マイルスデイビスは言っていた


Don't call me a legend.

Just call me miles.


伝説と言うな、マイルスと言え。

いつの時代も最前線で看板しょって挑戦し続けている。

これがjazzのカッコよさを裏付けるエピソードではないだろうか。


初めて買ったアルバムがマイルスデイビスのdoo-bopだった。

入り口はゴリゴリのjazzではない。


 

90年代はACID jazzというジャンルが流行っていた。

ソウルをベースにし jazzの要素が入ったダンスミュージックでイギリスで盛り上がっていた新しいジャンルだった。

マイルスは色々な音楽に挑戦していて、この頃はHIPHOPを取り入れブラックミュージックとしての新しいスタイルを模索していたと思う。

ミュートの効いた疾走感に溢れトランペットとラップで構成される曲はマイルスデイビスらしいエッジがきいている。

とにかく新しくてカッコよかった。

 jazzのイメージを覆す最高のアルバムだ。

しかし

新しい物に挑戦し続けたマイルスの最後の作品になってしまった。


この頃から少しづつ jazzを聴きはじめた。

ブルーノートのアナログの再発物はいわゆるジャケ買いなどもした。

 jazzのジャケットはとにかくクールでカッコ良くアートワークも抜群である。


 





ルイアームストロング、

ビリーホリデー、

フランクシナトラ、 

アートブレイキー、

ジョンコルトレーン、

ハービーハンコック、

ビルエバンス、

チェットベイカー、

ソニークラーク、

セロニアスモンク、

キースジャレット、

ドナルドバード、

グラントグリーン、

ウェインショーター

ジャコパストリアス、

パットメセニー、

パイセンにいろいろ教えてもらいながらいろいろ試してみた。

背伸びして聴いているうちに耳に馴染む様になってくる。

jazzのjの上の・のところが分かりはじめたのかもしれない。

レコードを音量大きめで目を閉じて聴いているとその場の臨場感が味わえてしまう。




でこのアルバムに出会ってしまった。



 Kind Of Blue/Mils Davis



やはりマイルスデイビスである。

このアルバムはいわゆる代表作でコテコテだがやはりクールでカッコイイ。

絶対に裏切らない1枚だ。

やはりアナログ盤で聴いて頂きたい。

やはり一家に一枚の名盤で御座います。



 jazzには唄がない。ウタモノは別として、詞がないので曲名を覚えたりアーティストの名前も覚えにくいところもあるだろう。

そこが他のジャンルと違い聴くのに少しハードルが高くなっているのかもしれない。



浅はかな知識と説明とボキャブラリーのなさで大変恐縮であります。

失礼致しました。