今日のテレビは朝から阪神大震災から12年という話題が多い。
12年も経ったんですね。
もう干支も一回りしたけれど、それでもまだまだ解決し切れていない問題が多いということです。
今改めて阪神大震災の映像を見てみると、とてつもない大災害だったのだとあらためて思わされます。
阪神大震災と中越大震災、同じ震災でありながら被害の状況は全く異なります。
これは大都市直下型の地震と中山間地直下型の地震で、人口密度がまったく違うこと。
住宅の崩壊数の違い。
火災の勃発。
首相官邸の危機管理室の対応など、阪神大震災を経験した上で危機管理体制を見直し、情報収集やガス等の地震時における供給ストップ機能などいろいろなことが、大地震の経験の教訓として生かされた結果ということもあると思います。
また、雪国のこの地方は毎年雪が屋根に積もるので、家の構造自体をしっかり造らざるを得ないのと、地震の発生した時刻が、皆がまだ眠りの中にあった阪神に対し、寝ている人がほとんどいなかった中越では、避難する初動が決定的に違ったことと思います。
我が家の中越地震のときの写真ですが、
台所の食器棚は倒れ、立っている物は何もないほどでした。
左手の冷蔵庫は起こし、電子レンジとテレビを元に戻してから「写真を撮っておこうか・・・」と思い、撮った写真です。
こちらは2階。
ウチの家は古く、壁は土壁なので全て落ちてしまいました。
タンスも全て倒れました。
これが夜中で、ここに寝ていたら被害を被ったに違いありません。
朝のテレビ番組で、「耐震診断や耐震補強をしているか?」と、一般住宅に住んでいる人に聞いたところ、していないという人が多いということでした。
その理由が「お金がない」というものよりも、「今、困っていない」という理由が多いのだそうです。
「備えあれば憂いなし」と昔は言ったものですが、今は「来るか来ないかわからない災害に備えるつもりはない」ということでしょうか?。
「災害が起きたら、行政やボランティアが動く」でいいのかな?。
まぁ、かく言う私も阪神大震災の報道を目にしながら、何も対策をとることはありませんでした。
まさか自分が被災するということは微塵も思っていなかったのです。
せめて・・・家具が倒れないように、固定しておくことをお奨めします。
あの震災の後に無傷で活動できたことは奇跡だったのかも知れませんから・・・。