アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル

ベートーヴェン:6つのバガテル
同:ピアノ・ソナタ第32番
同:ディアベリの主題による33の変奏曲

3月14日、サントリーホール
伝説になりそうな内容の演奏会だった。

シフ氏はアンコールの1曲目にゴールドベルク変奏曲のアリア(主題)を演奏した。
アナリーゼ的な展開で、この日のプログラムの意図を、
ベートーヴェンの晩年の作品の中には、バッハの音楽があると中締めをする。

シフ氏は スピーチのあと、「東北に捧げるコンサート」の終わりに、
「ミサ・ソレムニス」に関連のある、ベートーヴェンの30番のソナタ全曲を演奏した。


イメージ 1


我が家のコレクションはサロネンだけではないのだよ。

さて、伝説になりそうな内容の演奏会だったのは間違いないけれど、
いつもと変わらないスタンス(ぽーっとして)で聴きに行ったもんだから、
正直なところ「伝説になりそうな内容の演奏会」に乗り遅れた感じだ。
前日のJリーグの試合に敗れ、ちょいとパセティックな気分。
シフ氏の音楽でそんな気持ちを払拭しようと思っていた。
ところが気持ちの切り替えになったのは、
シフ氏というよりベートーヴェンのおかげだった。

ディアベリの主題による33の変奏曲。
コンサート前に聴くことの猛特訓したので、曲の流れはつかんでいる。
33の変奏曲ということは主題を含めると34。
34というとJ1リーグ戦の試合数と同じで、主題はさながら開幕戦。
リーグ戦は第3節が終わったところなので、
ディアベリ変奏曲でいうところの第2変奏が終わったところとなる。
第3変奏からフィナーレまでは、まだまだとてつもなく長い。
ディアベリ変奏曲を聴きながら思ったことは、
Jリーグは始まったばかりで、あと31試合ある。

そしてシフ氏のスピーチがあり、30番のソナタを全曲演奏。
ここから私も「祈り」の演奏会に参加しました。