風呂上がりに長袖のシャツを着ようと、タンスから黒い長袖シャツを出して着ると・・
イダッッ
とっさに服の中に手を入れると触感が冷たく、ムカデのよう
素手でつかんで床に落としてよく見ると・・・
・・・・こいつでした
服の中に蜂が居るってどういうことやねん
と思いつつ、とにかく子供達じゃなくて良かった
瞬間的に大丈夫だなと思いましたが、フタモンアシナガバチ のようですね。
”反射的に刺す反応が残っている。最後まで生き残り個体の飛来に気を配る。”
死んだと思ったやつをつかんで尻の方を見ると、まだ刺そうという動きをしていたのはそのせいだったんですね なんと欲深い
毒針がある場合はピンセット(手で取らない)などで取らないといけないのですが、針は無い(落とさないからまた刺そうとするんだろうな)ので、とにかく石けんで洗い流して、大きなシリンジポンプ(針はついていません)で刺し口を絞り出しました。
このとき既に15分ほど経過していたので、アナフィラキシーがある場合は何か起っていたでしょうね。
抗体が出来るとアナフィラキシーが起る確率が上がるので、2度目以降が多いですが、1回目でも起ることはあるそうです、が、相当レアケースだと思うけどね。
蜂毒はヘビ毒より弱いわりに、蛇より死亡している人が多いそうです。
毒性よりも蛇の方が遭遇しにくいとかの問題じゃないの・・?
毒の成分は アミン類(ヒスタミン、ノルアドレナリン)、酵素(ホスホリパーゼA2)、ポリペプチド(メリチン、アパミン、MCD-ペプチド) などですが、主な原因となるのはこの ホスホリパーゼA2という酵素によるものらしいです。
カタカナ列見ると上がる~
ホスホリパーゼA2
細胞膜のリン脂質を加水分解してプロスタグランジン等の生理活性物質を産む酵素だそうですが、膵臓でも産生されているようですし、加水分解する酵素ですから、豚由来のホスホリパーゼA2はアイスクリームなどを乳化する為の食品添加物にも使われているようです。
関係あるかしらないが安いアイスは痒くなるよね
蜂毒の場合、主にホスホリパーゼA2が抗原(異物)となるそうです。
抗原(タンパク質・細菌・ウイルス・花粉・ダニ)が入るとIGE抗体(抗体というタンパク質)が産生され、それが肥満細胞とくっつくと肥満細胞や白血球(好塩基球)からヒスタミンが分泌され、アレルギー反応(蕁麻疹や鼻水なんかもそう)が出ます。
はい、ヒスタミン出てきてますね~
ひりひりしますが、痒くはありません。
ヒスタミンは血管透過性亢進作用を起こすので浮腫が起き、腫れてきます。
粘液分泌作用などを有し、アレルギーにおける即時型反応を引き起こしはじめます。
厄介なのが、気管支平滑筋の収縮でしょう
平滑筋はOMATAセミナーでも少々お話しましたね。
平滑筋は内臓の筋肉で、積極的に痛みを感じたりする部分ではありません。
平滑筋の収縮で呼吸器系が閉まるので、ヒスタミンにより平滑筋の収縮を指令されると、呼吸困難を起こし、それが主な死因になるようです。
ここまで読むと、ヒスタミンは悪者に思えますが、身体を守る為の生体反応なんですよ
身体は悪くなろうとはしません
症状は自分を苦しめているように思えますが、原因があっての結果なのです。
生きるためにはそうならざるを得なかったということです。
生きるための生体反応が死に至らしめる、、哲学ではないですか
行き過ぎると大変な状態になりますが、生物ですもの。
このヒスタミンは腸内でも合成しますので、断食したら花粉症が出なかったとかいうのは凄くあり得る話です。
食べ物によっても取り入れられますのでベジタリアンで花粉症が治ったというのもヒスタミン関係あるかも。
サバ 、青魚、赤身の魚類、 貝類、タコイカ、タケノコ、豚肉、卵白など、肉魚には一番多いですが植物性にも含まれます。
