昔の日本には、地域にもよるでしょうが、「月経小屋」というものがあったそうです。
月経を「けがれ」とされていたため、期間中の女性は家族のいる家から隔離され、
農作業などの仕事なども免除されて。
その集落で月経中の女性が1人な訳もなく、その月経小屋で複数の女性が
生活をともにしたそうな。
そこで、身体の知恵や身体のこと、性のことなどを女同士で伝承していた
そうな。
「けがれ」とされることでオフィシャルに月イチでお休みがもらえる訳ですよ。
女性たちは実は結構楽しんでいたんじゃないかな?私の想像だけど。
一緒にご飯つくって、食べて、喋って。
元祖。女子会ですよね。年齢層もいろいろ。
その小屋でお産が行われていたという話もあったりして。
そうすると、妊娠経験のない女子もお産を間近で見たり、手伝ったりする
そうやって、自分に経験がなくても、「あぁ、こうやって命を繋いでいくものなのね」
と経験として自分が体験する前に生きた知識が入る訳ですもの。
こういうの、すごく大事ですよね。
先日出会った女子高生の中には「妊娠したら生理が止まる」ということを
知らない子もいました。
大人にとってはあたり前なことでも、知らないことがあるのです。
教科書だけでは頭に入らないこともありますよね。生きた知恵。大事だな。と。