今のところ65歳以上の人を高齢者と呼んでいます。書店には、高齢者の生き方に関するハウツー本が並んでいる。ハウツー本が実際に役立つことはあまりないが、それでも、そうした本が売れるのは高齢者が不安をもっているからです。

老後の不安は「健康、金、孤独」といわれるが、一番難しいのは「ひとり」を生き抜くことである。「ひとり」という自由な生き方を選ぶ人は、 最後は誰かの世話になってと考えるのはおこがましいはずであるから、野垂れ死にする覚悟が必要である。しかし、現実にはそんなに強い自立した高齢者が多いわけではない。 

切ないのは、本人が他の人とのお付き合いを煩わしいとか面倒だとかと考えて閉じこもり、地域社会から身を引き、だれからも声もかけられず孤独状態になる事です。こういった状態を是正する行為も重要な「グリーフケア」なのです。グリーフケアというと、「悲しみに寄り添い、立ち直るサポートをすること。」というのが一般的な捉え方ですが、『予防としてのグリーフケア』が必要と考えます。

快栄寺(eお坊さんねっと)「IT坊主の無駄方便」集より

終活 ライフケアプランナー(JADP)

参考:「全国町村会 コラム・論説 東京大学名誉教授 大森 彌(第2868号・平成26年2月3日)

「キョウイク」と「キョウヨウ」 - 全国町村会 (zck.or.jp)」より引用&編集