4/25月曜日に放送された、サロンド武蔵野理髪店 第98回目のポッドキャスト放送です。

オープニングトークは平成28年熊本地震のお話。

今回の放送の収録日は4/17、放送は4/25のため、平成28年熊本地震について、現時点でわかることについてのお話になることをリスナーの皆さまご了承ください。

松本さんからは大きな地震で沢山の方が被災されている。お亡くなりになられた方に心からのお悔やみを申し上げる共に、被災された皆さんに本当に心からお見舞いを申し上げます。皆で力を合わせて一日も早く元通りの生活を取り戻せるように祈るばかりです。収録日の4/17現時点では、これからの事というよりも、兎に角今は救助救出活動をしっかりと進めたり、避難所で生活を余儀なくされている方たちに支援物資をしっかりとお届をしたりという状況。災害対応は余震の進み方にもよるので、放送日の4/25時点でどうなるか分からないが、皆が全力で被災地の方向を向き、出来ることをそれぞれやることで被災地域の方が元気を取り戻せるように頑張っていきたいとお話いただきました。

日本はどこで地震があってもおかしくない地域。あべさんから、今までの考えが及ばないような災害が起こっている印象がある。そのことについて松本さんの感じていること、政府の対応の変化についてお話頂きました。

最初に震度7の地震があり、誰もが本震だと思っていたがその後M7.3という阪神淡路大震災と同規模の地震が発生。その後も規模の多い地震がつづいている状況で、今までの我々が想像していたのと違う地震がやってきた印象がある。

被災されている皆様が一生懸命頑張っている姿をみると我々も何か手伝えることがないのかと考える。最初の地震の直後、熊本に知り合いがいるので連絡を取って状況を聞いたりした。現地の人からしたら今まで経験したことない地震で不安をなかなか拭いされない状態。そのためにも救助・救出活動をしっかりやっていく、避難所生活で困らないようにしていくこと、孤立している方達を助けると言うこともしっかりやっていかなければいけないと思う。

余震がいつまで続くのかという状況でなかなかご自宅に戻るという気持ちになれないと思うのでそれをしっかりと見越した対応をしていくことも重要。また自宅が地震でダメージを受けてないかどうかというのも、専門家がしっかり見て判断しないと安心出来ない部分もあると思う。そういう意味ではやらなくてはいけない事が沢山あるので、是非そういう一つ一つを迅速に乗り越え、先手先手を打っていくことが被災者の安心につながると思う。政府にはそのように対応して貰いたいし、自分も国会議員として出来る限りのサポートを全力でしていきたいと思うとお話いただきました。

実は東日本大震災などの経験から日本の災害対策は大分変化が起きていて、それまではどちらかというと被災地からの要請があってから救助・救出や物資の輸送を行われた「プル型の支援」だったのものが、今は180°考え方を転換して「プッシュ型の支援」という形で全ての計画を変えている。被災地から何の要請が無くても兎に角物資や人員をそこにめがけて送りこむという方向になっている。また幹線道路などが路上駐車されている車のせいで救援隊や救援物資が入っていかないということがあってはいけないので、そういう車が撤去出来るように昨年法改正したり、自然災害発生を抑えることはできないけど、いざ起きた時に出来る限り被害を少なくするための施策であったり救助・救援を出来る限り迅速にしていく体制は整えてきている。しかしながらそれで十分かと言えば十分でない部分もある。そういう点はしっかりとやっていかなければならないとお話頂きました。

他にも家に住めるかどうかは建築の知識がある人が必要だし、物資の輸送も自衛隊や警察・消防だけでなく地元の流通業者やトラック運送業者に協力頂くこともある。災害対応は行政も一所懸命やるが、行政だけでなく色んな能力を持っている民間のみなさんも一体となってやっていくことで災害対応が出来ると思っている。今は色々な役割を担っている団体の方達を準公共機関みたいな役割にして、災害が起きた時にはその団体としてどのように動きますかという計画も立てて貰い、いざという時には色んな対応が出来るようにしていたりしている。そういうことを一つ一つしっかりとやっていくことも大事なことだとお話頂きました。

しかし最初の初動は個人が我が身を守らなければいけない。熊本・大分の被災者の支援をすることも大事ですし、一方でこれを機会に自分達の身の回りを見ると言うことも大事なこと。いずれにしても本当に大変な被害を受けている被災地の皆さんに何か私達一人一人が出来ることがないか、それぞれ考え行動しなければいけない時だと思うとお話頂きました。

あべさんからは備えあれば憂いなしでないかもしれないけど、自分たちも色々考えないといけないし、サッカーの本田 圭佑選手の言うように、ただ沈んだ気持ちでいるだけでは駄目だじゃないけど、一所懸命頑張ろうという気持ちを持ち続けたいとお話いただきました。


二つ目のお話は地元での活動について。

4月ということで桜に因んだイベントに出たり、小金井公園で地元の方が集まっているお花見に招かれて皆さんと一緒にお話させて頂いたり、今回はかなり色んな場所にお邪魔させて頂く事が出来た。去年まで内閣府の防災担当だったこともあり、いつ災害があるかどうかという状況でゆっくり回ることが出来なかったが、今年はゆっくりお話する事ができたとお話頂きました。

