そういえば、お料理上手の愛ちゃんが、私と同じ日に、東京から神戸のお隣の駅近くに引越してきたと以前書きましたが、
 
愛ちゃんの家でこないだ話していると、料理とか片づけとか、自分は何でやれるんかなと考えてみたら、自分がやってもらってきたからなんよね。
 
って愛ちゃんは言っていました。
 
で、

自分の中にお母さんがいて、しんどい時は自分の中からお母さんが出てきて、料理作ってくれてるんだって。
 
 
この2月以降、私は引越しでバタバタでしたが、引越し直後に娘も色々と事件があり。
急展開で色んな晴天の霹靂が娘に降りかかりました。
 
そんな大事変の直前に私は引越し、娘と離れてしまい、娘1人で大丈夫かと気を揉んでいました。
 
 
そして、その後の卒業式で会った時。
一番つらかったであろう夜に、カレーを作って食べたんだと。

材料みじん切りにして、手の込んだカレーをなぜか作ってたー。と。


 
もう乗り越えた感でさらりと話す娘に、驚くやら尊敬するやらで。
 
 
その後も、作った料理の写真を娘がLINEで送って来るたびに、あぁ、今辛いんだろうなと、何とか耐えてほしいと願っていたので、
愛ちゃんの言葉は本当にタイムリーで、心に染みて、嬉しかったです。
 
 
娘には何もしてやれてこなかったことばかり思っていたけど、ただ、料理だけはできるだけ作ってきました。
 
 
それには、私が22才ごろにバイトをしていた飲食店で出会ったお客さんの言葉のおかげも大きかったなと、とてもありがたく感謝しています。
 
 
その飲食店は、阪神間の財界人や敏腕経営者が多く通われるお店でした。
皆さん今で言う「スピ能力が高い」方々で、初対面の出会い頭に、他の人には誰にも言っていない私事をずばり言い当てられることもよくありました。
 
 
その中で、必ず席に呼んで下さったり、私が悩み事がある時にそのお店に出勤のタイミングで、ちょうどお店に到着され、私の悩み事解決のキーワードを下さったりする経営者さんがいらっしゃいました。
 
 
その飲食店オーナー曰く、その御方の8人のご兄弟は、経営者か、大学教授や専門分野の権威とのことでした。
 
 
不動明王のような雰囲気の、全てお見通しのその御方は、ご自身を無類のマザコンとおっしゃっていましたが、
いつもお話し下さったのは、
 
 
将来子供ができたら、することは1つ。
ご飯を一生懸命作って食べさせなさい。

 
そしたら、子供は勝手にお母さんのことを考えて勉強するなり出世して、兄弟競って仕送りしてくるようになる。
お母さん、ガッポガッポや。
 
 
その御方が、あまりにご自身のことをマザコンマザコン言うので、離婚歴アリの当時38才のお姐様が、楽屋で、

「あの御方の奥さん、お気の毒ね」

と言っていたのを、
 

「いや、毎日、奥さんと手つないで散歩してはるよ」

とオーナーがおっしゃっていたのを覚えています。
 
 
節目節目で、必要な、本当に大事なことを教えて下さる方々に恵まれ、本当に感謝ばかりです。
 
 
子供には、ご飯をしっかり作って食べさせる。
 
 
他のことは何もできなくても、これだけは、お不動さんのお言葉を思い出し、できるだけがんばりました。
 
将来の、がっぽがっぽを期待してたわけじゃないけど😆
 
 
私は、片づけや掃除はできないけど😅
料理は、母が一生懸命作ってくれて、母は、祖母にしっかり作ってもらってきたしで、料理だけは何とか娘につなげたかなと思っています。
 
 
まぁ、

「私にとっての家庭料理は、おばあちゃんの料理。」

😋母の肉じゃが😋

って娘に言われてしまっていて、肩すかしだけど、それも納得です。
 

料理は下手だ苦手だと思いつつも、母が一生懸命料理を作ってきてくれたからこそ、私も娘に作ってやれてきたのですから。