しあわせの種130号

 

自然から見ると人間は動物で特別な存在ではありませんが、私たちは自然からかけ離れた生活に拍車がかかっています。

それが色々な病気を引き起こしているので、できるだけ自然に沿った生き方を心がけましょう。

 

外食すると真冬でも氷入りのお水が出てきます。

胃腸の運動も低下させ、消化酵素の働きも悪くなります。

食事の時は暖かい物を飲んで下さいね。

 

 

  梅雨の時期におこりやすい「水毒」

 

梅雨の時期になると身体がだるい、低気圧前の頭痛、関節の痛みの相談が増えてきます。

身体の中に不必要な水分が溜まっている状態、「水毒」が一つの原因です。

 

「水毒」とは、西洋医学の「水中毒」とは別の概念で、体内の水分のアンバランス(過不足)としてとらえます。

 

例えば、二日酔い、熱中症、激しい下痢は脱水による水毒。

逆にむくみ、胸水、胃内停水(おなかがチャポチャポする)などは水分過剰。

他にも、くしゃみ、水様性鼻汁、喀痰、下痢、頻尿、寝汗をかく、瞼や下肢のむくみ、下腹ポッコリ、下半身デブ、舌がぼてっとしていて歯形が付いている等は水分過多の症状です。

 

飲んだ水は、胃腸から吸収され、血管を通って全身の細胞に運ばれていき細胞の中に入ります。

細胞からの不要な水分は、下水道の役割のリンパ管に入り回収され、最終的に尿として排出されます。

 

熱中症や血栓予防のために水分摂取が推奨され、

逆に水分の摂りすぎによる症状が多くみられます。

 

いくら水を飲んでも細胞の中に入らないとダメなのです!!

 

赤ちゃんが瑞々しいのは細胞の中に水がたっぷりあるからです。

柔らかいスポンジは水をたっぷり含みますが、堅いスポンジは含めないですものね。

 

水毒をおこす原因

 

1)冷たい物のとりすぎ

  胃腸の機能低下⇒胃内停水(おなかがチャポチャポする)、水溶性鼻水、くしゃみ、喀痰、下痢

 

2)水分のとりすぎ

  温かい飲み物でも、水分を多く取り過ぎると身体は冷えます⇒頻尿、瞼や下肢のむくみ

  1日の水分摂取の目安は、食事の水分を含めて1L~1.5L程度です。

  汗をたくさんかく場合は多めに飲んで下さい。

 

3)腎臓、心臓の働きが弱っている

 

 

 

水分代謝を良くするために

 

 

1.水分は一気に飲まず少しずつ飲む

 

2.お風呂はシャワーだけにせず湯船につかる

 

3.適度な運動を、1日30分以上は歩く

 

 

 

 

【湧泉のツボ刺激】

 

 

湧泉は体内の老廃物を排出する、腎臓につながるツボです。

むくみ改善のほかこのツボを押すと元気が泉のように湧き出るといわれています。

 

 

●右手を握り、人差し指の第二関節を使い、左足の涌泉をぐりぐり強めに押します。

右足も同様に。

 

●ゴルフボールのような硬めのボールを床に置き、左右の足の涌泉にあてて踏み、体重をかけて踏むのもよいでしょう。

 

●両手の親指を交差させ、3秒かけてゆっくり押す、3秒かけてゆっくり力を抜く、と言う押し方もあります。