3月4日に「仮面芸能のふるさと奈良」プレイベントに参加しました。奈良県立美術館の50周年記念イベントで県立美術館としては古いほうらしい。
#奈良県立美術館 開館50周年記念特別展のプレイベントやったので、館長の #籔内佐斗司 氏をお近くで拝見。氏のデザインされた #ゆるキャラ #せんとくん に耳👂までそっくり😃これ、奈良県民の常識?ロビー展示のお面👺は氏の作成で、手に取る事ができました。見た目より軽かったけど、ヒノキかな? pic.twitter.com/DPWP6pmoHE
— Sally_Osaka (@osaka654) March 5, 2023
奈良県のマスコットキャラクターせんとくんの作者薮内佐斗司先生(美術館館長)が制作された面がロビーに展示。手に取ることもできて大人(視察かなという人も)も子供もテンションあげあげ⤴️
司会の桂吉坊さんに脱帽。登壇者の彼への信頼が厚い❤️
吉坊さん、おめでとうございます!
令和4年度 大阪文化祭賞 贈呈式
— 桂吉坊 (@kichibo_rakugo) March 13, 2023
小さなハプニングだらけで審査員の方々から「今年の贈呈式は面白かった」とw
ありがとうございました。皆様おめでとうございました!いざ、次の現場へ💨 pic.twitter.com/jHFyujHBEz
平成伎楽団
薮内先生作のかわいい伎楽面をかぶった狂言「大和西瓜」。頭にスイカを載せていて可愛い😍
これです↓
茂山千三郎さん(日本一よくしゃべる狂言師といわれるらしい)の脚本。
ネタバレ注意↓
↓伎楽は平安時代に仏教が密教化して衰退したらしい。奈良には多く伎楽面が残っていて国宝も。
すっぽりかぶる伎楽面は無言劇仕様。自分の声が面の中にガンガン反響するし、相方のセリフも聞き取りにくいと素顔になった茂山さんが語っていました。
基調講演「仮面の魔力」
翁の仮面を被って演者の宮本先生登壇。アニメ犬王の能楽監修をされました。
『#犬王 』の世界を支える、お三方をご紹介します📢
— 【公式】劇場アニメーション『犬王』熱狂上映中 (@inuoh_anime) July 27, 2021
🎯歴史監修:佐多芳彦さん
🎯能楽監修:宮本圭造さん
🎯琵琶監修:後藤幸浩さん(@satumabiwagenjo)
後藤幸浩さんには、本編の琵琶も演奏して頂いています✨
室町時代の《能楽》が本作で、どのように描かれるのか…ご注目ください🙌 pic.twitter.com/izFHVzChTN
•仮面芸能以前の縄文時代•弥生時代からお面があり、纏向遺跡からもお面(鍬を転用?)が発掘
*講座開催のご案内
— なら歴史芸術文化村 (@narabunkamura) November 10, 2022
11月20日(日)14:00~15:00
講座 奈良の記念物(第一回)「纒向遺跡の木製仮面とその性格」を開催します。
令和3年度に奈良県指定考古資料に指定された纒向遺跡の木製仮面について、桜井市教育委員会文化財課の福辻さんにお話いただきます。(要申込)https://t.co/jm0ydTBDhY pic.twitter.com/PJUGCuTjRl
•鎌倉時代まで大陸から流入した伎楽面を被ってパレードを行っていたがパントマイム劇に用いられるようになった
•能のルーツの一つは大陸から散楽(仮面なし)で、サーカスでピエロが幕間にするコントや曲芸のようなもの
•追儺(ついな)に仮面が取り入れられ、これが能の源流(猿楽)となった
興福寺 追儺会の青鬼さん、やんちゃでよく動き回っていて、一番印象的です👹 悪役って魅力的でもあるんですよね…!
— いがさん@奈良の編集ライター/移住2年目 (@igacham) February 4, 2023
カメラに向かってさり気なくピースも!🤣✌️ pic.twitter.com/mTiltOiaH0
•翁は特殊な能の演目で、翁の仮面そのものが神とされ人々を祝福する
【翁―大名細川家の能の世界―】
— 永青文庫 (@eiseibunko) August 10, 2020
細川家には翁面が複数伝わっていますが、本作はそのなかでも室町時代に制作された貴重な一面です。
面裏に金泥で「日光作」と極めが記されています。日光は翁面を制作した伝説的な面打師ともいわれます。
※本作は本日までの展示。#永青文庫 #能楽 #能面 pic.twitter.com/S2fx2ZNFqK
•翁と鬼はセットの関係にある
•巫女舞は必ず神がかりになるための旋回があり、これも能の源流の一つ
•戦国武将も合戦では面を被った
トークイベント
宮本先生、能楽囃子方大蔵源次郎さん(人間国宝)、元春日大社権宮司岡本彰夫さんの対談でした。
岡本氏の対談サイト↓
奈良の時代区分は明治維新、鎌倉時代から幕末までで、平安時代のことはよくわからないようです。春日大社の五番目の神様の若宮社の創建が1135年(生まれたのは1103年と記録)なので、これより以前には記録の空白があるんかな。
能楽のルーツは猿楽能と田楽能でしたが、田楽能は興福寺が一曲を伝えるのみとなったようです。
田楽は元は田の神を祀る芸能。
宮本先生によると翁猿楽のルーツは京都の岡崎公園の辺りにあった六勝寺かもしれないということです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/chusei/30/0/30_30_115/_pdf/-char/ja
石見神楽ヤマタノオロチ
島根県西部には神楽を演じる団体が250、浜田市だけでも70もあって生活の一部2019年には日本遺産🇯🇵に認定👏
舞台いっぱいに並んだ8頭の大蛇は圧巻でした。石州和紙と竹ひごで作られ、延ばすと16メートル、縮めると1メートル。
これをバスで持って来たんかな。
大蛇の中から出て来た草薙の剣は後に三種の神器の一つとなります。この話は鉄器の導入と関わってるんやろな。大蛇を退治したスサノオは朝鮮半島(新羅)に渡ったと日本書記に記載されています。
鉄は朝鮮半島から輸入されていたし。
大蛇を眠らせる毒酒も出てくるので、お酒と鉄器は近い時期に日本に入って来たんかな。
(おわり)