小金井公園ではお招き頂いてる方以外にも、公園の入り口からの色んな人達に「洋平ちゃん」と途中でも声をかけて貰ったりして、入口から辿り着くまでにかなり時間かかったが、そのおかげで色んな話ができたし、人と人との繋がりがこういう風にあるのは素敵だな、日本人に生まれて良かったなと思いながらお花見をした。そういう繋がりをしっかりと持つ事が生活をする上でも大切だが、災害でも改めて地域コミュニティの大切さに気付いたという話もあるので、無理して堅苦しく考える必要はなくお花見でもいいから地域の皆さんでちょっとした声かけや集まりを楽しくできる街づくりが出来るといいなと思うとお話頂きました。

もう一つ、4月に毎年松本さんが参加するイベントとして先日、西東京市総持寺で行われた平和観音慰霊祭のお話をして頂きました。

昔、田無駅の周辺には中島飛行機の工場があり、米軍の爆撃機がそれを狙って爆撃した際に、田無の駅前の防空壕に爆弾が落ち大勢の人が亡くなられた事に対して、それを慰霊する目的で地域の方が会を作られ毎年慰霊際をやっているとのこと。松本さんも毎年お邪魔させて頂き、今年も参列してお祈りをしてきたとのこと。

この慰霊祭は戦争の記憶を子供達や孫に伝えていくことが凄く大事だと実感をさせて頂く会。地域の歴史なので伝えていかなければいけない。慰霊祭はご遺族の方が中心になってやっていて、小学校や中学校に出前授業をして子供達に伝える事もしてくれている。そういう意味では本当に市民の皆さまの手作りで一所懸命頑張ってやってらっしゃる事は本当に素晴らしいし、敬意を表したい。ただ会自体が高齢化しているので、世代が変わり、戦争を経験してない人達が発信していかなければいけなくなった時にキチンと伝えて行くことが大切で、そこは我々の世代もキチンと考えていかなければ行けないと思う。それが変な方向に脚色されたりするのでなく事実をしっかり伝えて行くことが重要だと思う。良い意味でも悪い意味でもきちっと事実の伝承・継承をしっかりしていく在り方をどう考えて行くかという事が国にとっても重要な課題だと改めて感じた。平和で豊かな社会でいられるのは、先人達の血の滲むような苦労や、悲惨な歴史の上にあることを我々ら知ることが凄く大切な事なのではないかとお話頂きました。


三つ目のお話は伊勢志摩サミットに向けた動きについて。

ここ暫くの間は日本にとって外交上も重要な局面を迎えるような会議が目白押しだったりするのでそういう意味では日本の外交がどう進んでいくのかはこれからニュースを見る上でも重要なポイントだと思う。

先日、広島でG7の外相会議が開かれた。あれもとても重要な会議でかつ会議をやること自体も、ものすごく大変だった。

まず、唯一の被爆国である日本の広島でやることが大きなメッセージになること。核兵器を使う事がどれだけ悲惨な結果をもたらすことになるのかということをしっかりとアピールすることが大事。外務大臣の岸田さんが広島が地元と言うこともあり、外務省と一緒になり広島での開催をかなり努力をしたと聞いている。G7の開催場所も日本が勝手に決められるものでなく、それぞれに参加国の意向も踏まえながら、一方で日本の国として説得するべきところは説得して開催地や議題や結論の出し方など積みあげていって開催されている。そういう意味において広島という日本にとって世界にとって象徴的な場所で外相会談をし、ケリー国務長官が慰霊の献花をし、資料館も見て貰い。それが世界に向けて報道されたことは世界中の多くの人達に届くと思うので非常に重要な会議が出来て良かったとお話頂きました。

この他にも外相会談や財務大臣会合などが色んな所で行われ、議論が積み上がって、最終的には伊勢志摩で行われるサミットが重要になってくる。

今世界経済が混乱しているというか、厳しい状況に陥っている中で各国がどう対応するか考えるためにも重要な会議になると思う。安全保障、平和、テロそれこそ議論は多岐にわたると思うが、世界の首脳が集まって一致協力してこれらに対応することができるか、このメッセージが出せるかが重要になっていく。開催地日本として日本なりの思い考えをしっかりと盛り込んで良い物を纏め上げて欲しいと思う。グローバルな時代だからこそ日本の思いを伝えることが大事。そういう取り組みも進めて欲しい。そういう意味でも伊勢志摩サミットが最大のポイントになるので、それに向けて外国との様々な会議も増えていくと思う。

この前ロシアのラブロフ外務大臣が日本で外相会談をしたが、これを一つの契機にして安倍総理がロシアに行くかもと報道してるが、ロシアと日本の関係ももしかしたら動いて行くかもしれない。北方領土という重要な問題が横たわっていて、これらの解決なくしてというところもあるが、しかし話し合いをしなければなんの解決には成らないので、それに向けた様々な調整や交渉がこれから進むと思う。いずれにしてもこれから数カ月は日本にとって外交政策上大変重要な時間を迎えようとしてるのでそういうことも含めて是非見て頂ければと思いますし、そこに日本の国としての主張や思いをしっかりと入れ込んで貰いたいと思うとお話頂きました。


最後に先月に松本さんよりお話頂いた里親制度の法改正の法律案がが無事成立したことをご報告頂きました。松本さんからは本当に法案が出来て良かった。こういう制度を使って子供達が安心して暮らせる社会がより進めばと思う。そのためにも安全安心な国づくりが大切なので、今回の災害からの復旧・復興も頑張りたいと思うとお話頂きました。


サロンド武蔵野理髪店 第98回目ポッドキャスト放送

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