なんとなく始まった長男の高校生活。
コロナ禍で家族皆自宅にいる時間が長くなり、時間に追われることも少なくなり、家族で話す時間も長くなりました。
ある日、高校受験という壁に、
最後まで取り組まなかった(?変な言い方💦)長男が言いました。
「オレ、受験勉強はノー勉だったけど、中学の途中から、数学だけは面白いって思い始めたんだ。数学の勉強をしたいんだよね」
よくよく訊けば、ノー勉の受験勉強(しつこい)期間中、
数学だけは、好きでやっていたそう。
数学だけは、他の受験生と渡り合えるくらいに楽しく取り組んでいたそう。
へぇぇ。そうだったんだ、怠惰な生活送ってるだけだと思ってたけど、しっかり自分の好きなこと見つけてたのね、
すごいやん
内申、受験しか頭になく、急かしてきたナオコ、激しく反省。
そこでいつものことながら、子どもに「●●楽しい」と言われると、ほっとけないナオコ、また余計なお世話を始めました。
「T進ハイスクールに、特に数学に力を入れて先取りして進めてくれるコースがあるみたいだけど、大学受験に向けて行ってみる?」
「え、そんなのあるの?行ってみる!」
絶対断られると思った~。
今までいっぱい余計なお世話してきたからね、
あたしの提案には初めから警戒する姿勢ができてるからね、
のはずなのに、長男の肯定的な答えにびっくりしました。
その後、GW明け。
高校はコロナ禍でゆる~く通い、大好きな数学の勉強はT進ハイスクールでお世話になる生活が始まりました。
でも、T進ハイスクールは映像授業なので、サボろうと思えばサボれてしまいます。
やはり、長男は弱い自分に負ける癖は抜けなくて、好きなことしかやりたくなくて、
数学に向かい始めるととことん突き詰めてやるのですが、
ふとその勢いが切れると、ぜ~んぜん行かない日が続いて、
非常に歯がゆい思いをしました。
ナオコは常に費用対効果を考えるので、止めさせたい、金返せ~と何度も思いましたが、
「先行投資、先行投資」と自分に言い聞かせて、耐えました。
(イヤイヤ耐えていないでしょ、長男にしょっちゅうぶち切れてたでしょ)
家での生活は、というと。。。相変わらず、ほぼベッドの中で過ごし、
食にあまり興味なく、
お腹がすけば家の中にあるものをお腹いっぱいになるまで食べる、
それが夕食前であろうとなんだろうとお構いなし、なところは変わりませんでした。
ただ、オレの右に出るものはいないぜほどやっていたスマホゲームはやめたようでした。
その代わりユーチューブに非常に詳しくなり、色々教えてくれました。
高校に入ったことでとりあえず、肩の荷が下りたナオコは彼のそういった生き方を否定せず、
ネットねたでもなんでも話を聞く余裕を持てるようになりました。
ですが。。。
これは実は嵐の前の静けさだったのです。長男高校受験という壁を乗り越え、次の嵐がくるまでの。
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