親しき仲にも離別感

こんにちは。

「心理タロットとホロスコープを組み合わせて
自分軸と自己肯定感を高めて輝く未来に導く」

心理タロットカウンセラー☆HIROKO（國保拓子）です。

今日は心理学の中でも
とても大切だと教わった、

「親しき仲にも離別感」

についてのお話をしたいと思います。

まずは逆の意味の

「一体感」という言葉がありますよね。

母子一体感とも呼ばれるものです。

これは幼い時にはとても必要なものです。

でも大人になっても、
この「一体感」が強く残っていると
人間関係に問題が起こります。

親子に限らず、パートナー、親しい友人、上司と部下の関係などでも起こります。

一体感が強く出る人は、

・自分のことを分かってくれない。

・自分の思う通りに動いてくれない。

・期待した答えがもらえない。

など、その人にとっては
与えてくれることが当たり前で、

自分の気持ちが,相手の言動によって簡単に左右してしまいます。

自分の辛い状況を伝えたら、
思いやりのある言葉を投げかけてくれるに違いない。

自分を慰めて癒してくれるに違いない。

そしてその期待通りでないと、
がっかりして

イライラしたり、すねたり、
その人から距離を置くようになったりする。

この現象は、自分にとって身近な相手ほど

抱いてしまいやすいと言う特徴があります。

親子や夫婦がその代表です。

どうですか?
旦那さん、お子さんに対して自分勝手な期待を抱いていませんか？

「離別感」はその逆の意味になります。

人は人。自分は自分。

違う存在なんだから
わかってくれなくて当たり前！

という気持ち。

相手と自分は違う人格や
考えを持つ別の人間。

たとえ自分のお腹から生まれてきた子供であっても、
違う人間である！

という、

この「離別感」を手に入れると人生はホント、
楽に生きられるようになるんだろうなぁ〜と思います。

実は私、
最近このことをしみじみ感じることがありまして。

というのは、つい先日人間ドックを受けた主人に
ある病気が見つかりました。
（命に別状はありませんが）

今まで健康が自慢だった主人は、思わぬ結果に青天の霹靂。

ショックが大きかったようで、
ナーバスになってちょっとしたことで落ち込んだり、
イライラすることがあります。

私もその影響を多少なりとも受けているようで、

なんだか落ち着かず、心がざわざわするので、
この「離別感」を思い出し、

中立な状態を意識して過ごすようにしています。

「一体感」を悪いもののように書きましたが、
甘えもあって当然ですし、
適度な甘えは人間関係を円滑にしてくれます。

時に甘えさせてもらえるのは嬉しいし、
甘えられるのも頼りにされてるように思えて嬉しかったりもします。

また逆に「離別感」が強過ぎると、
ロボット同士のような、味気ない人間関係になってしまいます。

なので大切なのは、
その時々で自分の立ち位置に気づくことです。

・勝手な期待を持ちすぎてはいないか？

・気持ちををちゃんと伝えたか？

・それでも分からない、
分かりあえないこともあると理解しているか？

など。
冷静に、客観的に捉えていけたらいいですね。

では
最後にゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩をご紹介しますね。

　
〜〜ゲシュタルトとの祈り〜〜

「私は私のために生きる。

あなたはあなたのために生きる。

私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

私は私。あなたはあなた。

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なこと。

たとえ出会えなくても、それは仕方のないこと。

私は私。あなたはあなた。

あなたはあなた。私は私。」

最後まで読んでくださりありがとうございました。