予約を入れるだけて売上を2倍にした理髪店
● 予約を入れて売上を2倍にした理髪店
実際に、予約を積極的にで売上を伸ばした例である理髪店の話です。
ある男性が髪を切るために理髪店に行った時のことです。その理髪店は、店主一人でやっている小さなお店でした。腕は確かなようですが、さして流行っているわけでもなさそうでした。
その日も、他にお客はいませんでした。ですが、その男性が髪を切ってもらっている間に、二人のお客がきました。一人目は、お店で順番を待ちましたが、二人目は、すでにもう一人待っているのを見ると、時計を見てから店を出ました。
店主は特に気にしてはいない湯です。そして、男性の髪を切り終えた後、お金をもらって、さっさと次のお客に取りかかろうとしました。
そこで、男性が店主に、「なぜ次の予約を入れないのか?」と声をかけました。店主は「予約なんて面倒だ。それにお客が嫌がる。」と答えました。
すると男性は、「そんなことはない。お客は待たされるより、時間きっちりに髪を切ってもらう方が喜ぶものだ。」と言いました。
その時、もう一人のお客が、「確かにそうだ。いつまでかかるかと待たされるくらいなら、先に予約しておく方がよっぽどいい。」と言い出しました。
店主は、ちょっと驚いたようでした。
男性は、「予約を取るときに、『次回、お待たせして、イライラさせるより、気分良く来ていただくために、予約をお願いしているんです』と説明すれば、お客は喜んで予約を入れてくれるよ。」
「それに、今日あなたは売上を失ったのを知っていますか?」
「途中でお店を出たお客がいましたね。彼は、本来ならあなたのお店に、売上をもたらしてくれたはずなんです。」
「でも、その売上は、あなたのお店を去って行きました。」
店主は、考え込みました。
「予約を入れることで、売上を失わずに済むんです。」
店主は、しばらく考えると、うなずきました。
翌日から、その理髪店では、簡単な予約台帳が置かれていました。そして、お会計が終わった後、次回の予約をいれるようになりました。
そして、1か月が過ぎた頃には、翌月の予約が一杯になったことに店主は気づきました。
この話は、20年以上も前のアメリカで実際に合った事例です。有名なお話なので、あなたもご存知かもしれませんね。店主にアドバイスをしたこの男性こそ、世界ナンバーワンのマーケティング・コンサルタントだったんです。
「ただ予約を入れ続ける」だけで、実際に売上が伸びていくということがスゴイですね。さすがに世界一のコンサルタントです。
時代も、国も違いますが、現代の日本でもまったく変わっていません。まだまだ、予約を入れる努力をしていないサロンさんは多いです。
予約を入れる。そのためにきっちりと予約を管理する。稼ぐサロンさんは、この考え方をしっかりと理解しています。
→そんなサロンさんが、予約台帳から予約管理ソフトに切り替えつつあります。その理由をこちらでお伝えします。