先日こんなご相談をいただきました

 

「ワンルームのプライベートサロンで、お待ちいただく場所がないのに1人目のお客様のアフターカウンセリング中に2人目のお客様が早めに到着してしまって困ってしまいました」

 

この場合、一番不利益を被ったのはサロン(セラピスト)でしょうか?

 

いいえ、一番お困りになるのはお客様です。

 

施術が終わり、アフターティーを楽しみながら折角気持ちよく過ごしていらしたのに、ピンポンの音と玄関口で慌てて対応しているセラピスト。もちろん1人目のお客様はほったらかしです。

 

2人目のお客様は、この寒い時期に室内に入れるスペースもなく、ご予約時間まで外に立ってお待ちいただくのでしょうか?駅から何分も歩いて辿り着いたのに、慌てた対応で出迎えられ期待も興冷めです。

 

折しも季節はインフルエンザ流行期&新型コロナも収束したとは言い難く、そのインターバルで換気・消毒は十分でしょうか?

窓を開ければ寒い冷気が吹き込みますが、室内の空気清浄機は常に稼働していますか?

 

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価格が安く、回転率で勝負をしている店舗では、施術と施術のインターバルはせいぜい30分。

 

その間に、

お客様のお会計・アフタードリンク・お見送り・清掃・洗濯・セッティング

次のお客様をお迎えする準備をしながら、自分の食事や水分補給・お化粧直しや歯磨きを終えなければなりません。

 

勿論お客様商売ですので、一日にたった一度しか休憩のチャンスがない場合も多々あります。

 

夏場は休憩中の水分摂取ができなくて熱中症になったり、一日食事抜きになって貧血で倒れたりするケースを、現場で沢山見てきました。

 

お客様が早めのご到着をされた場合

結局、同僚が休み時間を削ったり、前のお客様のアフターフォローがおざなりになったり、誰かにしわ寄せが行くのです。

 

 

あくまでも私の場合では御座いますが…

まずはご予約確定後に、道案内をきちんと伝えることでトラブルを減らします

 

「駅徒歩約5分〜10分」と記載し

信号につかまらず大人の早足で5分

ベビーカー等でゆっくりいらして最長10分

(数字はご自身のお店に合わせて入れ替えてください)

この見込み時間をきちんとお伝えできていれば、駅に早く着きすぎてしまうような悲劇は防げるはずです。

 

更に

サロン最寄りのカフェは駅前に「A店」が

サロンから3分の距離に「B店」が御座います

とご案内を入れることで、お客様が早く着きすぎてしまった時や、お帰りの際にほっとひと息つけるような場所を事前にお知らせできるのです。

 

駅からの道案内は、必ずお客様が絶対に迷わないルートで、お客様が夜に一人で帰宅なさることも加味して、明るく人通りがあるコンビニ等に立ち寄れるルートをご案内します。

 

従って、私がサロンの立地条件に選ぶ場所は

・駅近(徒歩圏内)

・駅からサロンまでの道のりにカフェやコンビニがある

・夜お客様が一人で歩いていて不安にならない場所

と決めています。

 

お客様のためを思えば、暑い中・寒い中外で待たせる選択肢はあるはずもなく

立ち寄ってほっこりした気持ちになれるようなカフェが近場にあればラッキーですね。

 

特にエステは女性様相手の事業となりますので、お客様の安全確保も怠らず、最高の1日をお過ごしいただけるようつとめて参りましょう。