チョコ、 ココア 、コーヒー 、 もち、ほうれん草 、ナスやトマト 、、ビールなどにも豊富。
良くない食べ物ばっかり
アルカロイド系はNGだろうな~
痒い人は止めといた方が良い代物ですよ
逆に抑えてくれる食品が、ブロッコリー、レモン、イチゴ、キウイ、緑茶、紅茶、納豆、キノコ類などだそうで、結局抗酸化食品だよね。
感染症の後なども活性酸素(ゴミ)が悪さをするので、ビタミンCなどの抗酸化物質を抑える成分を摂るのは必須です。 (※ウイルスや細菌よりも活性酸素が悪いとすら思ってる)
勿論、この日もビタミンC飲みましたよ
安易な思考ルートだと、アレルギーの原因になるヒスタミンを抑えればアレルギーが治るんだとなるのは早合点
抗ヒスタミン薬は、ヒスタミンがヒスタミン受容体に結合するのをブロックするわけですが、この抗ヒスタミン薬は脳にも周り、脳内で活躍しているヒスタミンH1受容体の結合までもブロックしてしまうのです
脳内のヒスタミンは集中力・判断力・作業能率や覚醒の維持に貢献していて、それが阻害されると鈍脳という副作用作用が起きます。
セミナーで話した鎮痛剤の話と同じだよね~薬に意思はないのよ。
ヒスタミンが足りないと昼夜だらだら、食べるものだらだら、そういう生活になるようです
胃粘膜にもヒスタミンH2受容体は存在しており、これを抑制するのがH2ブロッカーで、胃酸の分泌を抑制します。
が、この副作用作用として注意力や思考力の低下、覚醒レベルの変動、見当識障害などの精神機能障害(せん妄)などが起ることがあるそうです。
これもヒスタミンを抑えた副作用作用でしょうね。
身体は単純じゃないのよ~
そろそろアナフィラキシーの対処法が見えてきたのではないかと思います。
蜂に刺された後の検査は保健が適用されるらしく、蜂毒の抗体が出来てれば?エピペンを貰えるそうなんですね
アナフィラキシーだったら即打たなければいけないですが、1度目で酷い作用が飽きた場合はエピペンなんてない(保育園などの施設にはあるよ)ですよね
しかも15分の勝負・・・
もしオカシイナと思ったら、すぐ救急車呼びましょう
(ヤバい時はたぶんとんでもない腫れが起ると思われる)
でも15分で救急車が来る可能性ってかなり低いですよね・・・
(ママが倒れたら蜂に刺されたっていってね~なんて子供にいってたけど)
刺されたのは人生初ですが、次は二度目になります。
また刺されてヤバいと思ったら超濃い抹茶を飲んで足を上げて救急車を待とうと思いました。
顔冷やすのも良いと思う。
アナフィラキシーの場合は蜂毒により血圧が下がってきます。
心臓の血流を確保するために、頭より足を15cm程上げて寝ます。
平滑筋が収縮するため、胃腸が収縮し嘔吐する可能性があるので顔は横に。
気管の平滑筋も収縮し腺の分泌が高まり、浮腫が起こることにより呼吸の確保が困難になるわけですから、それを防ぐためにアドレナリンを分泌したいわけです、、、
エピペンとは商品名であって、アドレナリンのことですからね
交感神経を刺激して、気管支を弛緩させたいですから、身近なものならカフェインですよね。
でもコーヒーはヒスタミンを増やすからダメだもんね
玉露や抹茶ならカフェイン高いですし、ヒスタミンを減らす成分でもあるわけだから、熱々のお湯で入れたら最適ではないですか。
心臓ばくばくしてくるかも・・・
エピペンを持っている場合、ためらわれる方が多いようなのですが、副作用は一過性らしく迷ったら打つ方が良いと思います。
何もする術がないのなら、濃い緑茶はのまないよりのんだ方が良いと思いますけどね。
これは喘息の発作でも効くと思うけど
通常でも私はアドレナリンタイプですからアナフィラキシーの可能性は低いだろうと予測してましたけど。
