本日は講師の先生の招いての勉強会です。
上野裕一先生。
流通経済大学学長補佐、同大ラクビー部CEO、国際ラグビー評議会指導者、医学博士などなど、まだまだ書ききれませんが数々の偉業を成し遂げていらっしゃったお方です。
そんな恐れ多い方が私等ペーペーのために講義をしてくださったのです。
題名は”Coaching”
我々の勉強会の根本ともいえる部分です。
まずはじめに、
”なぜバレエを教えるのか”
ということを改めて問われました。
”なぜ指導なのか” ”なぜバレエなのか”
これに関しては私たちはそれぞれ明確な目的や目標を持っています。
だから勉強会をしているわけですし。
ただ、根源となる目標や目的は変わらずとも、細かな目的はその時々で少しずづ変化しているのも事実です。
Coachingの”Coach”の語源は馬車。
生徒が行きたい目的地に運ぶ手助けをするのが教師の役目です。
いいコーチとは何なのかを考えるときには、
やはり生徒の目的を達成させられること。できないことをできるようにすることがまずは感じな役目なのだということを再確認しました。
"Achievement strategy” スポーツ界ではそう呼ばれるそうです。
さて、いよいよ実技。
モデル
プレイヤー
コーチ
エデュケーター
の4人に分かれて、モデルがしたポーズを
コーチがプレイヤーにさせるべく指導するというものです。
エデュケーターはそれを評価する役目。
役割を簡単に説明するとそんな感じです。
ルールは、
1.プレイヤーはモデルを見ることができない。
2.コーチは言葉だけで指導しなければならない。
これは、お手本を見せるのが当たり前のバレエ界の私たちにはなかなか難しいものでした。
つい手が動いてしまう。。
なんて言ったら伝わるか。。
モデルがバレエのポーズならまだしも、モデルがとったポーズはよこに寝そべって肘をつき膝を立てる
例えるならば”寝ながらテレビ見るポース”。。ですかね。
とにかくバレエのポーズで説明できないのも、手足を動かせないのもとても大変でした。
なんとかプレイヤーの格好がモデルと同じに仕上がったところで、上野先生が一言。
格好だけでは合格でしょう。ただ、バレエが芸術で細部にこだわるということならば、微妙な角度や腕の伸ばし具合はどうですか?
確かに、完璧ではありませんでした。
また、皆でフィードバックをしていると、言葉で表現することの難しさはもちろん実感しましたが、
バレエ用語という共通語が私たちにはあるので、方向や形もバレエ用語で説明できる部分もあるのではないかということに気がつきました。
”膝を屈曲して股関節を外旋する”より”2nd positionでgrand plie”など。共通語を用いることでスムーズに指導が進むこともあります。
続いて、この実技の評価項目を各自がそれぞれ5つ考えました。
私が挙げたものとその方法をまとめると、
1.モデルと同じ格好にできたか → 色んな方向から見て確認する
2.細部はどうだったか → 角度や高さはどうだったか
3.分かりやすく伝えたか → 伝え方は明確だったか ex)上体→腰など具体的名称で伝える。
4.生徒は理解していたか → 生徒に”分かった?”などと確認する。
5.時間はどうだったか → なるべく早く仕上げる。時間を計る。
このとき私が最も大切だと思ったのは、生徒の理解を確認することです。
困った表情をしている生徒にはもちろん声をかけますが、
分からないと言えない、聞いたら怒られるのでは、と思っている生徒もいるため
声をかけ、理解を確認することはとても大切です。
なぜバレエを指導するのか。私の場合、この先それは変化していくものかもしれません。
でもきっといかなる時も、”生徒をゴールに運ぶサポート役”という考えは変わらないでしょう。
そして、自分の指導をエデュケーターである先生方にチェックしていただきながら、
いい指導とは何かを、追求し続けたいと思います。
