先日、都内のろう学校の中学生73名に命の授業をしてきました。
13歳~15歳。カラダも心も一番ダイナミックに変化し、揺らぐ年頃です。
授業をしていても、小・中・高校生比べて中学生が一番感情をストレートに
表現しづらかったり、THE思春期だなー。と感じます。
ろう学校なので、内容はいつもと一緒でも私一人では授業ができません。
手話の通訳をしてくださる先生。私が喋っている傍からパソコンに入力して
字幕をつけて下さる方などサポートして下さる方があって成立します。
でも、私の唇の動きを感じてくれている生徒もいます。
授業の前、生徒たちが手話でおしゃべりしている様子は空間にいろんな彩りの
文字が賑やかに飛び交っているようでした。
みんながどんなふうに大きくなってきたのか。
どんなチカラを使ってこの世に誕生したのか。
みんなには愛された過去が必ずあること。
今心と身体に起こっている変化のこと。
異性を好きになるということ、それはとっても素敵だということ。
男子と女子では脳も違うから感じ方も嬉しいポイントも違うこと。
今、この10代はメールのコミュニケーションももちろん便利で大事だけど、
沢山目を合わせて相手の心を感じてコミュニケーションを沢山してほしいこと。
などなど90分間お話しました。
質疑応答の時間、おそらくみんなの前で質問は出ないかもしれませんねー。と
先生と話していたのですが、14歳男子が手を挙げて質問してくれました。
「将来、僕は奥さんがお産するときに何をしてあげたら役に立ちますか?」
こんな質問がくるなんて全くの想定外でした。14歳男子。将来の奥さんのために
しかも、お産の時の自分の役割を知りたいだなんてっ!
ワタシ:「確認ですが、彼女が妊娠してるとかじゃないよねっ?」と確認だけして、
まずは、君の奥さんとなった人がお産の時に立ち会って欲しいのか、パートナーには
外で待っていてもらいたいのか本人の意思を聞いてね。
から始まって、立ち合い出産時の女性の心情と体に起こることなどを説明しました。
(もちろん、中学生へですから、楽しく面白くお伝えしましたよっ)
有望だわー、彼。しかもすごくイケメンでしたっ。
別の男子からの質問も
「出産後、女性は太ることが多いと聞きましたがそれは本当ですか?」
とかね。
自分が好きになった女性が赤ちゃん産んだら、別人みたいに豹変してしまうのかっ?
と心配なのですね。
すごく楽しい授業でした。
ご縁をくださった先生、ご協力頂いた皆さんに感謝します。