このポストのコメント欄が凄く参考になります。
合唱コンクールで体育館で練習中に先生が
— tumugi-50 (@tumugi_around50) April 16, 2024
「声が小さい!やる気ない奴は教室へ帰れ」と言った
次男は教室へ。やる気はない。すると友達数人が教室に来て「先生に謝って練習しよう」
次男は戻らず。家でその話をした
私:間違ってない。戻る必要はない。長男も「俺も戻らへんわ」
次男、家では絶賛
合唱コンクールの練習でやる気のない奴は帰れと言われて本当に帰ったという話。
コメント欄を見ると本当にいろんな意見があって、大変興味深いですよね。
人の意見というのは、自分の気持ちを整理するために役立てるのが一番有効な使い方ですよね。
コメントを読んで、色々感じました。
「大人になって嫌なことが我慢できなくなる」
とかいう人もいるけど、私はそうは思わないんですよね。
その価値観こそが古く「これができないとこうなるぞ!」と、恐怖でコントロールしようとすることが、子供の未来を良くするとは思えないんです。
全く。
我慢できなくなるのではなく、その子は他のことでも沢山我慢していると私は感じるのです。
だからこそブチ切れるわけです。
その根底の違いを理解できず「自分はさほど我慢しなくてもできる」ことを、他人も同様に「それくらいできるだろ」と思ってしまう人とは、対話すること自体が不可能です。
「帰れと言われて本当に帰るなんて空気が読めない」
と言う人もいますが、空気が読めないのではなくて、空気を読んだうえで帰ることを選択しているの
「したくないことしないで済む人生なんてないよ!」
というのも常套句ですね。
勿論、私も言いそうになることがありますが、それも「恐怖のコントロール」のひとつだと自覚しています。
自分はいろいろ我慢してきたから、我慢しない相手に対して少しでも嫌な気分を与えようとしている行為なんですよ。
だからそういう気持ちが出てきたときは自分を観る
とにかく、子育てには自分を見ることは避けて通れません。
そもそも論で、誰もがやりたくないことのひとつはしているし、したいことだけして生きれる人なんていないのだから、わざわざ言う必要なんてないんです。
超合理的に考えれば、合唱なんてできなくても世の中は生きていけます。
算数ではないのですから、そこは同意できるでしょう。
協調性とか言う人もいそうですが、合唱したら誰もが協調性を育めるわけでもないんです。
「○○しないと○○になるぞ!」
というように、偽善のお面を被って古臭い価値観を刷り込んで来ようとする人は、自分の居る地獄の泥沼に足をひっぱる相手だと思って良いと思う。
たとえそれが親でも、です。
コメント見たらわかりますが、意欲的にやりたい人は、意欲が無くてやりたくない人が迷惑なわけですから、やりたい人だけやればいいのが本来ですよね。
しかし、それを一人許容されたらどうでしょう?
ひとりやらないとまたひとり・・・と、どんどんやりたくない人がでてくるのが分かってるから恐怖で縛り付けるのです。
何のためにやるの? と考える余力さえ奪います。
【やらなくていいならやりたくない】それを我慢している子が多いのは間違いないでしょう。
そうしてい生きてきた自分を正当化するには、我慢しない相手を否定するしかないのです。
意欲的に好ましく生きてきた人間は、意欲が無い相手も否定せず、個人を認めるはず。
意欲はないけど周囲に認められるために努力し、我慢してきた度合いが大きいほど、勝手な他人は許せないはず。
自分を正当化するというのは、切ない人生です。
「帰れと言われて帰るのは逃げだ!」というコメントもありましたが、「帰れ!」と言われて帰ったことを「逃げた」と表現する人はこちらとは価値観がまるで違うということです。
それは、その時のその子の【決断】であり【逃げ】ではないのだから。
それを逃げだとする親と、それを決断とする親から、子供が受け取るものが同じだと思いますか?
自分ならどうするか?
周囲が感じているであろう気持ちを話します。
古い考え方をする先生の立場、意欲のある生徒の立場、意欲の無い生徒の立場、想像できるすべての立場の話を我が子として、自分が選択した立ち振る舞いで周囲はどう捉えるかも話し、考えてもらい、それで子供が決断したことは認めます。
そこは認める以外はないのです。
その決断で、学校側に何か不具合が出たなら、親としてできることは全てします。
あとは、先生との対話を重ねる。
「帰られたら困る」というのが教師の本音でしょう。
先生が自分の過ちを認めて話すならまだわかりますが、他の生徒に様子を見に行かせるなんて本当はありえないのです。
先生が古い考えた方だと感じても、自分にもバイアスがあるので、相手の意図を聞きつつ自分の考えを伝えます。
そういう親の姿を観て、子供は子供なりに考えていくのです。
自分がした行動、その瞬間に子供からのアクションは期待できません。
こういう時期の子供に直接何かを言ったところで、意味はないどころが逆効果になることもあるのです。
内申点をニンジンのようにぶら下げて生徒を動かすのも恐怖政治と同様です。
それが通用するのは、所詮頑張って我慢する子です。
そういう子が我慢上手になって、果たして世間で生きやすいのでしょうか?
大声でNOと叫びたい人は多いと思いますよ。
このような決断をする子は、内申点など気にしてませんね。
トレードオフ自体が通用しないと思います。
NEWタイプなのです。
だからこそ今まで通りの子は脅威に感じるし、出る杭を打とうとする。
そういう周囲が居る中で、決断できる子に必要なのは親のフォローなのです。
親に論理力が無い場合は、子供の才能は潰れていくでしょう。
あなたは、帰れ!と言われて帰れますか?
帰れと言われて帰ってきた子供になんと声をかけるでしょう?
そこで出てきたあなたの言葉は、あなたの根底の声です。
自分を俯瞰してくださいね。
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