新商品のデザイン打ち合わせ
「雨の匂いがする、雨ふるよ」って言うと、大抵の人が笑います。
雨の降る前のにおいが好きなんです。それまで吹いていた風が変わって、独特の匂いがします。
子供たちは私の変な性格を知っているから、慣れっこですが私を知らない人は私にびっくりします。
デザインをお願いした竹島さんは友人でもあります。
竹島さんに「雨降るよ」と言ったことはありませんが、言ったらたぶん「弘美ちゃんが言うならそうなんだろうね」とだけ言うと思います。私はそんな竹島さんが好きで尊敬していまいます。
お店の立ち上げる時、引き継ぎ客0人でスタートしました。今から7年前、たかだか7年SNSがここまで世間に浸透していませんでした。
amebloですら、「amebloで知り合った人とメッセージのやりとりをしているよ」と言うと「騙されるよ」「よく怖くないね」と言われる時代でした。
なので、チラシは私にとっては集客するための1番大切なツールでした。
オープンの時のチラシはどんなのだったか忘れました。1枚残らづ全てポスティングしたから。
絶対に他人には頼まなかったです。
1枚1枚が大切だったんです。無いお金を振り絞って作ってもらったから、笑っちゃうほどお金がなくて
私がターゲットにしていたのは、徒歩圏内の人達、年齢層は35歳~55歳
なぜなら、私が38歳だったから、若者の気持ちは分からないけどおばさんの気持ちならわかる。だって私はおばさんだから
35歳~55歳が住んでいそうな建物に投函していきました。無駄にチラシは配りたくないので
営業前、営業後は必ず、暇な時は「ポスティングに行ってきます!!携帯にお電話してください、走って戻ります」と書いてポスティングに行っていました。
この続きはメルマガに書きますね。書ききれない裏話がたくさんあるので。笑
兎にも角にも、1枚1枚が貴重だったんです。
チラシのコンセプトは「手の届く普通の綺麗なおばさん」手に取って、冷蔵庫に張ってもらえるか、ゴミ箱へ行くかはチラシの内容しだい、しかも女性の判断力は早いです。ぱっと見て決まります。
竹島さんとは、何度も何度もぶつかり合い喧嘩をしました。泣かせました。気丈な彼女が泣くなんてきっと凄く悔しかったんだと思います。竹島さんにだって誇りやプロとしての意見があります。
私は納得がいかないと絶対にYESとは言いません。
でも、最後には最高のチラシができました。冷蔵庫までたどり着けるチラシです。
女性の多くが、今はいかないけど次に行こうかな~と思うチラシは冷蔵庫や毎日目のつく場所に張るか置きます。しまいません。
しまわれたら最後、大掃除に捨てられます。
運命の分かれ道だからこそ、チラシに拘ったんです。
パッケージデザインも私らしいデザインにしてもらいました。moeのデザインも喧嘩しました( *´艸`)
喧嘩するほど仲がいい
私は竹島さんに褒めてもらえる事が1番嬉しです。
そして、竹島さんは「私は菅野弘美のファンだから」と言ってくれます。
人間はどれだけ頑張れたかじゃない、どれだけ頑張っているか
心臓が動いているあいだは生きているんだから、時間を無駄にしてたら勿体ない。