みなさま、こんばんは。オールスターブレイクをどのようにおすごしですか?

 

私はフレッシュオールスターゲーム、オールスターゲームをいずれもテレビで楽しみました。

 

フレッシュオールスターでは、日ハムの清宮君に熱い視線が注がれていましたが、イースタンリーグの4番を任されたのはヤクルトのドラフト1位ルーキー、村上宗隆君でした。ホームランこそ出なかったものの、ヒットを放って存在感を示す姿に、村上君の頼もしさを感じたことでした。

 

オールスターゲーム前に、「セ・リーグとパ・リーグのどちらのファンにも、坂口はヤクルトで元気にやっていますと見てもらえればいいかなと思います」と坂口はコメントしました。京セラドームではオリックス時代の坂口のタオルを掲げるファンもいて、あたたかい気持ちになりました。

 

「ヤクルトで元気にやっています」

 

その言葉を聞き、京セラに凱旋したグッチの姿を見て、安心したファンも多かったことでしょう。グッチがプラスワンに選ばれて本当に嬉しく思ったことでした。

 

2日にわたるオールスターゲームの勝敗は横において、両リーグのオールスターが集う試合は見応えがありました。年に一度の楽しいひとときでした。

 

さて、早いもので16日から後半戦が始まりますね。時のたつのがあまりにも速くて、なんだか気ばかり焦ってしまいます。

 

そんななか、今季の前半戦で思い出に残る戦いはどの試合だろう、と考えました。

 

思い返すと、前半77試合。いろいろな試合がありました。くやしさで地団駄を踏んだのが42試合、笑って終わったのは34試合です。中でも交流戦での躍進はすさまじく、夢が大きくふくらみました。素晴らしい戦いの数々を、本当ならどれもこれもベストゲームにあげたいところですが、前半戦のベストゲームに、私は5月6日の広島戦(神宮)を選びました。

 

5月6日(日) 〇ヤクルト4×―3広島 神宮

若燕も!ベテランも!全員野球でつかんだサヨナラ勝ちで広島カープに勝ち越しヤ!

 

ゴールデンウィーク最終日のこの日、私は神宮球場で観戦していました。


この日の先発はカツオと九里。9回裏2アウトまでヤクルト1点ビハインドで試合は進んでいました。もうだめだ――あきらめかけたとき、まさかの、と言ってはいけませんが、まさかの大引のホームランで同点においつきました。試合は延長戦に入り、今度は広島に勝ち越され、そしてまたヤクルトが追いつくという、そんな文字どおりのデッドヒートを繰り広げた戦いでした。野手を使い切り、送りバント要員として風張が送られるという、そんな珍事もこの試合にはありました。

 

同点で迎えた11回裏、ヤクルトにチャンスが巡ってきました。2アウトランナーなしから途中出場の古賀優大が四球を選んで出塁したのです。

 

次の打者は坂口でした。

 

フルカウントから、坂口は広島一岡のフォークを坂口は弾き返し、打球は1塁ランナーを還すにはここしかないというライト線の一番深いところに飛んでいきました。

 

ただ、古賀は必ずしも俊足ではありません。

 

広島の守備に隙はありません。

 

古賀はホームに還れるのか…!

 

神宮球場のカクテル光線は、まるで古賀を照らすスポットライトのようになっていました。キラキラ輝く光を全身に浴びながらダイヤモンドを駆け抜ける古賀の姿は、いまでも私の目に焼きついています。

 

お願い!どうかセーフに…!

 

際どいタイミングで球が返ってきたときには息が止まりそうになりましたが、古賀の足がまさりました。

 

審判が両手を大きく広げてセーフと告げたとき、たった19才の2年目ルーキー古賀が無邪気にピョコンと飛び跳ねました。王者広島カープにサヨナラ勝利、そしてカード勝ち越しを決めた瞬間でした。

 

のちの報道で古賀はピッチャー一岡竜司のモーションを“凝視”し、「牽制球は来ない」と確信していたことを知りました。映像を見返すと、たしかに古賀は一岡の足が上がる前にスタートを切っていたのです。驚きました。

 

「長打なら一気に本塁を狙う」

 

そう決めていたとはいえ、あの好スタートがなければ本塁で刺された可能性も、或いはあったかもしれません。

 

「思い切りやれ」1軍昇格したとき、小川監督は古賀にそう言葉をかけたそうです。それが古賀の脳裏にあったかどうかはわかりませんが、目を見張るダイナミックな走塁で古賀はチームをサヨナラ勝利に導きました。

 

およそ3週間の1軍経験を経て古賀は再び戸田へいき、いまは1軍にはいませんが、先日のフレッシュオールスターで古賀の姿を見て、私はふっと、この5月6日のことを思い出したのです。

 

5月6日「執念」の一戦。私はこの試合を前半戦のベストゲームに選びました。

 

ヤクルトは前半戦を最下位で折り返しました。でも、悲観的な気持ちはありません。むしろ希望と夢に満ち溢れています。セ・リーグの2位以下は混戦状態で、諦めない戦い、執念の戦いを繰り返していけば、間違いなく可能性は広がっていくことでしょう。

 

私も執念の応燕をします。熱烈応燕に、後半戦も全力を注ぎます。

 

 

さて、シーズンはじまりから前半戦終了までこのブログをたくさんの方々にお読みいただきました。ほんとうに嬉しく思っています。毎回毎回言い訳をするのですが、日々のあわただしさに追われてコメントをお返しすることができなかったり、遅くなったりしてしまったことを心苦しく思っています。ごめんなさい。でもいつもいつも心から感謝しています。ほんとうにありがとうございます。後半戦もよろしければおつきあいくださいね。これからもよろしくおねがいいたします。

 


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