防災訓練は地震や火事、水害といった様々な災害から自分及び、従業員や来客の身を守るための訓練です。かつては、防災訓練といえば小中学校などで行われるイメージが強かったものの、近年は規模を問わず企業でも積極的に行われるケースが増えてきました。日本は災害が多い国であり、「地震」「水害」「台風による強風」「大雪」など、季節を問わず様々な災害が発生しています。そのため、災害が起きてから「どうしたらいいのか」を考えているようでは手遅れな状態になります。

企業の防災訓練は、自分や従業員、来客の安全を確保するためというものが大きな目的ですが、他にも「データを守る」「スピーディーな業務再開」などもあります。企業の中には、「防災マニュアルを設けている」「防災訓練は行っていないが万が一の事態ではどう動くかを明確にしてある」などの対策を行っているところもあります。
しかし、実際に防災訓練をしてみないと「本当にマニュアル通りにスムーズにいくか」が分からないという問題点があるため、マニュアルだけを設けているだけの企業は危険です。

災害は、ある日突然やってくるものであり、予期せぬトラブルや問題が発生することもあるでしょう。必ずしもマニュアル通りに動けるとは限りませんしマニュアルを正しく理解できていない場合もあります。

また、「マニュアルを渡して各自に読んでもらうだけ」といった対策を行っている場合は、時間が経過してしまうと内容を忘れてしまう…などの事態に陥る可能性もあるのです。

防災訓練は、実際に行ってこそ意味があるものですので必ず、対象者参加型の訓練を行う必要があります。

参考:防災訓練のありかた IKUSA.JP https://ikusa.jp/202002217807/ より引用&編集

マキコーポレーション「「防災ノーティス」より

いつも防災:「防災士(日本防災士会)」/ 「防災危機管理者(日本防災管理協会)」