若かりし頃から

「変ってる」

と言われてきた。

 

自分では「普通」と思ってきたことが

人から見ると「変ってる」らしい。

 

それこそが「価値観」というものなのだろう。

 

「価値観」とは

産まれたときからの

親、家族、環境、先生、友人の影響であるという。

 

幼少の頃

よく転んで泣く私に母が言った

「転ぶと大きくなる」

私は本当に「転ぶと背が大きくなる」と信じた。

事あるごとに「ね、大きくなった?」と聞き

母は「大きくなったよ」と言ってくれた。

なんと、

素直な私は、これを小学6年くらいになるまで信じていたのだ。

 

でもある日気づいた。

泣く子を黙らせるおまじないの言葉だった(笑)

そして大人になって

「人生のつまづきは成長と学びである」

ことに気づく。

 

父と小学5年くらいまでお風呂に入っていた。

友達に「変だ」と言われるまで何も考えていなかった。

その後、

嫁に行くまで私の入浴中に父が足を洗いに来たり

下着姿で歩き回ることにも抵抗はなかった。

 

それは二人姉妹の私たちの為、

母が父に頼んだらしい。

男と女の体のつくりの違いを

自然にわからせるために

裸を目にする機会を作ること・・・。

初めは父は抵抗していたと(笑)

 

これこそ価値観の植え付けだと思う。

正しいとか間違っているというものではない。

ただ私はこうして自分の価値観を身につけていったのだ。

○と×

これは生きてきた人生が違うのだから

千差万別あるものなのだ。

 

・・・・・と気づくまで50年かかりましたとさ(笑)

 

そして今

そのためにできてしまった「制限」や「恐怖」を

取り除くことに励むのであった。