旦那が帰るまでいろいろなことを考えた。
自分の実家に頭をさげようか。
一旦家出して、友達に頼んで3日でも泊めてもらおうか。
事情を知っている旦那の実家に泊めてもらおうか。
別れたら私は×2。
次の伴侶を得ることはできないだろう。
×1なら珍しくない世の中。
でも、×2ではやはり厳しい。
さらに、子持ち×2という部類に入ってしまう。
一時的に実家に帰ったとしても、私には兄がいる。
いづれ実家は兄が住むことになるのだからいつまでもいれない。
自己破産して、保護されるしかないのか。
となると、車も家電も手放し、
本当に無一文にならないと生活保護は受けれないらしい。
いろいろ調べたけど、単身ならともかく、
小さな赤ちゃんに満足のいく生活をさせることは現実に無理とのことだ。
パニックしていたから、何をどう考えたのかきちんとは覚えていない。
でも、途中で自分が冷静さを欠いていることに気付いた。
ふとテーブルをみると夕飯のメニューが並んでいた。
いつ帰るのかもわからない旦那を待たず、ご飯はしっかり食べるようにしていたから、
自分の夕飯だ。
ご飯、味噌汁、肉じゃが、野菜炒め
すべてすっかり冷めきっていた。
そりゃそうだ。
いざ食べようとしたときに悪魔の電話がきたのだから。
こんな状態でまったく食べる気は失せ、相変わらずの吐き気。
旦那が出かけてからどれくらい時間が経ったか感覚がないが、
食べない夕飯を早くかたさなくてはと焦った。
旦那が帰ってきたら、
「なんで飯くわねーんだ」
とまた恐怖が始まる。
すると外に車が到着する音が聞こえた。
なんとか食べない夕飯は証拠隠滅できたが、
夕飯を用意しておくと言ってしまっていたから、
今度はダッシュで旦那の夕飯をあっためたりした。
唯一ごまかせないのか、涙がずっと止まらないことと、そのせいでの鼻水。
鼻をすすっていれば「何泣いてんの?」とか、「なんだお前?」と始まる。
お腹のあの痛みはなくなったものの、張ったままで、
しかし、体調不良もお腹の張りとかだって言えば文句を言われるだけだから、
言えない。
そのくせ、その手のことが尾を引けば「なんでいわねー?」とか責められる。
さっきの電話の中でも似たようなことがあった。
「体調悪くても遠くまで食材買いに行ったりしてる」と言えば、
「そんなの言わないお前が悪いんだろ」
「ゴミ捨てだって、ちゃんとやっている。」と言えば、
「お前が何も言わないから俺は捨てないだけだ」と。
言えばスーパー寄ってきてくれるのか?
何かのついででさえ面倒くさがってよらないのに。
ゴミが多かったり重かったりしたら「俺捨ててこようか?」となぜ言わない?
以前ゴミ捨てくらいする。と言ったので、頼んでいた時期があったが・・・
たった数日で文句。
頼めなくなった。
なんでもかんでも、
頼らないお前が悪い。
言わないお前が悪い。
こんな状況で頼みなどできるわけがない。
相手が怖いからだ。
暴言が怖いから。
睨まれるのが怖い。
威圧感を与えられ、雑談すら気楽にできないのに頼みごと???
無理ジャネ?
玄関の扉が開いた。
第一声、「何でカギ空いてんだ?」
ひきつった笑い。
でも、この笑いは無理して笑おうとしているようだった。
しかし、勘違いだったら怖いから、あまり顔を見ずに「すぐ帰ってくるとおもったから」と言った。
「いつ帰ってくるかなんてわかんねーだろ?
すぐって言ったって、その短時間に変質者とか入っていて殺されたりしたらどーすんだ?
ただでさえ、変質者がいて危ないからカギ閉めろっていつもいってるだろ!」
何だかわざと明るく言っているトーンに聞こえた。
けど、ヴォリュームは大き目。
これも勘違いだと怖いから、
洗い物をしつつ、
「そうだね、短時間でもカギかけるようにするよ」
そう答えた。
暴言、暴力に苦しんでる人たちは小さな声の大きさの変化やそのトーンにおかしいくらい敏感になる。
そーいったものに全神経を集中させる。
柔道の受け身みたいなものだ。
無意識にそうなっちゃうのだ。
ニコニコとウサギさんに声をかけ、
買ってきたビールを空けながらソファーに座った。
私はどうしていいのかまだ少々パニくっていた。
洗い物をしながら、このままふてくされてればまたキレるかもしれない。
お腹痛いし、横になりたいけど、ふてくされてるととられるだろう。
だからってバカみたいにヘラヘラ何事もなかったかのようになどできない。
明るくふるまっても、暴言で返されればまたしばらく立ち直れないほどのダメージを食らうことになる。
幸い、洗い物の水の音で鼻水をすする音は隠せる。
身の振り方が決まらないまま洗い物が終わってしまった。
旦那はDVDを借りてきたようだった。
ドラ○ンボールが始待っていた。
ケンカして、場つなぎ&仲直りに旦那は良くDVDを使う。
ハッとそれを思い出した。
さらに、ド○ゴンボールなんて会話のしやすそーなチョイス。
でも、勘違いだと怖いから、(←こればっかw)
とりあえずトイレに眺めに入った。
便秘気味だし、あわよくばお通じしてくれればと頑張ったが、
お腹張ってるのに力むとかやっぱムリで、
トイレで友達にメールしたり、携帯ゲームしたり・・・
それでも粘ってトイレで時間をつぶし、
これ以上居座ったらまた何を言われるかわかないと思い部屋に戻った。
一緒にソファーに座ってるのが普通だけど、
私は布団に横になった。
一度チラッと私を見たが、すぐに前を向いた。
「は?なんで布団いってるわけ?」の怒りor「せっかく仲直りしようとしてるのに。」の悲しみ
どっちでもよかった。
とにかく、お腹が重いような感じで横になりたいのだ。
ドラゴ○ボールの映画もちょうど見たことないやつで、
ケンカしてなければ多いに盛り上がったことだろうと、私は少し悲しくなった。
心の中で、
「あれ?悟空いつ死んだっけ?」
「ピッコロでてくるかなー」
「ブロリーって大してしゃべらないけど、この映画だとカカロットと笑い声しかなくね?」
・・・
言いたいことはいくらでもあった。
言えなくて苦しい。
聞きたい。
悟空は?悟飯って?この女キャラブルマとかぶる。
何でシェンロン呼べないの?
