娘から自分のルーツを遡る

育児を始めて７ヶ月が経ちました。
無表情で眠り姫のような生まれたての娘が、今は自分の思いを表情に１００％ぶつけてコミュニケーションをとってきます。
話すことが出来ないからこそ、シンプルに自分の意志を泣きと声と表情で伝える赤ちゃんのコミュニケーション力はとても尊敬できます。言葉があると、言葉に頼ってしまう、そんな世界で私達は生きている気がします。

最近娘を見ながら、自分のルーツを遡っている気がします。私自身自分の産まれた頃の記憶は全くありません。ですが、34年間育ってきて様々な経験が積み重なってきて今の自分がいます。
私自身はどういう赤ちゃんだったんだろう？なんでこういった物事に興味を持ったんだろう？とか、娘の成長を見ながら自分を遡りながら、新たに発見する自分を感じています。

礼紗が生まれてまだ目が見えない０ヶ月の頃から絵本を読んでいました。私自身は娘に対してこういった人として育ってほしいという理想のようなものはあまりなく、その子を見ながら好きなことを見つけてあげるお手伝いをしてあげようという感覚で接しています。あの０ヶ月の頃、私は礼紗が起きている時間何をしてあげたらいいか分からず、絵本くらいは読んであげようと決めて本を読んでおりました。

決めたことは続けたいので、読み続けてあげました。徐々に目が見えてきているのは分かるけど、私が話している内容は分からないだろうし、赤ちゃん目線で見る絵本ってどんな感覚なんだろう？と思いながら、娘と同じ体勢で同じ目線で絵本を読み続けてきました。好きな絵本が分かってきたり、月齢によって変わってきたりしながらも、変わらず好きであり続ける本があったり。
そして最近、ページを開くと登場してくる絵を見て自ら笑うようになってきました！彼女なりに何かを感じていると分かる瞬間。とっても嬉しいです。
絵本は好きなようなので、このまま続けて行きたいと思っています。

今目前の課題は離乳食です。２回食になり食べる機会を増やして行く頃に旅行に行き、約１週間ベビーフードをたっぷりあげてしまいました。味がついていて美味しいんですね。とてもよく食べ、あ～食事好きになってきたんだな～なんて思っていた矢先、私が作った食事に戻すとほとんど食べない。。。でも食事は楽しみのようなので、少食でもいいかな、と前向きに考えつつも、気になっている案件。こちらも諦めずに献立を考えたりしてきちんと進めて行ったら、今日はとても楽しそうにいつも以上に食べてくれる時間を共有することが出来ました。小さな幸せかもしれないですが、私にとってはとても嬉しい出来事でした。
私自身も０歳の頃、娘と同じように少しづつ食べ物が食べれるようになって行ったんですよね。離乳食を作りながら、食べさせながら、改めて自分の今を感じます。

娘の誕生から始まった新たなスタート。

様々な物事を感じて、考える、とても素晴らしい機会をもらっている気がします。