先生に訳してもらうと、、、消化が悪く、肩な長い間故障しているとみえ、夜良く眠れていないようということ(なーんだもっと深く言ってくれてると思ったのに)。で、ちゃっかりと、だから頻繁にマッサージをしにきましょうと最後には結んである(笑)。
確かに、右肩の故障は、故障をしてから何年も経っていて快方にはずっと向かっていません(この故障は英国でスポーツセラピストにマッサージをしてもらったとき、認識してもらえなかった故障)。胃は自覚なし。不眠症でないけれど、マッサージを受けた日の2、3日は確かに眠れぬ夜をすごしていた、、、、。あたるもあたらぬも、なんともいえぬというところでした。でも足の裏のこりが柔軟になって、マッサージのときに使っていたローションで足がすべすべになったような気がして、体も軽くなったような気がして気分よくマッサージスパを後にしました。十分気持ちよかったし、後味も良。まあこんなところでしょう。
が、その翌朝、右足の故障のための痛みがすこし違うような気がしました。それだけではなく、すごい解毒作用があったようで、、、、(以前飛び入りで参加したヨガがなぜかやたらとつぼにはいりその日の夜ものすごい解毒効果をあらわしたときにとても似ていました)、知らずのうちに溜まった毒素がすっかり追い出されたようです。滞って動いていなかった消化器官が急にアクティブになったといった感じ(っこれってマッサージボーイがいった消化に問題があるっていうこと?)。
今度はボディマッサージに挑戦してみようっと。いろんな故障を発見されちゃいそうです。
このマッサージボーイですが、最後に自己紹介をしてくれました。
自分の右胸についた名札を指して、「ナンバーナイン」。
名札には名前はなく009と表してありました。
数字でヒトを覚えるなんて、、、、。
遅まきながら、フットマッサージを(中国で)初体験して参りました。英国リフレクソロジー(本場であるはずのイギリスではあまり、このマッサージがイギリスものだという自覚、認識はないように思えますが)、日本の指圧、タイマッサージ、いろいろあれど、現地ものを試してみようじゃありませんか。
現在住んでいるアパートと同じ敷地内に年末オープンしたばかりのマッサージスパ。フランス語のネーミングがついてたりして、どんなところでどんなことをやってくれるのかしらと開店当初のぞきにいったときは、気まずい「閑古鳥」状態。施設をあれこれ案内してくれたのはよいのですが、ぞろぞろと何人ものひとと連れ立ち、あちらが片言英語なら、こちらは中国語学力ゼロと、会話不可能状態、なんとなく気まずく不可解なまま帰って来てしまいました。いくら偵察にいってもどんなマッサージなのかといったうんちくは得られそうになさそうなので、これは試した方が良さそうだと、鉛色の空の下、いざ出陣。
さぶーっ。
でも徒歩で2分くらいなので耐えられるというもの。
90分のフットマッサージコースを体験。もしも90分も、ぐりぐりされまくってしまう「いててててっ」系のマッサージだったら耐えられるのだろうか? かといって、イギリスで試したリフレクソロジーのように、「なでなで」系のマッサージだったら、何も感じぬままの退屈な不完全燃焼状態で90分もじっとしてることができるのだろうか?なんの前置きも説明もなく、されるがままになるしかなくて、どんなことが繰り広げられるのかいまいちわからないで90分かぁ、、、はっきりいって不安でした。
案内係の女性は"come this way"と私を誘導します。するといきなり、"boy or girl"と言われ、はじめはなんのことだかわかりませんでした。
「はて、わたくし、妊娠してたかしら?」なんて。。。
どうも聞いてみると、マッサージ師の性別が選べるらしい。はい、男の子を選んでみました(笑)。
あどけない少年が私が注文したウーロン茶をもってきてくれました。茶葉は緑が買っていて大きく、日本でみたことのあるウーロンとはちがいます。はっぱの大きい金魚鉢の中の水草のやうな。。。でも、なるほど美味しい。今度買って自宅でいれてみることにしましょうか、、、。ミルクをいれていただくイギリスの紅茶とはまた違ったよさというもの。
この少年がマッサージをしてくれるのかと思いきや、この少年、どうやら「ティーボーイ」だったらしく、消えていきました。
またしてもあどけない少年が気の樽にビニール袋をかぶせ、中に茶色いお湯がはってあるといったものを抱えて個室に入ってきました。足を樽の中につけろといっているようです。この茶色いお湯ですが、多分、泡足片をいれたものだと思われました。
泡足片
一度1つだけ残っていたのをスーパーでみつけて購入し、なんとなく良いような気がしたのですが、その後何処を探しても見つからず、探して探して諦めかけたときに、ウォルマートに行ったら腐るほど売っていました。
茶色いタブレットなのですが、これをお湯に溶かして足をつけると、どうも良いらしいのです。どう良いかって、水虫、あかぎれ、角質の除去などなど、つまり基本的なフットケアとして誰が使っても良いということだと思います。その茶色はいかにも「漢方」といった色をしています。お湯もかなり熱めです(摂氏45度)。臭いはあまりありません。
かなり「あちちっ」のお湯にかなり長い間足をつけておりました。その間に、またマッサージボーイがやってきて型から腕にかけてマッサージをはじめました。フットマッサージをお願いしたはずだけど、誤解が生じてボディーマッサージになってしまうのかしら??何?
