子供や女性のトラウマ治療を専門にしている

白川美也子先生 が院長の

こころと体 光の花クリニック主催の催しです

私も 聞いて 勉強したい


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こころとからだ・光の花クリニック6周年記念 3つの催し


第一部:当事者の声を聴く「トラウマからの回復と表現」花宮初音[東京藝術大学]


時 1013日(日)10時から11時半

於:座 高円寺2

参加費:2000


①内側からみたトラウマフォーカスト認知行動療法

②映像作品上映と講演「表現による回復とその自由と責任」(花宮初音)


 2009年春、白川美也子が米国でトラウマフォーカスト認知行動療法(以下TF-CBT)を学び、帰ってきた晩秋に、警察の紹介で、当時勤務していた病院を訪れた、初診時14歳、継続的な性被害をうけた女の子がいました。重篤な後遺症をもっていたその子は、驚くほどの回復を見せて終結しました。私はTF-CBTを行うときに、その過程をスケッチブックに残すのが常です。終結後、フォローアップの予約に日前に、留学をしたことから、彼女に渡すために取ってあったこのスケッチブックは長く私の手元にありました。9年後の昨年、彼女が東京藝大に入学したという連絡がありました。そして連絡を取り合い、スケッチブックを私、再会を喜んだこの日は、なんと彼女の24歳のお誕生日でした!

 彼女:花宮初音さん(仮名)は、当時のことにさらに新たな課題で向き合い、今「表現の自由と表現の責任」というテーマで被害体験をテーマにした自主映画を撮っています。

 それにかかる経費には慰謝料を使用しているというのです。藝大祭以外での上映とお話をして、彼女の制作活動の助けになればと思い、提案したところ、そういう機会を探していたと喜んでいただきました。

 今回の講演では、10年前に受けた治療を彼女がどう体験したかを、共に振り返り、さらに、彼女の映像作品を視聴し、そこに込められた思いを語っていただきます。

 本講演の収益の半額は、花宮さんの映像作品の新たな制作費に寄付します。

 どうか彼女を応援してください!



第二部:メドレーレクチャー&緊急集会「児童虐待とDVー新たな虐待死を予防するために私たちにできること」(高岡昂太×中村葉子×松本和子×和田一郎×白川美也子)」


時 1013日(日)13時から17

於:座 高円寺2

参加費:3000


虐待死の報が続く今、とりわけ児童虐待とDVの複合の問題性が顕になっています。

今回のメドレーレクチャーでは、さまざまな立場でDVおよび虐待問題に関わっている5人が集い、今各人が必要だと思うショートレクチャーを行った上で、フロアを交えたシンポジウムを行います。


講師(順不同。当日の順番は変更になるかもしれません)


高岡昂太(産業技術総合研究所 人工知能研究センター / NPO法人Child First Lab.) 

虐待死を無くすためのロジックモデル試行と現場でのAI利活用の可能性

虐待死を防ぐために、予防ー介入ー再発予防におけるロジックモデルを様々な虐待に関わる関係者と試行的に作成した結果を報告する。

 また児童虐待対応において今後どのようにAIが活用できるのか、そのために必要なこと等について考えたい。


和田一郎(花園大学) 

データからみる子ども虐待防止政策のゆくえ

○DV被害者は子ども虐待からみれば加害者となりうることがありますが、支援が必要な人であることは間違いありません。海外では、どのような失敗を乗り越え、どういう方向性に向かっているのか。我が国のデータをもとに、今後の在り方について考えたいと思います。


中村葉子(横浜地方検察庁) 

検察が取り組む被害者支援、再犯防止、児童三機関(児相、警察、検察)連携の歩みと課題

検察は、①従来から性犯罪被害者やDV被害者の支援に取り組んできたが、更に数年前からは②刑事政策部門に社会福祉士を非常勤雇用するなどして、福祉や医療の支援による加害者の再犯防止を進め、③児童虐待につき、児相、警察から通報を受けて、被害者の協同面接を実施している。DV被害者による子どもへの虐待ケースでは、①②③を有機的に結合して対応する必要がある。女性や子どもが被害者にも加害者にもならないで安全に安心してこの街で暮らせるための取組の歩みとと課題につき考える。


松本和子 (NPO法人女性ネットSaya-Saya代表理事 (社会福祉士・精神保健福祉士))

現場の支援から見た、DVと児童虐待の関連性

児童福祉法が改正され、女性の相談と、子どもの虐待相談の連携が謳われたが、それをどう現実に生かせるのか?女性への支援があれば、救える命だが、現実に社会の「母性神話」が根強く、二次加害があとをたたない。この現状をどう変えていけるのか?ソーシャルワークの視点から考えていきたい。


シンポジウム「そのとき何ができたか?そして私達には何ができるのか?児童虐待とDVおよびその複合のトラウマインフォームドアプローチ」

司会:白川美也子

虐待死の報が相次ぐ今、その予防のために何ができるかを話し合うのは喫緊の課題です。当事者の同意の取れた実際のケース経過を元に、5人の講師とフロアを交えて、児童虐待とDVおよびその複合において、親子のよりよい福利に結びつくためのトラウマインフォームドアプローチや組織連携、そして、そのための組織変革について語り合いましょう。



第三部:夏苅郁子さん講演「人は人を浴びて人になるー語ることによる回復と精神医療への提言ー」」


時 1013日(日)18時から20

於:座 高円寺2

参加費:2000


 夏苅郁子さんは、統合失調症を罹患した母親と二人の孤立した過酷な少女時代を送り、 両親の離婚後、孤独と絶望から2度の自殺未遂をされています。

 母と再会後「わが家の母はビョーキです」(中村ユキ著)という本を読み、母の病に真正面から向き合い始めました。現在は精神科医である夫とともに診療所を営む傍ら、その母の介護経験を基とした統合失調症の理解・啓蒙のための運動や、論文:「精神科担当医の診察態度」を患者・家族はどのように評価しているか―約6,000人の調査結果とそれに基づく提言―を執筆し、精神科医療の質の向上に関する啓蒙啓発に取り組んでおられます。光の花クリニック院長の白川(西)美也子にとっては、出身大学および医局の先輩にあたります。

 今回のご講演では、ご自身の傷つき体験が、語ることや、それによる出会いによって癒やされていった経緯を中心にお話いただきます。

 さらに、精神科医として、また精神医療ユーザー(家族・本人)としての複眼的な立場から、会場のどのような質問にも応え、交流したいという積極的なご希望をいただいております。

 専門職の方も、当事者の方も、心の病に興味のある一般の方も、ぜひご参集ください。