こんにちは、ゆりです。
この間、サロンに飾っているお花が枯れてきていたので、お花屋さんに行くと、トクサが安かったのですよね。
おぉ、安い!と思わず買っちゃいまして…
うわまた時間かかるの買ってもーた…と思ったのですがゆっくり生けてみました。
トクサは、体と留の前に、バサッと斜めに刈り込んだように株を生けるのが特徴です。
教本やインスタも見てみたのですが、写真が少なく…
伝書を開くと、体は矯めをきかせて、用と留は出生のまっすぐなところを使う、とあったので
用と留はまっすぐ気味に生けています。
こういうのを生けると、トクサがもさもさ生えていて、昔はこういう風にバサッと刈り込まれることがあったんだろうなと風情を感じられて、好きです。
お花では、「虚実等分」という言葉があります。
自然のものがそのままであるのが「実」。
要らない葉っぱをとったり枝を曲げたりして人の手を加えて自然でなくしてしまうのが「虚」。
お花「らしさ」は損なわないまま、人の手を加え、礼儀を備えて「虚」と「実」のバランスをとる
「虚実等分」が、華道では…というかうちの流派では、よいとされています。
自然のもんなんだから自然のままがいいんじゃないのって言われそうなところでもありますが
私、昔一度、「自然に生えているようにのびのびと、風情を失わないように」をコンセプトに、出来るだけ葉を取らずに生けたことがあります。
私「…………。」
親先生「ゆりさんこれ…どうしたかったの?」
私「…………野原のように生けたかったんです……そしたら、ただの草むらになった………」
親先生「…………(こらえきれない笑い)」
っていうことがありまして…(ノ_-。)
ほんとにただの草むらになった(ノ_-。)
「虚実等分」むずかしいですけどね、要らない葉とるの大事だなとそのときに思いました(^o^;)
上の写真のトクサも、伐り株も入れて自然の風情を映しているようでいながら、伐り株の長さやトクサの姿は美しく見えるように形が定まっています。
生ければ生けるほど、よく考えられてるなぁと、ほっこりします
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