肩のマッサージはかなり「痛め」でした。
きちんと私の要望を分かってくれていたようで、本日のメインディッシュ? フットマッサージが始まりました。
この時点で30分経過。残すところ60分。
個室には絢爛とした(いかにも中国っぽい)赤の一人がけソファーが2脚。壁にはテレビが備え付けてあり、中国の歌謡番組が放映されていましたからそのままにしておきました。「マッサージ、ホリスティックなボディーケア→アースカラーが基調になったインテリア」とならないの中国。またしてもやられたり。きっと婚便とガーデンのサンクチュアリにはこんな赤いソファはないはず(笑)。
右足を15分、そして左に移り30分、また右足に戻って15分といったところでしょうか?このいたいけなマッサージボーイ、、、、さすがでした。お見事。的を得ている。彼のおさえてくるつぼに、しっかりと彼のマッサージ師としての心得を感じます。1ミリでも狂っちゃったら痛いだけ、といったようなところも狂いなく探し当てていきます。もうお任せ状態です。
というわけで、どうだったかというと、かなり気持ちよかったのです。最後に足から脚の方にも手を伸ばし、軽いストレッチやなにかまでしてくれちゃいました。
人なつっこめの人柄らしく、いろいろ聞いてくれるのは嬉しいのですが、中国語を聞いても、音でしかなくて、、、。英語で聞き返すと、どうも英語は彼にとって音でしかなさそうだし。まさに両成敗。中国語べんきょうしなくちゃ。
90分が長過ぎるなんてことはぜんぜんありませんでした。最後まで「まだやめないで」って思いましたから。最後に彼がどうも、私には肩の故障があって、胃が悪く、不眠があるといったようなことを言いました。あーん、知りたい。何て彼がいってるのか知りたいし、どうしてそう思うのか、詳しく知りたい!と思っても無理。肩も両肩なのか片方なのか、指を指しているのは胃なのか腸なのか、あるいは子宮などと行った婦人科系なのか分からない。寝るのが悪いみたいなことをいってるのも、つまり不眠症だといってるのか、寝方が悪いといってるのか、、、、。
どうしても知りたかった私は、中国語でもいいからといって、紙に記述してもらいました。それを語学学校の先生に訳してもらうと、、、消化が悪く、肩な長い間故障しているとみえ、夜良く眠れていないようということ(なーんだもっと深く言ってくれてると思ったのに)。で、ちゃっかりと、だから頻繁にマッサージをしにきましょうと最後には結んである(笑)。
確かに、右肩の故障は、故障をしてから何年も経っていて快方にはずっと向かっていません(この故障は英国でスポーツセラピストにマッサージをしてもらったとき、認識してもらえなかった故障)。胃は自覚なし。不眠症でないけれど、マッサージを受けた日の2、3日は確かに眠れぬ夜をすごしていた、、、、。あたるもあたらぬも、なんともいえぬというところでした。でも足の裏のこりが柔軟になって、マッサージのときに使っていたローションで足がすべすべになったような気がして、体も軽くなったような気がして気分よくマッサージスパを後にしました。十分気持ちよかったし、後味も良。まあこんなところでしょう。
が、その翌朝、右足の故障のための痛みがすこし違うような気がしました。それだけではなく、すごい解毒作用があったようで、、、、(以前飛び入りで参加したヨガがなぜかやたらとつぼにはいりその日の夜ものすごい解毒効果をあらわしたときにとても似ていました)、知らずのうちに溜まった毒素がすっかり追い出されたようです。滞って動いていなかった消化器官が急にアクティブになったといった感じ(っこれってマッサージボーイがいった消化に問題があるっていうこと?)。
今度はボディマッサージに挑戦してみようっと。いろんな故障を発見されちゃいそうです。
このマッサージボーイですが、最後に自己紹介をしてくれました。
自分の右胸についた名札を指して、「ナンバーナイン」。
名札には名前はなく009と表してありました。
数字でヒトを覚えるなんて、、、、。