お久しぶりです。
こんな「ていたらく」なブログでも「楽しみにしてます」という、有難いお言葉をくださった稀有な皆さん、長らく投稿せずに大変失礼致しました。
ここ最近、父が引っ越しを致しまして、その件で細々した用事などに追われておりましたのと、元来の「腰の重さ」も、加わり、そして書きたい事はいっぱいあれど、どれもコンプライアンス的に、書くのを躊躇する内容でして、悩むうちに時間ばかりが過ぎていきました。
さて、前置きという名の言い訳はこれくらいにして、本題に入ります。
今回のテーマは、中医学的な
「冷え性の根本的な改善方法」です。
なぜ、この暑い季節に冷え性の話題かと言いますと、根本的な冷え性の改善は、夏場が勝負だからです。
ざっくりとした説明ですが、
人体も自然物の一つと考える中医学では、人体は季節によってエネルギーモードが変わると考えます。
春から夏にかけて、人体のエネルギーは、外に向かって発散され、秋から冬にかけては、内に向かってこもります。
体温調整機能と申しますか、その季節を過ごすのに最適なモードに人体が自然に順応するようになっております。
なので、夏の暑い間は、イメージ的に言うと
「体の中は空っぽ」な、状態なのです。
そして、この「空っぽ状態」が、冷え性を改善する絶好のチャンスでございます。
この空っぽ状態に、冷たい飲み物や食べ物ばかり入れてしまうと、秋から冬にかけて、エネルギーが内にこもる時に、冷たいものが入ったまま蓋をするような状態になってしまいます。
なので、その状態で冬を迎えた身体は、芯に冷えを持っているので、いくら温めても表面だけしか温まらないのですね。
当然、熱い夏ですから、冷たい飲み物や、アイス、そうめんなど、体をヒヤッとさせてくれるものが欲しくなる時期ですが、体の冷えを根本的に改善したいならば、ここはあえて温かいものを体内に入れて、体の芯を冷やさずに秋に突入すれば、寒い季節を比較的に楽に過ごせるようになると思います。
私も以前、夏場は冷たい麦茶を毎日飲んでおりましたが、真夏でも「お湯」を飲むようにしましたら、冬の膝下の冷えが殆ど改善されました。
おかげで、足用の温熱ドームを購入したのに、翌年の冬から使わずにずっと押入れの奥で眠らせる事、かれこれ3年目を迎えてしまいました。
そして、仕事をしていて思うのですが、ほとんどの女性は、むくみやすく、冷えていて、水太りの方が多いと感じます。
「冷えは万病の元」と、よく耳にする通り、美容と健康が気になる方は、今年の夏は試しに、冷たいものを控えてみてはいかがでしょうか?
この夏の間に、停滞していた体内の余分な水を、どれだけ出し切るかが、寒い季節を楽に乗り切る鍵となりますよ!
私の中国人の師匠は「日本の女性は、年中冷たい飲み物を好み、冬でも薄着で体を冷やしすぎている」と、申します。
中国ではビールさえ冷やさずに常温で提供されるそうで、基本的に冷たいものは、あまり摂らないそうです。
私も、そうめんや、冷たい麺類が大好きですが、食べる時は、必ずネギと生姜のすりおろしを、薬味として入れるようにしております。体が冷えるのを、ちょっとは抑えてくれると願って。
冷え性の根本的な解決は、夏場が勝負で、冬場は対処法でしかないのですね。
冷えやむくみが気になる方は、ぜひ試してみてください~♪