「深海生物」フクロウナギ
「フクロウナギ」
動物ってさ。
生き抜くためにいろんな進化を遂げているわけであって。
特に何かと事情の悪い深海では、驚くような進化の仕方をしているヤツらばっかなのよね。
このフクロウナギはとにかく口に力を入れて進化しちゃったみたいですよ。
大口なんてレベルじゃない。
なんつったって開いた口の容積は、体の10倍以上になるんだって。
バランス!!!
一応それなりってもんがあるだろ。
とにかく、このバカでっかい口をパッカーーー開けて、尻尾の先についてる発光器におびき寄せられた不運な生き物たちを待ち伏せ食い。
おびき寄せ道具の発光器があるから、目はちっちゃくてほとんど見えなくてもいいんだって。
いいのか?ホントに。
「良く見える目と、光るかかと、どっちが欲しい?」って聞かれたら間違いなく「目!!!」って言うな。私だったら。
かかとは光んなくていい。
でも、このフクロウナギは「かかとー!!!!!」って叫んだんでしょうね。
「オレ…かかと、めっちゃ光らせたい」って神様にお願いしたんでしょうね、きっと。
不思議ちゃんか。
あと、この腹まで裂けた口を持つフクロウナギのことを、アメリカではちょいちょいペリカンに例えるとのこと。
そうですか…。
なんか、ペリカンのフワフワしたイメージと、フクロウナギのダークなイメージとが結びつかないが、要は口つながりってことらしい。
なら仕方ないのか…。
アメリカ人……。
私、実は鳥好きなんで、若干鳥びいきの傾向にあります。
ちなみに、体長約80センチ。
話題の口は開くと25~30センチくらいにはなるんじゃないかと予想。
想像すると、やっぱちょっと怖いね。
「フクロウ・ナギ」じゃないよ。切るとこそこじゃないよ。


