さとう式リンパケアの理論をわかりやすくまとめてみました。


さとう式リンパケアは『間質リンパ液』という細胞の周りをみたしている体液に着目したケアです。
間質リンパ液は、体にとって必要である「酸素や栄養」を細胞へ届け、不要になった「二酸化炭素や老廃物」を排出するという大切な役目を担っています。
老廃物は毛細リンパ管へ排出されますが、毛細リンパ管は、ごくわずかな刺激を受けることでフワっと膨らみ、毛細リンパ管の蓋が次々に開いて、老廃物が流れ込む仕組みとなっています。
その為さとう式では、強い力を使わず皮膚の表面を優しく触れます。

さとう式リンパケアの3つの基本。
1.からだは「腔」で出来ている
人間は口腔・胸腔・腹腔という3つの腔で構成されています。食べ物を咀嚼するときに使う筋肉が疲労や食いしばり等で収縮することで
口腔がつぶれます。すると、すべての腔は繋がっているので胸腔・腹腔もつぶれてしまいます。腔がつぶれると、体のバランスが崩れ肩こり・腰痛などさまざまな機能低下を招いてしまいます。
2、支持筋は屈筋。
屈筋とは関節を曲げる時に縮む内側の筋肉で、反対に関節を伸ばすときに縮む
外側の筋肉を伸筋と言います。そして「支持筋」とは、人間の姿勢を保ってくれる筋肉のことで人間は「屈筋」が「支持筋」となって腔を構成しながら立っています。
3、筋肉をゆるめる。
疲労や緊張で収縮した筋肉は、筋肉の中の間質リンパ液が流れにくくなり老廃物が排出されにくい状態となります。すると筋肉がパンパンに膨らんで筋肉を包んでいる筋膜がひっぱられて痛みとなります。
筋肉を押す・揉む・引っ張るなどによって痛みを解消しようとしても逆効果です、ますます筋肉内の圧力を高めてしまいます。
さとう式では、筋肉にそっと触れる・ゆらす・息を吐くなどによって筋肉をゆるめて圧力を抜くことで痛みを緩和します。

さとう式リンパケアは、腔を広げ、筋肉をゆるめ、間質リンパ液の流れを促します。
それにより、身体のさまざまな不調を軽減しその人本来の健康で美しい状態へと
導いていく「健康美容法」です。