アメリカでの車の大型化は本当にとどまるところがなく、こんな意味不明にバカでかい車作るのは実は本当にバカだからなんじゃないかと思ってたけど、なんかその理由がわかったような気がしてきている。
アメリカの自動車メーカーは品質、信頼性の面でもう日本の自動車メーカー(特にトヨタ)には永遠に勝てないと分かっているのだ。
だから日本メーカーがやらないこと、つまりは意味不明にただただデカい車(巨艦SUV、ピックアップトラックなど)を主力にすることで差別化を図り生き残ろうと多分考えたのだ。そういう車を好む頭の悪いオラオラ系消費者は実際にいるわけだし。
それがもう限界にきている。アメリカの消費者も値段が異常に吊り上げられたそれらの車を全く買ってくれなくなった。
買うわけがない。一般消費者が$100Kを車につぎ込むか考えろ、である。
さすがのアメリカ人でもこんなデカい車いらねえよ、と考えるさ。巨艦SUVを駐車場で持て余しているご婦人とかいると呆れて笑っちゃうもん。操作できない車を買うなよ、とか心の中で毒づいちゃう。
いまアメリカでもっとも早く売れている車のモデルはほぼ全部トヨタ。売れるまで30日かからないのはほぼトヨタだけ。トヨタより早く売れている車というのもあるにはあるけど、数字をちゃんと見たら桁が全然トヨタの販売台数と比べ物になっていないのだ。
ジープなんて500日以上売れてない車で溢れまくってる。そのうちの多くは下手すると多分永遠に売れない。ただ置きざらしにされるだけで品質も下がる。今後売れる見込みゼロのガラクタがディーラーのインベントリを埋め尽くしているのだ。
かくいう自分は今日もまた、小回りが利いて楽しそうなマニュアル車ばかり探し中。