私事ですが
6月11日のザ・世界仰天ニュースという番組で
抜毛症を取り上げていただきます
オファーが来たのはASPJのHPからでした。
「抜毛症」は仰天ニューでも過去に放送されています。
番組を面白くするため、
起承転結を演出するため
そして何より、見る人の
素直な反応としてだとは分かっていても
オーディエンスの
「わ～。。。ひゃ～。。。（
悲壮感たっぷりな）」の声が
当事者にとってはどんなにキツイものか。
私も当時この放送を見た記憶は薄いのですが
放送を見て何が残ったかって
「やってはいけないこと、理解されないことを自分はしているんだ」という
悲しみと自己否定だったと思います。
VTR明けの中居君の「かわいそう」という発言も
ドキリとさせられます。
後半には発症が多いのは
母親が過干渉、第一子が多い、親が背景にある
成績優秀な子、親の期待に応えようとする子供
反抗できずにいる子、治療には２，３年かかる
などと専門家の方が解説しています。
でもね、
でもね、
でもね、
これって ごく一部の見方です。
もちろん統計とかあるとおもうし根拠となるものがあってのことだけど
その情報と自分はイコールではないということ。
情報に飲み込まれないでほしい。
今の私が思うのは
「母親だって苦しかった」のではないかなということ。
助けたいし、いつだって支えになりたいと思っていても
いざ身近な人にはうまく伝えられなかったりする。
どんなことも一方だけが悪いってことはないと思う。
母親がこうだったから、家庭がこうだったから。と
私も散々言い訳の理由にしてきましたが
原因探しや、誰かや何かを悪者にして出した答えって
どうしても気持ち悪さ残る。
それは本当の意味で腑に落ちてないから。
だって本当は
そんな風に思ってしまう自分が苦しいんだもん。
大好きなお母さんで、
大好きな家族で、
大好きな友達で
本当はみんな笑っていてほしいんだもん。
それでも「●●のせい」に意固地になってしてしまう
気持ちの本音には「好かれたい」
「きらわれたくない」があるのではないかと思う。
その本音にもっと素直になるほうが
私は解決に近づくと思う。
好かれたい、嫌われたくないって
どんな人も持っている感情で
恥ずかしいことでもないのに
どうしてか蓋をしてしまいがち。
拒否されたくないって
不安のほうが勝ってしまうから。
私の好きな言葉に
「本当に大切なものは絶対になくならない」
というものがあります。
抜毛症や、何かのコンプレックスを相手に
伝えたことによって去っていくものなんて
今のあなたに必要じゃないんだよという
サインなのではないかな。
また回り回って必要になる時がくるまで
手放していいんじゃないかな。
私は公表してから今まで、
驚かれたことはあっても
拒否されたことはないです。
それが例え、一般社会的には理解されなくとも
大事な人、信頼できる人、今目の前にいる人
日々を一緒に過ごしている人にわかってもらえれば充分だと思うから。
でも、私は
一般社会的にもっと認知されたい
＃ひとりじゃないよ を届けたい
まだ会えていない人に。
そして抜毛症も、脱毛症も、がんも
誰しもが急になりうるものであり、
身近なものということを知ってほしい
自分がならなくても、
いつ家族、友人、パートナーがその症状に
なるかもしれない。
もしそうなった時の準備の一つになったらと思う。
全国区のテレビ番組に自分が出るということは
とても怖いことでもあります。
私の半生を再現ドラマで放送するのですが
事前に台本は頂いていても映像は見られないし
こちらの意図関係なく、
編集され、脚色されるからです。
これはテレビ制作の人に対しての文句とかではないのであしからず。
ものづくりの本質（どう伝えたいか、どう魅せるか）でもあると思うのです。
時間を割いて私の話を聞いてくれ、何人もの上司に掛け合い
現場で指示し、制作の現場は想像もできないほどの神経と体力を
大勢の方が使ってくださっている。
取り上げてくださったこと自体に、とても感謝しています。
見る人によって感想や感じ方が違うことには
コントロールなんてできないし、烏滸がましいことだと思っています。
ブログは自分の一番正直な想いを
いつでも「自分の言葉」で書いています。
できるだけリアルタイムで自分の気持ちを綴っていこうと思います。
でも放送され、
どんな内容のメッセ―ジが出されるのか
どんな反響が来るのか
怖さととともに 覚悟をしています。
それでもオファーを受けたのは
＃ひとりじゃないよ と
あの頃の自分に言ってあげたいし
＃抜毛症 は自傷行為 といわれるけど
自傷行為=悪いこと という
決めつけについて異議を唱えたい
見える傷と心の傷は違う
ひいては 価値観を疑うこと
物事を多角的に見るようにすること
本質をみるようにすること
そして何よりも
自分を責めないでほしい
という願いからです。
私自身は「治らなくてもいい、
うまく付き合っていこう」とは思うものの
ポニーテールにはあこがれるし
髪をかき上げるのも羨ましい
治ったらいいなという思いはあります。
日々治そうと頑張っている人がいれば
応援したいです。
どうか一人で苦しんでいる人が少しでも
私達ASPJの存在を知ってくださり
一人ではないんだと思える場でありたいと思います。
テレビ放送が決まった時点で
私たちの新たなチャレンジが始まりました❣️
髪を失った女性の「輝き」と「笑顔」を生み出す交流会・撮影会を全国で開催したい！
今までどうしても都内中心でしかできなかったことを
全国展開していく一歩を応援してもらいたい
シェアや応援コメントとしても応援してもらいたい
その思いからチャレンジを決めました。
ネットでつながる今だからこそ、
会うこと、を大切にしたいと思います。
クラファンの事はまた書きます。
さぁ、今日も一日始まるぞー‼️
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