向学心旺盛な同業の友人で、施術業の収入全てを新たな学びに繋げる生き方をされている方がいて

エステの国際資格やありとあらゆる協会のディプロマを沢山持っていらしたのですが

彼女の悩みは、何をしても手指があたたまらない体質

 

エステが駄目なら整体やドライヘッドスパ、と色々なジャンルに挑戦したものの

どの業種に転職してもなかなか指名が安定せず…

結局10年目くらいで限界を感じ、自ら施術業を廃業したのです。

 

同じ現場でホットペッパービューティーの口コミを見る機会が多かったのでクレーム(?)を分析したところ

どんなにご本人の心があたたかくて思いやりがあったとしても、知識と経験が豊富だとしても

手が冷たいとスタートラインから圧倒的に不利なのです、お客様の心を開くことができないの。

 

なので私のコンサルスクールでは徹底的な冷え対策(体質改善)からお伝えすることにしています

セラピストの体の内から外から・環境・施術道具で物理的に絶対どうにかできることですもの。

 

 

セラピストは自分自身の体が商売道具

セルフケア=仕事道具のメンテナンスと同義です

 

お客様よりも体温の低いセラピストに触られるなんてただただ不快なだけ

私は冬場、サロンでのご予約が入っている日は必ずひと駅手前で降り、速足で歩きます

自分の体が冷えていたら使い物にならないから 

 

だから朝ヨガやストレッチや筋トレも欠かしません。

 

この業界の「ハッピーラッキー神話」をひとつ紹介します

 

スポーツ系の部活動をしていた新卒の新人さんや、デスクワークではない他業種から転職してきた全く未経験の新人さんが

あたたかい手を「太陽の手」とお客様から絶賛され、短期間で信頼を勝ち取り、上手に心を開いているからこそ物販の売れ行きもよく一気に指名率トップ・売上ランキングの上位に躍り出ることがあります、実はそれって全然珍しいことではありません。

 

セラピスト自身が冷えて凍えていて辛かったとしたら、

お客様をあたためて幸せにして差し上げることは困難だけど

太陽の手のセラピストは「お客様を自分の体温であたためてあげよう!」とそもそものスタートラインが違うのね。

 

決して「運が良かったね」ではなく、業務外の時間から積み重ねた行動が着実に成果に繋がっているのです

セラピストは人柄・人間性・価値観・寄り添う力、全てを総動員しておもてなしをする仕事です。

 

60分後・90分後・120分後のお客様をどうして差し上げたいですか?

 

私は、手の平も心の中も

おひさまの光をたくさん浴びた ふかふかのお布団の上に寝そべっているように

まるで野外の秘湯のような温泉感にひたって幸せになっていただきたいと思います。

方向性を決めたら、あとは行動あるのみ。