先日 Home Depot（日本ではホームセンターと呼ばれる類のお店）で室内用ペンキを購入した時の話。最近はほとんどどこでも Apple Pay で支払いするようになり、出先でクレジットカードを使うのも Costcoぐらい。
それで油断をしたか、クレジットカードを忘れたのに気付かず支払いへ。しまった、Home Depot は全米一のホームセンターチェーン店なのになぜか Apple Pay を使えないのだ。
ペンキはすでに色の調合も済ませてしまっているので、やっぱり買いませんというわけにもいかない。いったん家に戻るのも面倒。
幸い、自分はクレジットカード番号を憶えてしまっている。普段あまりにもオンラインで番号を入力することが多いので、いつの間にか expiration date も security code も全部記憶している。
それを店員に言うと、それじゃカスタマーサービスデスクへ行ってくださいということになり、そこで番号をすべてマニュアル入力したら無事支払いできた。
最初は サービスデスクの店員に話が通じなくて困った。16桁のカード番号を記憶している奴なんているわけないという思い込みが店員にあったようだ。そりゃそうだわな。
なぜ番号を憶えられたのかというと、たぶんキーパッドの数字の配列が記憶のベースになっている。
キーパッドの数字の配列は頭に入っているので、カード番号をオンラインで入力しているとき、カードの番号を見ながらキーパッドのほうは見ていない。どうやらそれを何度もやっているうち、番号というよりはパターンを憶えたらしい。
オンラインショッピングのときはセキュリティを考えると、本当はバーチャル番号を発行してくれる別のクレジットカードを使えばいいのだが、キャッシュバックの良い Costco のカードを必ず使っている。このカードの番号を憶えてしまったのである。
ちなみに日本の Costco ではマスターカードしか使えないということになっているが、一昨年一時帰国の際、アメリカの Costco Visaカードは日本の Costco でも使えた。
ネットにサンプルとしてあるCostco Visaカード。最初の８桁は BIN ナンバーといい、このカード共通。
カード番号をブラウザに記憶させるのはさすがに安全ではないので毎回カードを見て入力している、という人は一度番号の暗記を試してみては。それが出先で役に立つことはあまりないだろうけど。