小学校に、入学する。
多分、喜連小学校だったと思う。
担任の先生は、アサカ先生だ。
入学時に先生は、母に「私は、子供の好き嫌いを治すのが得意です。」
みたいな事を言ってるので、少し、ビクっとした。
自分で言うのもなんだが、子供のころは、
好き嫌いが激しかった。好き嫌いというより、
食えないのだ。 ちょっとでも合わない物が
口に入ると、「おえー」と言って吐き出してしまう。
当時、脱脂粉乳と言うミルクの様なものが、給食に
付いてきて、本当にまったく飲めなかった。
においだけでも駄目な状態だ。
好き嫌いを直すのが、ライフワークの先生は、
うれしそうに、「一口だけのんでみい」と言ったが、
絶対、飲めないと解っていたので俺はイヤイヤと首をふっていた。
アサカ先生は飲むまで、横に付くという戦法でて
俺をにらみつけながらがんばっていた。かなり長い時間の後、
(給食の時間はとっくに終わっていた)と思う。
それから、俺の前方に回り、「一口でいいから飲んでみいー!!」
と、ちょっと切れかけた声で言いながら
銀色のおわんにはいった、脱脂粉乳を無理やり俺の
口につけ、白い液体を無理に入れようとし、そして入れた。
その次の瞬間、当然だが凄まじい吐き気に
おそわれた俺は、(けっしてわざとではない、先生はこわい人で有名だった)
先生の顔にブーと、吐きかけてしまった。
苦しんで涙目で「はーはー」言っている、俺に
先生は、顔を拭きながら「こんな強情な子知らんわ」と言っていた。
「先生、強情じゃないんです。喰えんもんは喰えんのですわ。」
と言いたかったが、1年だったので大声で泣くしかなかった。
その時以来、先生は無理に食べさそうとはしなくなった。
ちなみに遺伝だと思うが、うちの下の子も食べれないものが多い。
しかも、俺よりひどい。。。。。

