電車から見えた夕焼けと光り輝く川があまりにも美しくて写メしたら、隣にいたおじいさんが「綺麗な夕日ですね〜。」と話しかけてきた。
      
何だか嬉しくなって、「こんな風に写真撮れたんですよ〜」とスマホを見せる。
     
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おじいさんは「ちょっと待ってくださいね」と鞄から老眼鏡を出し、ジックリと見てくれた。
「わぁ!こんなに鮮明に撮れるんですね!こういう風景とかよく撮るんですか?」と、話が弾む。「僕はこの近くに住んでるんですけどね、こんなに綺麗な夕日はなかなかないですよ。素晴らしいタイミングですね。」
     
うん、本当に素晴らしいタイミングだった。
数分早くても遅くても違う。この夕焼けはこの一瞬だけ。その感動を、見知らぬおじいさんと「綺麗ですね」と分かち合えたのが嬉しかった。
おじいさんとも隣のドアにいたら会えなかったし。
       
おじいさんは一駅先で降りたけど、降りるまで何度か私に「素晴らしいタイミングですね」と言ってくれた。
 
    
もしかしたらあのおじいさんは神様で、私の行いに対してメッセージをくれたんじゃないか?
だとしたら、このまま直感に従って行動し続けよう。きっと、何もかもが「素晴らしいタイミング」なのだから。