2011年中国の旧正月23日~10日で、主人と一緒にパリに旅行に行ってきました!

今回の旅行の目的は、5年半前に行ったパリ旅行のリベンジと毛糸屋巡りです。パリ旅行の記事は別途書きます。先に毛糸屋さんのレポートです!

ここ数年海外に旅行に行く度に、毛糸屋さんが有るかないかを事前に調べて旅行に行っています。国や地域によって扱っている糸や編み物用具の原産国も異なり、この一つの視点からだけでも流通、貿易の関係を知ることができます。

今回パリは、私がこれまで調べた&知っている都市(上海、東京、ミラノ、フィレンツェ、ブリスベン、ホーチミン)の中で、ニットショップの情報が多い方の都市でした。インターネットで情報を収集し、約20のショップの住所をメモしていざ出発!飛行機の中で一つ一つ地図に落とし込み、約10のショップを回ることにしました。

Etienne Marcel Area

Lil Weasel
1 Passage Grand Cerf 75002 Paris, France

paris knit yarn shop A paris knit yarn shop A (3)

paris knit yarn shop A (4) paris knit yarn shop A (2)

La Droguerie
9 Rue du Jour 75001 Paris, France (
東京表参道にもあり)

 paris knit yarn shop B (3) paris knit yarn shop B (2)paris knit yarn shop B paris knit yarn shop B (4)


Marais Area

 

Mercerie

Rue des Francs Bourgeois
ファッション感度の高いマレエリアにある手芸ショップはとてもオシャレで素敵な佇まいが印象的。

 paris knit yarn shop D


Montmartre Area


モンマルトルの丘の下は生地屋街となっています。東京における日暮里の生地問屋街のように
50店舗ほど生地屋が並んでいます。ボタンやリボン等洋裁、手芸に必要な部品を扱っているお店が多かったです。その中で、毛糸を扱っているショップも2店舗ありました。

現地の日本人の方曰く、パリに住んでいる人で洋裁や手芸をやられる方は大体このエリアに足を運ぶそうです。 

 

CHAMAILLE (毛糸)

3 Rue Charles-Nodier 75018

 

・MOLINE生地)
1, Place Saint-Pierre 75018 Paris

・Tissus Reine (レース等)

3-5 place St Pierre 75018 Paris

 

DREYFUS(生地)

 

Mercerie Saint-Pierre(生地、毛糸他)

paris fabric shop street paris fabric shop street (2)

paris fabric shop street (3) paris fabric shop street (4)

paris fabric shop street (5) paris fabric shop street (6)

paris fabric shop street (7) paris fabric shop street (8)

paris knit yarn shop E (2) paris knit yarn shop E


Saint –Honore Area 
 

Modes Travaux
10, rue de la Pepiniere 75008 Paris

 

paris knit yarn shop C paris knit yarn shop C (2)





Saint-Germain Area
 

La Droguerie

Le Bon Marche 内最上階24, rue de Sévres 75007 Paris


パリ中心部のサンジェルマン、その中でもひときわ存在感の高いデパートボンマルシェの最上階(4階)に手芸店がそれなりの規模で入っておりました。特徴としては、扱っている毛糸の種類はバランスが良く、編み物道具では日本のブランドクローバーの道具が5割を占めていて驚きました。オーストラリアやミラノに行ったときには日本の道具は全く扱っておりませんでしたが、パリではところどころのお店で日本の編み物の本があったり、クローバーの編み物用具が置いてあったりします。日本の編み物用具の技術の高さを改めて感じました。

 


パリのファッションは、とにかくエレガント!上海のダウンコート×
UGGブーツのコーディネートとは異なり、毛皮コート×レザーブーツのコーディネイトが基本。そのため上海で流行っているローゲージ(ざっくり、目の大きい)のニット、exスヌード等を身につけている方は少なかったです。売り場にある置いてある毛糸を見ても太いざっくりとしたものはそこまで多くなく、品が良く、エレガントな印象の毛糸が多かったです。パリで扱っている毛糸のほとんどはイタリア製でした。(フランス製も一部あり)全体的に糸の質が高く、価格は日本と同じくらいの金額でした。


都市の中心部に数多くの手芸店があることから、「手芸」の文化がフランス人において重んじられていることを感じました。ただし一点残念に感じたことは、決して流行っているという感じがしませんでした。どちらかというと日本と同じでご年配の方が楽しんでいるという空気感。ファッションの聖地パリだからこそ、手編みの文化もファッションの視点で発信したら更に幅の広い手編みのカルチャーを創出できるのではないか、と感じました。