タロットは魂の叫び♡生命の木とタロットカード① | Lovers Stone (ラヴァーズ ストーン)

タロットは魂の叫び♡生命の木とタロットカード①




ウェイト版タロットカードの理解に避けては通れない「生命の木」🌳



(知らなくてもカードリーディングはできますよ〜だいじょうぶ🙆‍♀️)



私もぜんっぜん「本当の理解」なんてしていないのですが、



私の中で、


万物との一体感

私を生きることが世界平和

まじでそのままでオッケー


という感覚に確信を持たせてくれる、

生きる大樹に育ってきました🌳



その生命の木に、日本の神様が降りてきました✨




もうね、

私の中で、

ズドーン❗️ど真ん中❗️という感じで、

きたきたー❗️❗️なんですけど、



このことをタロット仲間に話すたびに、

「ちょっとよくわからないんですけど…真顔」という顔をされてしまいます…



私は気がつきました。



啓蒙が足りてない。

ちっとも足りてない。


そもそもみんな、

「生命の木ってなんやねん」

だった真顔



知ったら楽しいのに!!!

てゆうか、みんなの中にこの木があるというのに🌳!!!



しかし、ブログに書くことを躊躇してしまうのは、


「伝えたところで意味ないんじゃないか」


「で⁉️」って言われたら返す言葉が無い😭


というところだったのです。



しかし、

「私はこういう思想の人間である」ということを、

私自身が愛するために、

ブログに書いていこうと思います。



伝わったら嬉しいし、

自分の内側で神様たちがイキイキ躍動する感覚は、

今後の人生の道しるべになる!という確信はありますが、


伝わらなくてもいいんです。


伝わらなくてもいいけど、伝わるように頑張って書いてみます❣️



タロットリーディングに活かされるだけでなく、

あなたの生命の木の栄養になると思うから❣️





【生命の木とは】


「生命の木」は、ユダヤ教の口伝、「カバラ」の教えの中心にあるものです。



生命の木の成立は11世紀〜12世紀ごろ。

本当はもっと古くから口伝で伝えられてきたと言われますが、書物が発見されたのが、この頃です。


国を追われたユダヤ人のグル(教えのリーダー)、

盲人イサアクが無限を表す「アイン・ソフ」という言葉を使い、無限のエネルギーが生命の木に流れ込んでくることを伝えました。



生命の木は、

10個のセフィロトと呼ばれる「果実」と、

22本のパスと呼ばれる「道」でできています。

(パスは生命の木の枝です)




旧約聖書にあるエデンの園から追放された我々人間が、

再びエデンの園に帰り、

神とひとつになるための大切な図形であるということです。

 





この図形は、

目にするだけで魂に眠る生命の木が立ち上がると言われています。



知識を持っていようが、

持ってなかろうが、

魂が何かを思い出す形なんだそうです。



正直、最初はよくわかりませんでした泣き笑い

ヘブライ語に馴染みがないし、

木という割に、形がカクカクしてるから。



けれど、

神社に「御神木」があることが自然な私たち日本人にとって、


木の生命力とか、自然の叡智とか、生と死のサイクルは、なんとなく感覚で知っています。






本来はユダヤ教の口伝であったカバラの教えですが、


キリスト教の人たちが翻訳し解釈したものを、

「キリスト教カバラ」もしくは「ヘルメティックカバラ」と呼びます。



ユダヤ教カバラの信奉者からすると、

キリスト教カバラは全く別物だから、一緒にしないでね、ということです。



(そこに、日本の神様やら仏様を降ろしてしまった私は異端中の異端です泣き笑い



そのカバラの生命の木とタロットがぐーっとお近づきになったのは19世紀のフランスです。



(いやいや、元々タロット自体が、ユダヤの教えを秘密裏に隠して生まれたものなんだという研究者さんもいます)



19世紀フランスの魔術師エリファス・レヴィによって、タロットカードの大アルカナに22のヘブライ文字が当てはめられました。



ヘブライ文字は古代ユダヤの言語です。



レヴィのこの発明はかなり魔術界に衝撃を与えて、

のちに20世紀最大の魔術師と呼ばれるようになったアレイスター・クロウリーは、レヴィに直接教えを乞い、



ウェイト版をディレクションしたアーサー・E・ウェイトさんはレヴィの本を英訳し、イギリスで出版します。



そして、19世紀末にイギリスで生まれた秘密結社「黄金の夜明け団」🌞


創設者W ・W・ウェスコットや、マクレガー・メイザーズらによって、

レヴィの魔術がより洗練されて、

タロットカードと生命の木が結びつけられました。






18世紀はフランスで市民革命、

イギリスで産業革命が起こります。



石炭エネルギーによって、

汽車が走り、

街灯が灯り街がどんどん明るくなって、

人々は少しずつ自由を獲得していきました。



仕事は工業化が進み、

イギリスやフランスの人々の生活が豊かになっていくように見えましたが、



19世紀には、

他国の植民地化、

資源をめぐる争い、

家族の分断、

広がる貧富の差に、

「あれ?ちょっとおかしいぞ?」と気づき始め、



生きるとは何?

死とは何?

本当の豊かさとは何?

戦争はなんのため?



と本気で考え、


物質ではなく、

この身の内側にある魂について研究していたのが、オカルティストと呼ばれる秘密結社の人々です。



神秘的な東洋思想やエジプトのヒエログリフ、


大流行りしたジャポニズム、


そして、世界中どこでも財を生み出すことのできる、ユダヤの人々の、カバラ。



ヨーロッパのオカルティストたちが、

世界中の宗教や教えを貪欲に吸収しようとしたのは、たんに流行だけでなく、

魔法で世界を思うままに操るためだけではなく、


物質主義に傾く世界に違和感を感じたからだと思うんですよ悲しい


私の勝手な解釈ですが。



そういう意図があったかはわからないけど、

「自然界に存在する樹木」を教えの中心に置くカバラに、


国や言語を超えた真理を感じたのではないかな。


今ここを、楽園にするための実践方法として。



イングランドの語源は「アングロランド」。



アングロ族、サクソン族というゲルマン民族がブリテン島へと侵入していったのですが、



ゲルマン神話の中心には、「ユグドラシル」という世界樹があったし、


ケルトの人々は樹木信仰だったから。




ウェイトさんは、

1歳になる直前に父を亡くし、

16歳になる直前に妹を亡くしていて、

自分の誕生日直前に何かが起こるというトラウマレベルの出来事を乗り越えて😭

世界が大戦へ向かう1909年にウェイト版の第一版が発表されます。



タロットカードって、

「魔術的要素満載の怪しいもの」というイメージがあって、

いまだに「怖い!呪われる!」

と思っている方が多いのですが、


本当は平和の産物です。


戦争を乗り越えた、楽園への羅針盤です。


タロットカードが、

国を追われたユダヤ人の叡智だったとしても。


オカルティストたちの夢物語だったとしても。



カバラのいう「神との合一」とは、 

今この瞬間も、

本当はこれまでずっと、


神と呼ばれる「宇宙」と一体だったということを思い出すこと、


だったんじゃないかというのが私の見解です。



ウェイト版が大衆に受け入れられるようになったのは、

1960年代になってからとのことです。


アメリカでのヒッピーブーム、

ラブ&ピースの自然回帰の流れの中、

ウェイト版は愛され始めるんですよね。



生命の木というのは、

皆が等しく持っている、

宇宙エネルギーの回路です。



次回は、各セフィロトのお話をしまーす😍