1月10、15、20、25、30日、十日町の諏訪神社に向かう参道になる諏訪町では節季市が開かれます。
十日町という地名の由来になった市で、日本全国に「○日町」「○日市」という地名がありますが、そのほとんどが「○日に市が開かれていた」ということに起因していると思います。
十日町のこの節季市、別名を「ちんころ市」と言います。
「ちんころ」とはもともと子犬のことを言いますが、この市では米の粉を練って蒸し、食紅で着色し、形を作り、さらに蒸して作った人形のことで、(中条ちんころ伝承会紹介文より)犬をはじめ、干支の動物などが並びます。
今年はいのしし年ですから・・・。
ほかに犬(だと思う・・・)。
うさぎ。
これが一番いいかな~?。
「雪ん子(雪だるま?)」
ちんころは魔除けとして飾っておきます。
食べることもできますが、今は食べる人いないですね。
米の粉で作っていますので、餅同様日が経ってくるとひび割れてきます。
しかし、ひび割れが多いほど縁起がいいという言い伝えです。
旧暦で生活していた頃、立春の頃に正月を迎えましたが、節季市は正月に向けて新しい生活雑貨を新調したり、店を出す方も現金収入を得たりということでこの時期に開かれました。
その風習で今でもこの時期に開かれています。
生活雑貨といってもその時代は
こういうもの。
数年前まで蓑や笠を売ってる方も見かけましたが、昨日はいませんでした・・・。
豆類や漬物、だるまなどの露天も並んでいます。
今では、縁日に欠かせない綿菓子やたこ焼きなどの露天もあります。
三条や燕方面から、金物を並べる露天の方もいらっしゃいます。
最後に
「とっとこ」
ちんころの材料の米の粉「しんこ(上新粉)」を使ってこしあんを包み、鶏の形にしています。
松之山地区に昔から「しんこ餅」が伝わっていますが、元はそれであると思います。
一個「¥200」!。
高~い!。
でもまあ、縁起物ですから・・・。