飲食の会社に就職し、店鋪責任者になることで自分の経験や成長の
積み重ねの実感を常に感じることが出来ました。
また、前回の記事で紹介した「魚をさばく練習をするためのキット」(長いな!! 笑)
もこの会社で働いたからこそ生まれました。
これらはとても有り難いことなのですが、会社は3年で辞めることとなりました。
辞めた理由と言えば
単純に「体力と気力の限界」 www
でした。
飲食店の店鋪責任者ってものすごく大変なんですよ!!
店鋪責任者に必要なことはそれぞれの立場によって変わると思います。
会社からは 利益を上げること、決まり事を守れること
スタッフとしては 自分たちの希望を満たしてくれること
店長としては 働いている人たちの心の安心を保つこと、教育をすること、
さらに、会社、スタッフの希望を満たすこと
となるのではないでしょうか。
このバランスがすごく難しかった。
特に僕が店長をやっていたときに出来なかったのが1つだけあります。
それが「人件費を守ること」でした。
純利益に関してはこの店を任された店長の中では1番多かったという事実が
あるのですが、その分人件費は多く使っていました。
僕が働いていたお店は「お客様の満足度を充実させ、感動を与える接客をすること」
が目的であると教えていたが、人件費をみると人1~2人くらい減らさなければならなかった。
ただでさえギリギリの人数なのに、これ以上人を減らせば接客がままない。
しかし、会社が言う目的を果たすのが一番と考えていたので
最低人数でとにかく回して売上げを上げるというやり方はしたくなかった。
なので毎月人件費に関してはものすごく怒られていました。
そのため、人件費を削る為に自分で出来ることは自分でやるようにしたから、
1日14時間労働、休日出勤しながら勤怠を付けないなんてことは当たり前のことでした。
(今は会社の体質は改善されそんなことは無いようです)
もちろん、そんなことをしていれば体と心は持ちません。
僕は約3年働いたこの会社も辞めることにしました。
しかし、この3年間は本当に人として成長ができたし、「働く」ということへの
価値観の見直しもできる大変有り難い時間となりました。
なので、この会社には大変感謝しております。
そして、現在は販売の仕事に付き、自分の時間を確保しながらも
自分で仕事を作り出して行けるように日々を過ごしている
という流れに繋がっているのです。
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さてさて、全10回で自分の半生を振り返ってみましたが、
思い出の面白いところは現在の状況によって色が変わるというところです。
僕は20代半ばから30代の半ばまでは「居場所が無い」と言っていました。
自分の中で鬱屈した物がたまっていた時期でもあったと思うのですが、
現在は遅いながら自分が進める方向に進んでいっている気がして、
この時期のことを振り返っても「良い経験だったなぁ」としか思いません。
以前読んだの本の中で
「未来は変えられないが過去は変えられる」
と書いてあったのですが、本当にその通りだと思います。
未来はこの先のことだから変化のさせようが無いけど、
過去は現在に満足すると良い思い出に変わってしまう。
今が面白ければ過去も面白く感じてしまう。
だから、「今」を大切にすること。
その為に何をするのか。
全ての経験があるからこそ「今」の自分があります。
「今」を大切にする人は過去の自分と未来の自分を大切にする人。
「今」が大変な人はそれを乗り越えられたら、
未来の自分は「今」の自分を好きになれます。
僕の人生、たいした山も谷も無かったからあまり偉そうなことを
言えませんが www
でも、これからも自分を楽しめるように。
これからもずっと楽しめるように頑張りすぎないようにしよう。
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