大学に入学した7月にアルバイトを始めた。
初めてのアルバイトは新宿の居酒屋でホールの仕事でした。
それまで面接は2~3カ所コンビニを受けていたのですが、
どこも雇ってもらえずいきなり社会の厳しさを味わった気がしました。
なので、雇っていただいた店長には非常に感謝をしました。
後に話を聞いたら、
「正直使えるか使えないかと言えば厳しいと思ったんだけど、
素直さがあったから時間をかければ何とかなると思った 笑」
とのこと。
なかなか、見る目があるじゃねーか、内田店長!!
その言葉通り、使えるようになるには時間がかかりました。
普通の人が1月も経てば出来るようになることが3ヶ月経っても出来なかったり、
ようやく慣れてきて宴会コースの担当になったときには、
2時間という時間で決められたコース料理をテーブルの様子を見つつ時間を気にしながら
自分で厨房にお願いして出していくのですが、
他のことに一生懸命になり過ぎて、時間内に出し切れなかったり、
時には出し忘れてしまったりと毎日のように迷惑をかけていました。
板長には
「ヒロシ、お前が一生懸命なのはわかるけど、先ずは他のことに手を出さずに
やるべきことをしっかりとやることに一生懸命にならないとダメだぞ」
という言葉を飽きること無く、出来るまで声をかけていただいたことが
今思うと本当に有り難いことでした。
板長は僕のことを大変かわいがってくれて、今でも大変お世話になり、
ずーっと心にある人の中の一人なのです。
後に僕が就職した飲食店で店長をやったときに、素直だけど出来ない子の面倒を
みたくなる性格になったのも、このように有り難い人間関係を経験してきたこと、
自分に労力をかけてくれた方々のおかげなのだと思います。
結局、この居酒屋では4年7ヶ月働き、大学を卒業してフリーターになってからも1年間働いたのでした。
そして、学生時代は歌手のaikoさんが大好きになり、毎日のように聞いては鼻歌まじりで歌っていたので
これらの思い出や、当時の知り合いにあったりすると「花火」「カブトムシ」「桜の時」という歌の記憶が
よみがえってくるのであります。
さてさて、そんな私はなぜフリーターになったのかは次のブログに書くことにします。
ではではまた。