皆様こんにちは!
着物エバンジェリストを目指し中のGABIです(*^▽^*)
今日も 2月23日(日)に神戸で開催されます
神戸キモノデコレーション へ出品させていただく物のご紹介です~^^
今日はGABI帯揚げ、略してGABIAGEについてです~♡
手前の赤(型染め)と奥のマゼンタ(インクジェット)の2色をお持ちいたします^^
綺麗に結ぶコツや片身替わり風の結び方の説明書も一緒にお渡しさせていただく予定です。
神戸キモノデコレーションで初お披露目となりますが、帯揚げを作るにあたって沢山の学びがあり、職人さん達の素晴らしい技術が少しでも伝われば・・・と思い簡単ではありますが、型染めのレポも一緒にさせていただきたいと思います。
まず、今回GABIの帯揚げで使用する白生地は 丹後ちりめん というものです。
丹後ちりめんとは・・・
「京都府北部の丹後地方で生産される高級絹織物の総称で
日本国内の約1/3の絹を消費する日本最大の絹織物産地である。
少なくとも奈良時代から絹の生産が行われており、正倉院には丹後国竹野郡から調貢された絁(あしぎぬ)が残されている」 そうです
(by Wikipedia)
で、こちらはその白生地に
型染め という方法で染めていくのですが
型染めとは・・・
日本の伝統的な染色技法で多くの工程を必要としており
その分野ごとの専門の職人さん達によって作り上げられる染め方の事。だそうです。
まずは①「デザインを考えます」。
そして②「型を起こします」。
今回のデザインは上下でデザインが違うので、千鳥の部分は型を使って染めていきます。
こちら↓上の黄土の部分は③「蝋で伏せた」ところ。
これにより、下の赤のカラーがはみ出たり歪まないようにせき止めてくれています。
又、下の赤のカラーを染める前には④「地入れ」が済んでいます。
地入れとは・・・
地入れとは布海苔を薄めたものを引く事で、染料の動きを抑える為の下加工です。
その後、⑥「染め」終えた後蝋の上に残った染料を⑦「濡らしたウェスで拭き取り」ます。
ですが、このままだと「ただ染料が塗ってある状態」で洗うと落ちてしまいますので
水蒸気と熱で色を定着させるために⑧「蒸し」という工程が入ります。
その後、⑨水元(水洗い)→⑩乾燥→千鳥の部分を染める為に③からもう1度繰り返すという
簡単に計算しただけでも17工程を経ているという。
沢山の職人さん(型屋さん・染屋さんetc・・・)と沢山の工程を経てこの帯揚げが出来上がりました。
あと、このデザインの場合は「上下で色が違う」ので蝋でふせる長さも多く、作業も大変だった事と思います。
(まっすぐに引かないと歪んでしまうため)
にも関わらず、まっすぐ綺麗に分かれているところに「職人魂」を感じました。
「一流の生地で本物の職人さんによるこだわりのデザイン」として、是非ご覧いただけたらと思っています。
今回はマゼンタと赤の2色のみですが、お色違いのブルーグリーンやネイビーも制作中ですのでまた出来上がり次第ご紹介させていただきますね^^
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