今日はとってもうれしいことがありましたハート

 

昔授業を持っていた卒業生からDMが来て。

 

「当時、先生がくれた手紙のおかげで高校を辞めずにがんばれました。

先生が先生してくれてて、励まされ元気をもらっていた一人なので、

先生が今すごく活き活きされてるのが安心してうれしいです。」

 

と。

 

 

だいぶ前にフォローしてくれてたのですが、

彼女もとてもキレイになってたのでアカウント名だけでは

誰だかわからなくて。

 

あー、そうだったんだ!と

それからひとしきり会話しました。

 

彼女ももう35歳で2人のママになってとても幸せに過ごしているそうで。

当時の気持ちやらその後の社会人経験やら

共通の知り合いの話題やら…

 

 

いろいろな問題を抱えた学校の中で優等生タイプだった彼女。

生徒の立場でも本当に大変だったろうと思います。

 

 

自分が高校生だったときとはまるで正反対の、

いろんな問題を抱え、しかも小学校や中学校でも、

さらには実の親からですら、十分に目をかけてもらったとは思えない生徒たちを目前にして、

たった1年か2年(私は家庭科と情報科だったので)、

週に数時間の付き合いで自分にできることの限界を感じていました。

 

 

この子たちに自分は何ができるだろう、何が残せるのだろう。

 

 

そんな思いで、毎年、1年が終わる時に授業を受け持ったすべての生徒一人一人に

手紙を書いて(字汚いのでパソコンですけど、笑)送っていたんですね。

 

確か、1年だけ、初めて卒業生を持ってめちゃくちゃ忙しかった時だけ

サボってしまった気がしますが、あとは8年間、必ず全員に送りました。

(実はデータも残ってます、笑)

 

 

正直言うと、いざ書こうとすると言葉が出てこない子もいて、

ああ私はこの子のことをちゃんと見てなかったんだ、と

自己嫌悪に陥ることも多々ありましたが、

それでも、一度でも主役にさせてあげたい、

30人の中の一人、じゃなく、

点数とか教師にとっていい子かどうかとかでもなく、

この子にとって未来を切り拓くための支えになるような何かを送りたい、

そういう思いでやりきりました。

 

 

こうやって20年近く経って、その時のことをこんな感じで伝えてくれるなんて

本当にうれしいです。

正直教師やってたときは99%が報われないなって思ってたんです。

残りの1%が何物にも代えがたい大きなモノだから、となんとかがんばったけど、

やっぱりあのときは苦しすぎて、続けられなかった。

その時の苦しみ貯金が今こういう喜び利息になって返ってきてるんですねー。

ふふふ。ありがとう。

いい投資したな~、20代の私。

 

 

教師も子育てもそうなんだろうなと思います。

まあ、私はもう脱落しちゃいましたけどね、笑。

自分優先主義!で!!笑。

 

でも、この経験のおかげで、自分の子供がいなくても

親の苦労が少しは分かるつもりだし、

自分が親やまわりからもらったものが、いかにありがたいものか、

心底気付くことができました。

本当にあの8年間には感謝しています。

 

Aさん、伝えてくれてありがとねハート

またどっかで会えるといいねハート

お互い楽しく笑顔でかわいく生きましょうウインクハート