昨日は、歌舞伎座の「夜の部」を
観に行きました。
歌舞伎の初日に行くのは、
何十年振りでしょうか。
「初日」独特の高揚感や華やぎが
劇場全体に溢れていました。
もちろん、
歌舞伎役者の奥様方もロビーに勢揃いで、
皆様の着物の趣味の良さや
美しい佇まいもじっくり拝見しました。
☆ 「海老蔵の助六」
私は、「団十郎の助六」より、
「海老蔵の助六」が好きです。
海老蔵の方が
「助六のニン」に合っているからです。
花道で最初の一声を発した瞬間に、
「ああ、これが助六だ!」
と思います。
江戸っ子らしい粋な感じ、
モテモテの漂う色気、
若者らしい活気溢れる躍動感…
「海老蔵の助六」を堪能できました。
☆初役で演じた役者も
まず、
① 雀右衛門の「揚巻」
父の持ち役だった揚巻を
満を持しての初役でした。
大ファンだった先代の揚巻が
脳裏に焼き付いていて…
これも名優の父を持つ役者の宿命です。
昨日は初日ですから、
千秋楽にはどんな揚巻になっている
でしょうか。
② 市川右團次の 「口上」
先月襲名披露した右近、改め
市川右團次は、「口上」。
「市川宗家のお許しを得て」
と、プログラムに書いてある大役です。
右團次の口跡の良さが光りました。
数年前、香川照之が父猿之助の
跡継ぎとして突然登場してから、
右團次の役者人生も大きく変わったと
思います。
彼は才能ある「いい役者」だと
常々見ていたので、頑張って欲しいです。
③ 巳之助の「 福山かつぎ」
今月の歌舞伎座は、
父、坂東三津五郎の
「三回忌追善」でもありました。
若い巳之助を遺して逝った父、
若くして父を失った巳之助、
二人の気持ちを思うと涙がでそうです。
巳之助の「福山かつぎ」は、
威勢がよく、江戸っ子らしかったです。
父の存命中には、
想像も出来なかった昨今の成長振りです。
④ 梅枝の「白玉」
写真が無くて残念ですが、
ため息がでる程に美しかったです。
この数年、
大役を続けてこなしている梅枝は、
私が今一番期待している若手です。
「いつか梅枝の『揚巻』が観たい!」
と思わせる「白玉」でした。
★ 「海老蔵の助六」を観て歌舞伎を堪能。
江戸 歌舞伎の代表作である「助六」は
いつ観ても楽しいですが、
昨夜の「海老蔵の助六」は
「今日、観られて本当に良かった。」
と、幸せを感じました。
★「夜の部」は他に、
・ 幸四郎、彌十郎の『引窓』
・藤十郎と仁左衛門の『女五右衛門』
がありました。
この二つについての感想は、
明日のブログに書く事にします。
観に行きました。
歌舞伎の初日に行くのは、
何十年振りでしょうか。
「初日」独特の高揚感や華やぎが
劇場全体に溢れていました。
もちろん、
歌舞伎役者の奥様方もロビーに勢揃いで、
皆様の着物の趣味の良さや
美しい佇まいもじっくり拝見しました。
☆ 「海老蔵の助六」
私は、「団十郎の助六」より、
「海老蔵の助六」が好きです。
海老蔵の方が
「助六のニン」に合っているからです。
花道で最初の一声を発した瞬間に、
「ああ、これが助六だ!」
と思います。
江戸っ子らしい粋な感じ、
モテモテの漂う色気、
若者らしい活気溢れる躍動感…
「海老蔵の助六」を堪能できました。
☆初役で演じた役者も
まず、
① 雀右衛門の「揚巻」
父の持ち役だった揚巻を
満を持しての初役でした。
大ファンだった先代の揚巻が
脳裏に焼き付いていて…
これも名優の父を持つ役者の宿命です。
昨日は初日ですから、
千秋楽にはどんな揚巻になっている
でしょうか。
② 市川右團次の 「口上」
先月襲名披露した右近、改め
市川右團次は、「口上」。
「市川宗家のお許しを得て」
と、プログラムに書いてある大役です。
右團次の口跡の良さが光りました。
数年前、香川照之が父猿之助の
跡継ぎとして突然登場してから、
右團次の役者人生も大きく変わったと
思います。
彼は才能ある「いい役者」だと
常々見ていたので、頑張って欲しいです。
③ 巳之助の「 福山かつぎ」
今月の歌舞伎座は、
父、坂東三津五郎の
「三回忌追善」でもありました。
若い巳之助を遺して逝った父、
若くして父を失った巳之助、
二人の気持ちを思うと涙がでそうです。
巳之助の「福山かつぎ」は、
威勢がよく、江戸っ子らしかったです。
父の存命中には、
想像も出来なかった昨今の成長振りです。
④ 梅枝の「白玉」
写真が無くて残念ですが、
ため息がでる程に美しかったです。
この数年、
大役を続けてこなしている梅枝は、
私が今一番期待している若手です。
「いつか梅枝の『揚巻』が観たい!」
と思わせる「白玉」でした。
★ 「海老蔵の助六」を観て歌舞伎を堪能。
江戸 歌舞伎の代表作である「助六」は
いつ観ても楽しいですが、
昨夜の「海老蔵の助六」は
「今日、観られて本当に良かった。」
と、幸せを感じました。
★「夜の部」は他に、
・ 幸四郎、彌十郎の『引窓』
・藤十郎と仁左衛門の『女五右衛門』
がありました。
この二つについての感想は、
明日のブログに書く事にします。