新しい祝日と発砲事件とやばい金曜日の話 | バズらん星人

バズらん星人

1995年渡米、そのまま永住。アメリカ生活30年超。

アメリカでは6月19日が新しい連邦政府の祝日に昨年制定され、今年がそれが実際に祝日となる最初の年である。祝日の名前はジューンティーンスJuneteenthというらしい。奴隷の開放を祝うもので、テキサス州で最初に祝日になったらしい。自分の勤務する会社でも今年から休みになる。

 

子供たちはサマージョブがあるが二人のスケジュールが異なり、次男は月曜日に仕事があるらしい。とはいえせっかくの3連休、少しは楽しい思いをさせなくてはと思い、夕食は近隣で最大のショッピングモールへ行くことに。自分自身はこのモールのすぐ近くに仕事場があるので、ほぼ毎日そばを通っている。地下鉄の駅も数年前にでき、地上の空中通路を歩いてモールまで行けるようになった。いまもめまぐるしく進化を続けるエリアで、アメリカの多くの衰退を続けるショッピングモールとは全く異なり、成長を続ける巨大複合モールである。

 

 

 

ところが夕方7時前、モールのガレージ駐車場へ来て異変に気付いた。無茶苦茶空いているのである。土曜の夕方7時に。いつもならほとんど満車状態のはずなのに、まるで早朝とかのよう。そのあとほどなくモールの入り口のドアが全部開かなくなっていることにすぐ気づく。ドアの向こうの中に人がいないことも。自分たちと同様に息子とモールへ来た人が言うことには、どうやらモールの中で発砲事件があったとのこと。え、マジで。

 

自分たちが来た時点では物々しさとかはなく、ただただ閑散としているだけ。仕方なく車へ戻り、携帯で調べるとすぐに分かった。無差別発砲ではなく、複数の客のグループの間でいざこざが発生して、数発の発砲があったらしい。我々の住んでいる州では銃の携帯は合法である。そのことを思い出させるようなニュースが時々入ってくる。まあそれを言ったら、銃携帯が違法なはずのワシントンDCでは発砲事件はむしろ日常茶飯事なんだけどね。合法か否か、発砲事件の統計と関係ないっちゃ関係ない。我々の住んでいるエリアはむしろ治安は相当いいほうで、だからこそたまに起こる発砲事件がものすごいニュースになるのだ。

 

その後はモールからかなり離れた別の場所にある、某チェーンレストランへ行くことにした。正直近年は斜陽組扱いされている、日本語に直訳するなら「やったあ金曜日」という名前で有名なやつ。チョイスとしてはちょっとダサいけど子供たちはここで良いと言うので入店することに。

 

 

入って驚いた。とんでもなく閑散としていたのだ。土曜の夕方のレストランと言えばアメリカではどこでも客で溢れかえっているというのがコロナ前の当たり前の光景だったのに、本当に客はポツポツとしか見当たらなかった。どうやらUberがテイクアウトメニューのピックアップに来ているらしいのを何回か見たので、デリバリーで利用している人たちが結構いるのかもしれない。それにしても店内で食べないのならレストランにオーダーしなくてもいいんじゃないのかね。

 

2週間前には別の場所にある、もう少しアップスケールのレストランに行ったときにはとんでもなく賑わっていたのだが。このチェーンレストラン、ちょっと生き残り厳しそうだけど大丈夫かな。「やったあ金曜日」というよりは「やばいぜ金曜日」だ。