精神的に自立できない人は依存心が強いです。
だから、依存先から抜け出すことも大変です。
少し話が逸れますが、セッションしている別の方で、ファスティングや16時か断食で4kg落とした方がいました。
体重は落ちたものの食べたい願望が止まらず、昼は我慢できても夜は爆食、夜中まで食べたりと、体重はいったりきたり、、
自分の天然の食欲というものが完全におかしくなってしまっていました。
これはもう摂食障害です。
食べないで痩せようとか、ドカ食いしたら翌日のファスティングでなんとかしようというのは本当に頭の悪いことです。
35過ぎてもそんなことで体型を維持しているのは、幼児性が強い証拠です。
まともに痩せたいなら筋肉を付けるしかないんですよ。
運動で痩せるのは難しいですが、代謝を上げるのに筋肉は必要です。
あのですね、運動習慣がないと20歳をピークに年約1%の筋肉が落ちていくんですよ。
筋肉が落ちるということはどうい事か?
太りやすいということです。
インスリン抵抗性が生まれたら、痩せていても脂肪肝やサルコペニアまっしぐらです。
BMI18.5未満はサルコペニアのリスクがあり、筋肉が落ちたところにドカ食いで脂肪がついたらヤバいのですよ。
毎日コーヒーを飲まないといられないのは、毎日酒を飲まないといられないのと同様です。
毎日なにかしら甘いものを食べないと居られないのもおかしなことですよ。
しっかりご飯を食べてない。
ご飯よりも甘いものを欲しがっていると、ご飯をきっちり食べられませんからね。
肉や魚120gと、ご飯を200g食べたら、そうそう甘いものは欲しがらないはずですよ。
甘いもので血糖値を爆上がり、膵臓からインスリン分泌させてβ細胞を疲弊。
インスリン分泌がされれば血糖をさげるために糖が脂肪細胞に取り込まれます。
脂肪細胞が膨らみ、その人の限度にたっすれば遊離脂肪酸を放出し始めます。
これが身体の炎症をどんどん加速させます。
もちろん、カフェインでシャキッとさせるために糖を利用しますし、糖が欲しくなりますし、無理するためにコルチゾールを分泌させることもあります。
そういう風に見ていくと、「せっかくの休憩時間、甘いものやコーヒーをのまないと勿体ないという価値観」が、どれほどもったいないことか、少しはわかるでしょうかね。
身体を大切にしていると、もっと大切にしたくなります。
しっかりご飯を食べたら、甘いものを食べて血糖を上げたいとは思いません。
今はカフェインも辞めてるので、おやつはますます要らない。
身体が喜んでいるのが解ります。
そうして全身が無理なく休んでいるときに、酒を飲もうとは思いませんよね。
即ち、良い歯車が廻るのです。
依存症がから抜け出すには、良い歯車を回す必要があるんです。
そのスタートは意思です。
ただ、これは意志を強く持つという意味ではないんです。
依存症とは、良い歯車が回転したときのみ本当に抜け出せるものです。
そうでなければ、ただの我慢なのです。
依存からの解放は、自分を愛する人にできる技です。
ではまた