親は子どもの色々な行動を見ながら、「この子は将来どんな子に育つんだろう?」とわくわくしながら日々を過ごしています。「感受性が豊かな子になるかもしれないな」とか「思いやりのある子になりそうだな」など、その思いは様々でしょう。
そんな中で、「この子は将来、人を引っ張るようなリーダーになるかもしれない!」と期待できるような子どもの特徴があれば、知りたくないですか?
徴”を聞いてみました。
特徴1:「なんでだろう?」と疑問を持つ
「様々な意見を持つ他人同士をまとめるリーダーには、“どうせこうだろう”と自分の価値観だけで決めつけるのではなく、“この人はなぜ、こう言ったんだろう?”“なぜ、こうなったんだろう?”という、問題の本質に意識をむける視点が必要です。
現実に今、目の前に起きていることを見て、それに対する違和感や不思議な感覚を“なんでだろう?”と疑問として感じ、その感覚に素直でいる子どもは、大人になっても、常識や偏見にとらわれず、まっすぐ物事を見るようになりやすいです」
人の意見に対してその裏を読んでいくような面があると、リーダーになる可能性が高いのかもしれませんね。
“疑問を持つ”というのは一つの能力です。その能力が高ければ、リーダーとして色々な人を見極める力が強いのかもしれません。
■特徴2:「そういうことなんだ!」と納得するまで挑戦する
「みんなを引っ張るリーダーには、先の見えない状況下でも、“この方向でやってみよう!”と決断する勇気が求められます。決断する勇気は、たくさんの“失敗&リカバリ”の積み重ねによって、支えられます。
全力で挑戦し、失敗し、そこから改善点を学び達成する。そういったトライ&エラーの経験が重なると、人は失敗することへの不安が低くなり、失敗を恐れなくなります。
小さいころから、自分が納得するまで、失敗しつつも何度でも挑戦しつづける傾向のある子どもは、不安定な状況下であっても、ぐっとその場にとどまり決断できる大人になりやすくなります」
子どもの中には、一度失敗したらそのまますぐに諦めてしまう子と、そうでない子がいますよね。どうしても成功させたいと何度もトライ&エラーを繰り返す子なら、将来的にリーダーになりやすい気質を持っている可能性が高いようです。
リーダーになって人を引っ張っていってほしいと思うのなら、子どもの失敗を責めることなく、一緒になってどうやったらうまくいくのかを考えてあげるといいかもしれませんね。
■特徴3:「みんなでやるのは楽しい」と、兄弟や友達に、積極的に協力する
「リーダーは、個人としてではなく、チームとして一つのことを達成する責任を負うことがほとんどです。色々な考え方を持ち、スキルも異なる人たちをまとめるのは、時にツラく大変なことです。
だからこそ、リーダーにはみんなで協力しながら作業すること、達成することを“楽しい”と感じられることが重要です。
自分から誘ったり友達から声をかけられたり、きっかけは色々であっても、結果的に兄弟や友達に積極的に協力し、それを楽しめる子どもは、大人になってからも粘り強くチームで取り組む傾向が強くなります」
リーダーは一人ではリーダーとは言えません。団体の中にいるからこそリーダーになれるのです。そう考えると一人でこつこつと物事を成功させるのが好きな子よりも、多くの人と関わりながら何か一つのことを一緒に成功させることが好きな子の方が確かにリーダーに向いていそうですよね。