元々あれこれアレルギーある人は注意かも。
蜂に刺されるととても痛いです
ふらつくなどの何かしらの症状はあると思いますが、30分以上経過して平気そうなら病院に行っても抗ヒスタミン薬入のステロイドを塗られて終わりだと思います。
酷いときは抗ヒスタミン薬の点滴かな。
病院に行かなかったの とか言われましたが、30分経って平気なら別に問題ないと私は判断しましたね。
子供達じゃなくて本当によかった神様ありがとう
子供達を置いて倒れたり、救急車乗るのはイヤなので、洗った後にシリンジポンプで吸い取ってから棚の奥底にあったステロイド軟膏のロコイド0.1%を薄く塗布し、APISMELを口に入れて処置終了。
普通にご飯食べて寝ました。
翌日は柑橘系をたっぷりドレッシングに使い、キャベツを沢山食べました
翌日、昼過ぎまで痒くなかったのですが、午後から痒くなってきたので掻きました。
掻くと脳内麻薬が出て気持ちよくなります。
そのために止まらなくならなくなるのですが、なぜそのようなシステムになっているのかと考えると、掻く(摩擦する)必要があるから、と私は考えます。
ひとしきり掻いた後収まり、見てみると、刺されて膿を持っていた局所が剥がれ落ちていました
翌日はずっと痒かったけど、今はあまり痒くないです。
そしてね、刺された翌日から体感的に、もしかして蜂毒って身体に良い効能があるのではなんて思ったので調べてみると、、
ありました
ハチ毒に含まれる抗菌性ペプチド「メリチン」
メリチンは溶血作用がある物質なので赤血も破壊するっつーことですが、悪いものに対して作用すれば良い作用になるっつー勝手な解釈です。
アパミンは統合失調症の向精神薬になってる
副作用には悪性症候群,血圧降下,頻脈,不整脈,心疾患悪化,イレウス,再生不良性貧血,白血球減少症,顆粒球減少症,紫斑病,腸管麻痺・・・
蜂針療法なんてのもあるではありませんか
”蜂針が皮膚に刺さると、蜂針液は急速に皮下に浸透して血行を良くし、炎症を抑え、痛みを和らげ、細菌やウイルスといった微生物を殺し、神経系や免疫系を賦活します。
ドイツ国立ガン研究所の発表では、職業別ガン発生率は、養蜂家のそれは、著しく小さく、その理由としては、養蜂家が蜂蜜やローヤルゼリーをたくさん摂るからではなく、ミツバチに頻繁に刺されているからだ、と結論づけているくらいですから、その効果の一端は、想像していただけるでしょう。”
蜂毒療法やっているところは結構ありました
リュウマチとか高血圧、強力な殺菌・抗生物質作用などもあるようですし、破壊されることによる再生能力の増加、副腎のアドレナリン分泌促進、血液循環、体液環流の改善などが期待できる
毒を以て毒を制す、ホメオパシーと同じ同種療法ですね
完全に制覇するには、毒を少しずつ取り入れて慣らすことですね。 漆や花粉症も同じ、それが根治療法。
蜂針療法が代替療法になるとしても、、、黒い服をまた外に干すのはためらうな
飛んでる蜂に刺された場合、蜂は刺した後に何か分泌してまき散らし、仲間を呼ぶらしいので素早く逃げましょう。
一度に沢山刺されると危ないよね
黒い服や整髪料なんかも好きらしいですが、刺激しなければ刺すことは先ずない、刺激せずに離れることです
体内毒はスズメバチが強く、ミツバチは殺傷能力が強いらしいです。 アシナガバチも強いみたいですが、ほどよく刺激されて免疫賦活したから今年の冬は風邪もひかないなと超楽天的に考えて終わりにしまーす
さーて、今日はこれからケーキ作りだ~
organic salon NOEL
『アトピーカウンセリング』
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