傾いていく | 愛されないと嘆いてたのに世界に恋した生き方

愛されないと嘆いてたのに世界に恋した生き方

人生で、苦しんだり、落ちこぼれたり、進む方向を見失ったりした経験をもちます。
無理をせずに、自然な流れで、行動できて、好ましい方向へ。
直感や体感を大切にしながら、自分をいう生き方を記しています。
迷ったときに参考になれば嬉しいです。





変化したいという意識を見たときに、変化するというよりも、傾いていくことが大切かもしれないと思っています。


誰もが変わりたい時は、変化したいと強く思うはずです。
しかし、やっかいなのが脳の働きによって変わりたいという気持ちは阻まれることが多々あります。

そこで、変化する、変わっていくというイメージではなく、傾いていくという自然な流れが、無意識の抵抗を小さくすることができると信じています。
顕在意識にとっては変化は良いことのように思われるかもしれませんが、無意識にとっては抵抗を感じることがあります。無意識に気づかれずに方向転換するためには、傾いていくというアプローチが有効だと考えています。

昔の話ですが、憧れの場所への引っ越しを考えていましたが、初めてのことで怖くて、強烈な抵抗に囚われていました。
しかし、同じ場所にいても現状維持と感じていたため引っ越しは絶対にしたいことでした。

強烈な抵抗を感じずに、引っ越すためにはどうしたら良いか考えました。
そこで思いついたのが、まずは憧れの場所の近く居心地の良さそうなホテルに泊まることにしました。
居心地の良いホテルというのがポイントで、自分の今の感覚と離れすぎないようなホテルがよかったのです。
 
そして、脳には数日後に帰るよと言い聞かすことでした。

1週間過ごし、慣れたと感じ、2週間目から部屋を探し、実際に引っ越しをすることができました。
引っ越すことは決めていたけど、潜在意識には安全な案、それほど変化はしないことを示して無意識の抵抗を軽減し、願望実現に向けてスムーズに進むことができたのです。
同じ人間の脳の中で起こってるのに、気づかれないような感覚でいれたのは面白い体験でした。

強く勇気を出すことによって動くことが、良いと思いがちですが、反動が来る可能性もあります。
なので、意識して傾いていくことが重要だとこの時の経験からも思っています。
経験則があり、分かりつつも、次はできないとなるのが私の弱点です。
傾いていくことで、知らぬ間に変化を受け入れ、顕在意識と潜在意識の両方に良い影響を与えることができると考えます。