発言をとどめておくのが大変辛かった。
この旦那はなんてイイDVDチョイスをしたのかと、悔しさすら覚えたw
しばらくして、私はソファーに行くこととなった。
旦那が夕飯を食べおえたみたいで、食器はすぐに下げないと私の決まりだった。
肉じゃがだけ、少し残していた。
「もうかたしていい?」
「肉じゃが味濃いよ」
「じゃあこれもかたしちゃうね。見ての通り鼻詰まってるから味覚おかしいかも。」
「いや、食うよ。」
????珍しい。
ビールのつまみがないからかと思い、大好きなアル○ォートというお菓子を出した。
旦那も大好きだから。
しかし、「いらない」と。
挙句、「菓子食うんじゃんくて、ちゃんとメシ食え」
ともっともらしいことを言う。
「あんまり食欲ないから」
と笑って見せた。
と、
「あ、今度からビールこれでいいから」
見たことないノーブランドの発泡酒のようだった。
「???なにこれ」
「これなら500円しないくらいだから」
「え???」
「ただ、どこにでも売ってるもんじゃないかも。」
どういう風の吹きまわしだろう。
そこから旦那は嬉しそうに、
「ブロリーつえー」だのなんだの・・・。
私もさっき言えなかったことを言い始めた。
旦那も○ラゴンボールについて話したくてたまらなかったのだろう。
楽しく見終わって、次に洋画DVDをセットした。
サスペンス物だが、これも二人とも好きな作品だった。
冒頭を少しみて、「明日のためにとっておこう」と旦那はDVDを切った。
そして、いつもの「ゲームやろう」。
付き合うと、楽しそうにいろいろ話はじめる旦那。
しかし、私の心中はまだ穏やかじゃない。
確実にマイナスに向かってる。
旦那が多大な努力をしようものならわからないが、そうでもしなければ私に植え付けた恐怖心は消えない。
そして、今の私は一人じゃないから。
私は平気でもお腹的にダメなら一番ダメだ。
そろそろ寝るーと布団に行く旦那。
ストレッチしてほしそうにされ、してあげる。
寝る時もくっついてきたり、日ごろと何も変わらない。
私は全然眠れなかった。
いろいろなことを考えた。
先日、寝る前に考え事してしまって寝れなくなるみたいなTV。
「これ私じゃん」
「そうだね。」
「でも、考えないことってムリじゃない?」
そう言うと得意げに、
「むりだから、もっとスケールのでかいこと考えて、自分の悩みなんてちっぽけだなって思えばいいんだよ。」
そんな会話を思い出した。
そして、実行してみた。
砂漠→植物が育たない→食べ物がない
そう私の頭は考え出した。
が・・・
食べ物がない→私じゃん!
スケールをでかくしよう作戦も難しい。
気づけば深夜。
今度は昔の旦那や自分を思い出して涙が止まらなくなってしまった。
過去は幻で、今は今。
あのころの旦那も本当の旦那なんだから悪いヤツじゃない。
でも、私が幻の過去にとらわれていて、それを押しつけてるだけなのかも。とか。
過去をうらやましく思うってことは、現実に満足していない証拠。
いつまでも幻を追っていても所詮幻。
叶える未来の夢ではない。
寝てみる夢と一緒だ。
携帯を持ってトイレの前の床に座り込んだ。
勢いでブログを更新したけど、
涙は止まることはなく、
次に気づけば朝の5時近かった。
寝てはいるが、寝ながら私がいないことに旦那が気付いたようで、
トイレに行ってた定位で布団に戻った。
寒いとくっついてくる旦那。
起きる時間になっても私の手を離さず、
確信犯で遅刻していくと。
子供か?!
とりあえず、今もずっと調子が悪い。
いろいろ考えなきゃだけど、
まずは体調を戻すことを優先しようと思う。
とにかく、疲れた。