european wine vs beijing beer

なぜだか知らぬが、ここ中国で飲むワインがまずいのです。いままでに何本のワインを、ボトルを開けた後、料理用ワインとして使うはめになったか、、、。
暖かい店内に陳列されたワインは、あまり売れ行きもよくないようなので、何ヶ月もそうして棚の上で立ち尽くすことになり、劣化してしまうのでしょう。またイギリスでのお手頃価格のオーケーなテーブルワインと同じ予算で中国で買えるワインは高い輸入税が上乗せされた上でその価格なので、かなりチープなワインであることがいとも簡単に予想されるわけで、、、。赤ワインよりも白ワインの方が失敗が少ないのかなあと思ってみたり、、、。。貯蔵していた赤ワインの方は全滅しましたが、4、5年前にニュージーランドで試飲して買った白ワインはこの後に及んでもまったく大丈夫でした。思い起こせば、ヨーロッパには無名ながらお手頃でおいしいワインがたくさんあったものです。ギリシャ、キプロス、マルタ島、トルコ、プラハなどのワインもイギリス市場にはあまりお目見えしてはいないものの、安くて美味しいワインにたくさん出会ったものです。ドイツのフランケンワインなどもあまり見かけないものの、とても美味しかったですし、、、と思わず遠い目をして数年前、友達の車に便乗してフランスのシャンパーニュ地方に行ったときのことを思い出しています。気持ちのよい秋晴れの中、フォークストン(ケント)からユーロトンネルをぬけてフランスへ。シャンパン好きの私には至福の数日だったのです。ワインやオリーブやレモン、それに魚介類がたくさんとれるような旅先が私は大好きなのです。ヨーロッパ以外にもニュージーランドのワインには現地で惚れ込みました。ほとんど口に入るものは国内生産というのもニュージーランドが素敵なところのひとつ。様々なヨーロッパスタイルのチーズも、オリーブも、キーウィも、レモンも、オレンジも、ワインも、ムール貝も、オイスターも、ロブスターも、私の好きなもののほとんどを「地元もの」で満喫できたのです。こんな贅沢なことってなかなかないものです。

写真は、シャンパーニュ地方のグランクリュのぶどう畑。おいしいpino noirなどがここで育ち、美味しいシャンパンとなるのです。ーう~ん、冷蔵庫の中には北京ビールが冷えてはいるけど、、、。